詩人と狂人たち (ガブリエル・ゲイルの生涯の逸話)
- 名探偵 (559)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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タイトルの通り分かりにくい話ばかりで集中できませんでした。 | ||||
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題名どおり、この作品の主人公は詩人で画家のガブリエル・ゲイルが狂人が起こす事件を解き明かすというロジックに特化した短編集。しかし『木曜の男』に引き続いて主人公の職業が詩人。本当にチェスタトンは詩人が好きだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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訳者の力量なのか、原作者の創作傾向なのか不明だが文章や発言がわかりづらく、ダレるところもある。 また、ミステリとして扱われてるが、いわゆる本格ではなく犯人の動機に焦点をあてる変格もの。 ミステリとして読むと普遍的な説得力に欠けると判断せざるを得ないが、それを補って余りある物語の特異さと、詩人である主人公が彼独特のロジックで論理的に事件を究明していく様は、「詩人と狂人たち」というタイトルにふさわしいトリッキーで幻想的な物語になっている。 第一話と最終話につながりがあり、シリーズとしてスッキリしているのも、ちゃっかりロマンス要素を入れてるのも好印象。 | ||||
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大変に面白かったので、低い評価が残念であり、自身の覚書ついでにレビューを書いておく。 文章は、翻訳小説だから(翻訳者の責任に帰する)というより、チェスタトンの豊かな比喩や諧謔表現を駆使した言い回しを読み解きながら読み進める必要があるため、当節の平易な文体に慣れた読者にはややとっつきにくいかもしれない。 内容は、『詩人と狂人たち』とタイトルにあるように、「自分は狂人の思考をトレースできる」と主張する詩人ガブリエル・ゲイル(探偵役)と狂人たち(犯人とは限らない)とのやり取りを描いている。8編の短編ミステリが収められているが、実際のところ、犯人よりも探偵役のほうが狂っているのではないか、いやとうとう狂った、奇天烈だ、とガース博士ら登場人物(と読者)に心配されながら、その真相が収まるべきところに収まるスカッと感がこの小説の読みどころではないかと思う。またその解明も、物理的に可能かどうかはもちろん、狂人たちがなぜそのような行動をとったのかの解明に重点が置かれており、つまりはタイトル通りだ。 こう書くと、ありがちなミステリじゃないかと思われそうだが、狂人の造形について今節の(ありえない)キャラクター作りとは一線を画しており、「自分もこういう心理状態の時が確かにある」、或は「こういう人、確かにいるな」と、思わずその人間観察眼に感心してしまうのも読みどころである。 | ||||
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恐らく、これは自分自身が南條 竹則の訳に慣れていない所為もあるのであろうが、中村氏と比較して若干読みにくかった。 ブラウン神父シリーズ、ポンド氏の逆説、木曜の男とこちらは全部、中村氏の翻訳で読んできて、南條氏の翻訳はほとんど読んだことがなかったので読み終えるのにやや戸惑った。 個人的には、チェスタトンの短編集の中ではいまいちぱっとしないイメージがあり、唯一自分が好きだったのが、黄色い鳥と石の指だ。 石の指はチェスタトンお得意の逆説が光っており、ブラウン神父シリーズの中に収録されていても何の不思議もない出来。 鱶の影はこの作品、唯一の本格であり、しかも、足跡のない密室を取り扱っているのですが、少々無理矢理な感じがし、個人的にはいまいち好きになれなかった。 今度、ポンド氏の逆説が南條氏の訳で出るそうであるが、こちらも一応購入して、中村氏との訳と比較するつもりである。 | ||||
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一話一話は、あまり目新しくもなく。 もう一捻りありそうでない感じがもどかしい。 | ||||
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短編なので、どれも流れが早いです。 牧歌的な場面が描写されてるな~と油断してると、 次には死体が転がってる記述になるので、軽く衝撃を受ける。 そして、”探偵役”が自分が犯人かの如く、瞬時に謎解きを始めるので面食らう。 なにかの解説でこれに言及してたことで、読んでみようと思ったのですが、 それが何か忘れてしまって、どこが着目すべき点だったのかも失念。 ちゃんとメモしとかないと駄目だなぁ~という顛末でした。 にしても、文体が堅すぎてめちゃくちゃ読み進めるのが辛かったです。 もちょっと訳しようはなかったのでしょうか。 | ||||
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