国会議事堂の死体



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初公開日(参考)2000年01月
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長編小説

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国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)

2000年01月01日 国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)

英国国会議事堂の時計塔、ビッグ・ベンの改修工事中、壁の中からミイラ化した死体が発見された。後頭部を打ち砕かれ、着衣等から100年前のものと推定されたこの死体をめぐって検屍裁判が開かれたが、事件に興味を感じた若手議員ブライは調査委員会を組織し、謎の解明に乗りだした。やがて少しずつ集まりだしたデータから、19世紀の国会議事堂建設をめぐる秘話と、激しい愛憎の物語が次第に明らかにされていく。個性豊かな国会議員の面々が推理の饗宴を繰り広げる「時の娘」風の歴史推理の前半から、後半にいたって物語は思わぬ展開を見せはじめる。読み巧者フランシス・アイルズがただ一言、「真の傑作」と評した50年代の知られざる名作。 (「BOOK」データベースより)




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国会議事堂の死体の総合評価:7.50/10点レビュー 4件。-ランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.4:
(5pt)

唯一無二の逸品

原著1958年刊、邦訳刊行2000年、原題 Who Goes Hang?。
 綿密な取材によって事実と虚構の区別がつかないほど精巧に練られた傑作。
 第一部では、歴史問題との観点での調査になる必然から、謎解きにはつきものの尋問が当然なくて、代わりに各種文献や聞き込みによる手がかり収集であるところなど、のっけから意表をついていて、面白い本に当たっていると期待感が高まりました。
 新たな手がかりの発見によって、殺人発生時期が100年前(発表の1950年代からみて)から1940年代、つまり10年前にまで徐々に迫ってくる過程などは、久々に味わう知的興奮です。終幕での委員会内での息詰まる論戦、ラストのおち、訳者によるあとがきまで含めてほぼ完璧(ー_ー)!!
 考えてみると、このような異色な設定の作品というのはプロパーのミステリ作家では書けない類のもの。さらに言えば、同じ作家でも二度は使えないプロットであるわけで、そこをクリアし、高い完成度で我々を愉しませてくれることになった奇跡を称えたいですね。
国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)より
4336041652
No.3:
(1pt)

わかりづらくスローテンポ過ぎ

登場人物たちのもったいつけた会話、ストーリーの本筋とは関係ない事柄のだらだらとした説明にうんざりし、イライラの末3分の1くらいのところで読むのを諦めた。
現代物では10頁程度であっさり済んでしまうような内容でも、本書では30~40頁かけてまわりくどくどダラダラと説明しているので、話がどこに向かっているのか、本筋がどこにあるのか意味が分からなくなる。
本書は非常に高い評価を受けているようであるが、スピーディーな展開の現代物が好みの方にはまるでおすすめできない。
国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)より
4336041652
No.2:
(5pt)

堅いタイトルに反するユニークな物語

(1958英)
前半は、純然たる歴史ミステリの様相を呈し、ブライ委員会の議員たちも様々な資料をあたりつつ、
なかばゲーム感覚で被害者の身許と加害者を突きとめようとする。
なにしろ百年前とおもわれる事件の推理だから、議論の最中、皮肉・ユーモア・洒落・ジョークがとびかい、
緊迫感なしに、彼らのお遊びにつきあっていける。
一件落着! とはならず、
後半は、前半集めた情報を活用しながらも、議員たちの視線が厳しくなり、状況が俄然、現実味を帯びてくる。
遊び感覚がここへきて引き締まった議論に転じ、いままでの被害者・加害者はどうなっちゃったのよ? 
てな具合の豹変ぶりをみせる。
終盤は二転三転四転...と、少しクドいが、徹夜必至のおもしろさである。
堅いタイトルに反する、ひじょうに柔軟かつ目まぐるしい展開で読者を打ちのめすのユニークな物語だった。
小林晋さんの解説もすばらしいが、先回りして読まないほうが愉しめます。
国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)より
4336041652
No.1:
(4pt)

最後まで飽きない。

 ビッグ・ベンから見つかった「100年前」としか思えない死体を元に前半はなんとなく歴史ミステリみたいに進む。委員会と呼ばれる議員の集まりの収集する情報を元に論理的に、それはもうきわめて論理的に事件の構築が行われる。 でも実際にそんなことがあったかと思えるくらいに見事に構築した論理がたった一箇所の見落としからガラガラと崩れるのがやっぱハイライトか。ただここから一気に身近な事件となり、張られていた伏線が一気に回収されていき、意外な犯人を指名するに至っては本当に見事。
国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集)より
4336041652



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