未来の二つの顔
- 人工知能 (40)
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昨今のai技術の進化は凄いが、それでもその先を予測(予想)した作品はまだ少ない。 その中でもこの書籍は昔から評価が高くかつ正確な世界観を表現してる | ||||
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ホーガンもクラークも、理想主義と言われることがありますが、理想が先にあるべきです。 理想があるからこそ、現実を正しく評価できるのではないでしょうか。 「2001年宇宙の旅」や「未来の…」のような小説があったからこそ、現実的なAIが創造されたのでしょう。 ああ、順序が逆だと言われそうですね(笑)。 多くのAI開発者がこれらの作品に影響を受けているのではないでしょうか。 主流派ではない坂村氏は、何とおっしゃっていたでしょうか。 SFファンで、ただ爽快感を求めるなら、この作品を楽しむべきです。 細かな議論は、正直言って迷惑です。 AIに対して疑念と期待を持つSFファンのあなたに。 これはあなたのための本です。 ぜひお買い求めください。 | ||||
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もう皆さんが書ききっていて今更付け加えることはないです。 現在の人工知能研究からみるとあら捜し出来ないわけではありませんが、 小説であってマニュアルや解説書や教科書ではないのでとにかく楽しんでください。 | ||||
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古典的なAI-SF作品です。 この作品は、書かれた時代が重要です。AI研究に使われていたコンピュータの代表は、DEC社のPDP-10という汎用大型コンピュータであり、開発に使われていた言語の代表はLISPでした。 この作品には、この時代の"AI開発の精神"が反映されています。 | ||||
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1979年に発表された、2028年の未来社会を舞台に機械の反乱をテーマに描いた作品です。 月面掘削工事における機械の誤作動を発端に人工知能の安全性に対する疑義が持ち上がり、人工知能が将来的に人類にとって脅威になるのか、はたまた心強い味方であり続けるか(=未来の二つの顔)を賭けて、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するスペースコロニーのような宇宙空間上に造営された巨大な人口居住地『ヤヌス』を舞台にして壮大な実験が試行されることになります。ヤヌスを支配する人工知能『スパルタクス』に対し、研究者と軍人たちはさまざまな攻撃を仕掛けることで、自主学習によって急成長するスパルタクスの行き着く姿を見届けようと試みます。 当時の人工知能研究者の協力を得て綴られた本作は、ディープラーニングに該当する概念や飛行型ロボット「ドローン」が登場するなど部分的に現在の科学ともリンクする先見性を持ち、そのテーマは発表当時よりも、シンギュラリティなどが話題となる現在のほうがより現実感を伴って楽しめるのかもしれません。 一方で、作品内での主人公であり人工知能研究の先駆者であるダイアーを中心とした主に科学者と軍人からなる登場人物たちや彼らの関係性の描写については、ダイアーが万能すぎる点も相まって全体的に平板で魅力に乏しく、かつ冗長に感じる部分も多く、SFというメインディッシュに対して盛られた付け合わせのパセリのような印象を受けてしまいました。また作品のストーリーとして致し方ない部分ではありますが、人工知能の危機そのものが本作の場合マッチポンプ的なものであるため、危機に対処するキャラクターたちへの感情移入が生まれにくいという点も挙げられます。 総評としては、『星を継ぐもの』などで著名な作者の代表作のひとつにも挙げられる本作は、SF作品としての先見性に秀で、思考実験としての面白さとその結末に興味を抱かせる強みを持つ反面、主に人物描写を中心とした小説としての魅力の弱さや冗長さを感じさせる作品でもあり、本書のテーマやSF作品全般、または著者の作品にとくに興味をもつ読者が当たるべき著書だと言えそうです。 | ||||
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