(短編集)

信仰



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信仰

2022年06月08日 信仰

世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ 「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」 好きな言葉は「原価いくら?」で、 現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。 同級生から、カルト商法を始めようと誘われた彼女は――。 信じることの危うさと切実さに痺れる8篇。 〈その他収録作〉 ★生存 65歳の時点で生きている可能性を数値化した、 「生存率」が何よりも重要視されるようになった未来の日本。 生存率「C」の私は、とうとう「野人」になることを決めた。 ★書かなかった小説 「だいたいルンバと同じくらいの便利さ」という友達の一言に後押しされて、クローンを4体買うことにした。 自分を夏子Aとし、クローンたちを夏子B、C、D、Eと呼ぶことにする。 そして5人の夏子たちの生活が始まった。 ★最後の展覧会 とある概念を持つ星を探して、1億年近く旅を続けてきたK。 彼が最後に辿り着いた星に残っていたのは、1体のロボットだけだった。 Kはロボットと「テンランカイ」を開くことにする。 (「BOOK」データベースより)




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信仰の総合評価:8.33/10点レビュー 42件。Dランク


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No.42:
(3pt)

村田ワールド

面白い。独特。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.41:
(5pt)

よかった

よかった
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.40:
(4pt)

村田さん、天才か!?すごいディストピア物語たち

村田紗耶香さんの短編集。

表題作『信仰』はじめ8つの作品を所収。ディストピア的SFチックな作品6つと自己を省察するエッセイ的作品2つ。どれもがほの暗い、それでいて辛辣に現実の行き過ぎや異常さを清冽に指摘する作品群。
美しい文体が描く現実はグロテスク極まりない。そのギャップに酔いしれます。

・・・
それでですね。短編ですがどれもすごかった。印象的過ぎました。

どれか一つ一番を決めろ、と言われたら、これは実に難しい。8篇の短編の内、ぜひとも読んでほしい4つを簡単に。

『信仰』はカルトを始める若いグループの話。その中でもいつでも正しすぎる永岡の哀しい姿が印象的。ビジネス的に読み解けば、はブランド価値が分からない悲しい女性の話、という至極単純な話ではありますが。製造原価という『信仰』以外に信じるものがなかったのですね。あと、他人の価値観も、信仰の対象外だった、ということですね。

『生存』、これも怖かった。世の中のすべてがAからDまでランク付けされ、それによって生存率が決まる世界。ランクの異なる結婚にはさらに子どもの生存率が低下する。愚行権や生存率以外の価値観が許されないような点がかなりディストピアです。なお、続く『土脉潤起』は『生存』で野人にかえったクミを家族の側から描いたような作品。

『書かなかった小説』・・・自分のクローンを4体購入し、あわせて5人の『自分』を運営していく話。クローンの内の一体が亡くなり、クローン同志で反乱?が起きたり、ひいてはクローンが実人物として働き、本当の自分がクローンに支配されるような生活へ。

最後の展覧会・・・失われた概念『ヒュポーポラヒュン』を求め宇宙を旅するK。ある星で類似の概念『ゲージュ』(要は芸術ですね)を守るマツカタに出会う。彼らは尽きゆく寿命を前に展覧会を催し、宇宙に招待状を投げる。星新一的雰囲気。

そのほかも本当に良かった!

・・・
ということで村田さんを初めて読みました。

うまく言い表せませんが、『わかる、そうなんですよね』と言いたくなる作品でした。世界が一方向へ向かう恐怖というか。

できればまたほかの作品も読んでみたく思いました。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.39:
(5pt)

星新一のような

とても高いところから見下ろしたような文章で、人もその感情も冷たい構造物みたいにすっと入ってくる。風景の描写がきれいで、物語の背景に真っ白に漂白された村田沙耶香の作った都市を想像する。最後まで読んだら翻訳された小説の原文だそうで納得した。夏子A…の話の余韻が好き。とても良い小説集だった。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508
No.38:
(5pt)

物語の底に流れる気味悪さみたいなもの

8つの作品で紡がれた短編集は、各物語の底に流れる薄気味悪く背筋がゾッとするような感覚を覚えつつ、一気に読まされてしまった不思議な世界観に魅了された一冊でした。
信仰Amazon書評・レビュー:信仰より
4163915508



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