授乳
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いかにも想像で作ったという感じの現実感の薄い登場人物ばかり。 3編の短編よりなる。 「授乳」であるが、3編の中で最もつまらない。作中の家庭教師はまるでマネキン人形のように、自分の意志というものを持っていないかのように、描かれている。 「コイビト」が最も興味深い作品であった。主人公のとってのホシオや、女の子にとってのムータは、偶像なのだろう。クリスチャンである私の読みでは、偶像崇拝に読めてしまう。つまり、彼女たちにとっては、ぬいぐるみと自分は、ぬいぐるみが教祖で自分が信者という非常に狭い宗教なのだ。この女の子が現実世界に存在したら、おそらくは発達障害なのだろう。 「御伽の部屋」でも関口要二のような、やはり現実感の乏しい人物が登場する。細かい点を指摘して恐縮だが、何故、”要次”ではなくて、”要二”なのだろうか?変な名前の付け方だ。正男は性同一性障害ということだろう。19年前の作品なので、今よりも性的マイノリティーに対する世間一般の理解は少なかったかもしれない。ラストでゆきは理想の男性が、実は自分の中にあることを知る。ここは、意味深で作者が伝えたい意図はいかようにもとれる。何度も繰り返し読んで、その都度違う解釈ができそうだ。なるほど、このラストシーンがさすがだ。若き日の作者の才能の片鱗が見える。 | ||||
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たとえ酒を飲んで酔っ払った状態でも、話の筋を見失うことなく読めるのは、クレイジーサヤカ氏の手腕によるものだと思う。このまま、この美人作家さんには、ぶっ飛んだ路線を突き進んでいってほしいと思う。 | ||||
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これは、ついていけない。 | ||||
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個性はもちろん尖ってますが、 すげぇ! とのけぞるほどの、 村田さんの最大パワーは、 デビュー作や初期作なので、 文学っぽさに塗りつぶされ、 いらん描写に薄められて、 少しというかだいぶ、 薄味です。 ぼくはファンなので、 一応最後まで、 興味深く読ませていただきましたが、 これを最初に読んでいたら、 ファンになれたかわかりません。 よくある、 賞をとりそうな作品、 (それを狙っている作品) デビューしやすそうな作品、 文学好きがあれこれ想像して、 隠喩だのなんだのと、 言いそうなやつになってます。 村田さんの作品は、 変人から狂人までという、 せまい範囲から選ばれる主人公で、 どれも似たタイプになるのですが、 この本の主人公たちは、 自己愛と自己完結が強く、 周りはすべて飾りなので、 あまりにも詩的な表現、 というかゴマカシというか、 逃げというか、 辛辣な言い方になりますが、 空っぽの部分が多すぎて、 (意味はあるのかもですが、 示されないのでなくても変わらん) これなら村田さんじゃなくても、 他の人にも書けるなと、 初期の力不足は感じました。 なので、 尖った部分はすごかったですが、 あとはイマイチということで、 なんとか読めましたという、 ★三つにさせていただきました。 ファン向け作品ですね。 この本から読み始めるのは、 ススメません。 | ||||
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すごい作家さんです。うすこわいのに目が離せない。物語は静かに進んでいくのに、主人公が徐々に覚醒していく様が読んでいてはらはらします。緊張します。作者の描く世界、というより作者の住んでいる世界はとても怖いのに妙に魅力的で、禁止書物を読んでいるような背徳感です。 | ||||
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