ストップ・プレス
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「ある詩人への挽歌」が大好きです。「学長の死」もかなり好き。「ハムレット復讐せよ」は正直退屈だけど世界観は嫌いじゃない。そんな私でも本作は耐えきれなかったです。ミステリとしては全然評価できないし、シュールなおふざけならば後年にもっとよい作品がいくらでもあります。 | ||||
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登場人物のセリフももったいぶってる。 比喩を使うにしても馴染みなないものなのでよくわからない。 ()の中の説明を読んでも訳が分からない。 本命の犯罪自体もなかなかおこらない。 真相の説明も分かりやすくならないものか? 説明を聞いても?な動機と犯罪。 もったいぶらず探偵がいないときにこっそり仕留めればいいのに。 何が評価されているのかわかんない。 時代も世界も飛び越えることができない作品。 | ||||
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ミステリーはミステリーですけど、普通の意味での推理小説じゃないすね。しかも、ミステリーとは言っても、起こる犯罪も悪ふざけの盗みとかで、 そんなんで五百何十ページですから、ミステリーらしさを期待すると、まじ腹立つかもしれません。しかも、オチとか見えてます。 じゃあ読む価値ないのか?違います。知的ブラックユーモアの皇帝、あのマイケル・イネスですよ、斜に構えた不謹慎さの漂う笑いが満載に決まってるじゃないすか!! ミステリーの要素も、あくまで黒い笑いを取るために過ぎないという有り様!イネス史上最高のユーモア小説かもしれないです。 だけどどうせなら、開き直ってミステリーの部分はもっと削り、最初から完全に笑いに特化して欲しかった。 笑い話以外はけっこうダレ、もう読みたくない、ストップ・プレス(出版止めろ)!!と思うところと、笑い過ぎて、人殺す気か、ストップ・プレス!となるところと、とにかく両極端…。 なんで、これのユーモアは好きだけど評価しにくくて、☆3としか、しようがない? | ||||
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「ハムレット復讐せよ」などでちょっと堅苦しい印象もあったイネスでしたが、これは面白いお話でした(笑)アメリカや日本などでは絶対出来ないイギリスならではの探偵小説です。知性的だけれどおかしな登場人物がたくさん登場し、やたらと長いところなど二作目の「ハムレット」と似ていますが、そちらに感じられたややもすれば退屈な長い事件の分析と鈍重な雰囲気を取っ払い、口達者な皮肉屋だらけの登場人物と、とんでもないジョークとユーモアを全体に散りばめた変化に富んだ、変わった探偵小説に仕上がっていました。 実際、この小説はジョークだらけで思わず笑ってしまうことも多々あります。……しかしそれは時にひどくブラックな形をとることもあります。そこがまたこの小説全体の構図でひときわ目立つ真っ赤な彩色をなしていました。 探偵小説としても失望させられるような出来ではなく、一連の事件のジョーカーがエリオットの考えを透視しているという謎を中心に、読者はわけがわからなく、しかし不快ではない形で煙に巻かれたまま物語は進んでいきます。この一連の事件がジョークのようであれば、登場人物の会話などもまたジョークと喜劇で溢れており、途中まったく厚さを苦にせず楽しんで読めました。雰囲気を高めたり人物を描くのも上手く、プロローグから引き込まれて読めます。 そして結末の大団円に達したとき、その普通に考えたら度肝を抜かれるような真相に私は変に感心してしまいました。笑ってしまうけれど、振り返ってみるとすごいです。<スパイダー>が本の中から抜け出したというより、<スパイダー>の空想の世界で行われたような犯罪を描いた、とんでもなく、しかし面白い趣向の探偵小説です。恐らくこんな小説は他にないのではないでしょうか? | ||||
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