未来からのホットライン



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初公開日(参考)1983年03月
分類

長編小説

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未来からのホットライン (創元SF文庫)

1983年03月31日 未来からのホットライン (創元SF文庫)

アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退した物理学者の祖父に招かれ、友人のリーとともにイギリスへ向かった。祖父が政府の助けもなく、独力でタイム・マシンを完成させたというのだ。タイム・マシン・テーマにいどんだJ・P・ホーガンのお手並みやいかに。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

未来からのホットラインの総合評価:8.79/10点レビュー 24件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

未来からのホットラインの感想

ハードSFでタイムトラベルが読みたいときにぜひ。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.23:
(5pt)

タイムパラドクスへの真っ向勝負

過去を改変することによる影響から目を逸らさずに向き合っている本作。
時間への解釈を深堀せず、ドラマチックな群像劇に逃げている作品が多々あるなかで貴重な作品です。
未来からのホットライン (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:未来からのホットライン (創元SF文庫)より
4488663060
No.22:
(4pt)

タイムパラドックスSF傑作。

"ふたりがいっしょにいられるかどうかさえも、たしかめる方法はない。彼をおびえさせたのは、その思いだった(中略)『忘れてなんかいなかったわ』と、彼女はいった。"1980年発表の本書はSTEINS;GATEの元ネタ、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||でも再注目されている時間SF傑作。

個人的には著者の本はデビュー作の『星を継ぐもの』につぐ2冊目として手にとりました。

さて、そんな本書はスコットランドの古城の地下室で老科学者が開発したタイム・マシン?【60秒過去の自分へ、6文字までのメッセージを送るプログラム】の実験に巻き込まれる、老化学者の孫にして数理物理学者のマードック、そして日本は大阪(!)生まれの親友のコンピューター技師のリーの2人のアメリカ人+猫のマックスウェル)を主な語り部にして、80年代のハードSFとしてタイムパラドックスによる危機が描かれているわけですが。

まず、テクノロジーが飛躍的に発達し、大容量データが飛び交う現在感覚から見ると、タイムマシンはおろか、ラストの五十メガバイト(!)にも【懐かしさや古さを感じるし】実験を繰り返しながら仮説を検証していく【展開もやや冗長に感じる】ものの、こちらがそもそも先で、かつ『セカイ系』ではありませんが。まんまプレイしたこともある人気ゲーム&アニメSTEINS;GATEなので、胸熱というか【おお、これが元ネタなのか】と感慨深いものがありました。

また2021年現在、劇場公開中の新劇場版エヴァンゲリオン4部作の最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』英語版サブタイトルとして、【本書の原題『THRICE UPON A TIME』が使われている】ことから、作品解説や考察記事であらためて注目が集まっているわけですが。『存在しなかったこと』と世界をリセットするも【どこかで『ちゃんと覚えている』描写がある】本書。鑑賞済の新劇場版を思い出しつつ、WEB検索での本書と絡めた感想も楽しませていただいていたり。

古典ハードSF、タイムパラドックスSF好きな方。あるいはSTEINS;GATEやエヴァンゲリオンが好きな人にもオススメ。
未来からのホットライン (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:未来からのホットライン (創元SF文庫)より
4488663060
No.21:
(5pt)

SFの巨匠はやっぱりすばらしい

SFの巨匠はやっぱりすばらしい。原語でも読みたい。商品も期日通りに届きました。
未来からのホットライン (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:未来からのホットライン (創元SF文庫)より
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No.20:
(4pt)

「私はあなただ」と納得させる手紙。・・・どう書く?

本作では「未来から実際に通信を受け取ることが出来る」ということを前提にして、
平行宇宙ではなく動的に変化する単一の宇宙という舞台が設定されています。
「大災害が起きるぞ!」という警告を未来から受けて、それに対処して被害を食い止めたら、
実際に被害を受けた世界と、誰かがそれを過去に向けて警告した行為自体が消失してしまうわけです。
しかしそこにパラドックスは生じない・・・何故なら「過去にそういう未来が有った」ことは事実だから。
難解な宇宙観ですが、「未来から実際に通信が来るという前提の上でなら」成立し得るかもしれません。

ホーガンはハードSFの書き手と言われますが、「創世記機械」でも見られるように
「悪い出来事をやり直せないだろうか?」「戦争などという愚かな行為を回避できないだろうか?」といったような
誰もが持っている願いを核にした「物語」を創作する優れたストーリーテラーだと思います。

この物語の佳境で、非常に興味深いシーンが出てきます。

物語では、未来の大災害を未然にふせぐため、それに関係する要人を説得しなければならなくなります。
しかしその人物は「タイムマシン」などというものは有り得ないと思っている。
そこで彼を一発で納得させる方法として採用されたのは、未来のその人自身が書いた警告文でした。
彼がそれを読んでどうしたかは本文を読んでいただくとして、
「これを書いたのは自分自身だと信用せざるを得ない文章」というものをどう書くか?・・・それは大変に面白い問題です。
何故なら「これを書ける者は自分以外ありえない」というような文章を判別できるのは、これもまたその人以外には有り得ない。
つまり、その「証明」はその人本人にだけ有効で、客観的な証明にはなり得ないのです。
それは物語の主旨ではないので、深くは描写されておりませんが、
実際に「未来からの文章を受け取ることが出来る」という事実を大勢の人間に納得させようとすれば、
この小説の何倍も苦労することは確実だろうと思います。

AIの発達が見込まれ、人間の意識をハードウェアに移植して「自分の電脳版」を作ろうなどという話が
SF小説以外でも論じられる昨今、
「自分ならどういう手紙を書いて自分であることを証明するだろう?」・・・と考えてみるのも
この小説のひとつの愉しみ方ではないかと思います。
未来からのホットライン (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:未来からのホットライン (創元SF文庫)より
4488663060
No.19:
(5pt)

面白かった

文章が読みやすくてストーリーもよく、引き込まれて面白かった。なんとなく暖かみもあり、よいSF。
未来からのホットライン (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:未来からのホットライン (創元SF文庫)より
4488663060



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