警察官よ汝を守れ
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Constable Guard Thyself!(1934年) 巻末資料を見ますと、本作はヘンリー・ウェイドの長編第8作目、プール警部シリーズとしては3作目にあたります。 イギリスのブロドシャー州(架空の地名?)警察署内で起きた準密室射殺事件。殺されたのは洲警察本部長。いったんは署内で捜査が行われますが暗礁に乗り上げ、スコットランド・ヤードから辣腕のプール警部が派遣されます。重要容疑者は、過去の密猟事件での恨みから本部長を憎み、脅迫状を送っていた元服役囚。しかし想像を逞しくしても、署外の人間には犯行が難しい要素も散見され、プール警部は副本部長のヴェニング警視に密猟事件や署内の人間関係などを訊きながら、地道に推理を進めていきます。 プール警部の捜査行動や判明した事実が丁寧に書き込まれ、読みながら捜査に参加しているような気分になること受けあいです。そして謎と推理以上に興味深いのは、プライド、尊敬、苦手意識、気遣いなど、同じ署内で活動する警官たちの複雑な思いを受け止めながら、しかし手心を加えずに一歩ずつ前進していくプール警部の人間味ですね。特にヴェニング警視は、年齢的に退職間近であり、現場叩き上げであり、想像力の欠如を自覚はしていますが本部長なきあとの指揮を執らねばならないとの義務感、そして内部の和を乱したくないというジレンマから、プール警部に協力しながらもときおり憮然とした態度をとってしまい後悔するなど、悩ましい立場が身につまされてしまいました。 傑作というには若干キレがよくない面もありますが、バランスがよく楽しく読める一作です。 | ||||
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警察の庁舎内で起きた殺人事件の犯人は?かつての犯人の逆恨み?それとも?捜査する警察側の行動を逐一細部に渡って書き込んでいる、警察小説。探偵役の思考と証拠が余すことなくすぐに示されてしまうため推理小説としての楽しみは薄いですが、捜査の流れを細部に書き込んだ小説で楽しめます | ||||
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