薪小屋の秘密



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    初公開日(参考)1997年09月
    分類

    長編小説

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    薪小屋の秘密 世界探偵小説全集(20)

    1997年09月30日 薪小屋の秘密 世界探偵小説全集(20)

    新聞広告で知り合った男と結婚したアガサは、やがて夫の行動に疑惑を抱き始めた。若くハンサムな夫エドマンドのもうひとつの顔、幽霊が出るという人里離れた家で暮らすアガサの胸に忍び寄る不安の黒い影。エドマンドは果して恐るべき青髭なのか。そして、ある日彼女は秘密の扉をあけた…サスペンスフルな序盤から本格味豊かな後半へ、巧みなストーリーテリングで読者を翻弄する、アントニイ・ギルバートの代表作。 (「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (3pt)

    いかにもこの時代に書かれたという感じの本格ミステリ

    新聞広告で見た交際募集に応募した女性が不審な事態に巻き込まれ・・・というお話。
    まず、名前から男性作家かと思っていたら女性作家だったというまぬけな思い込みをしていたことを告白します。それと、名前がにているので、マイクル・ギルバートの類縁なのかと思ったら全然関係ないらしいとも知りました。
    それはさて置いて、本書は黄金期に書かれたイギリスのミステリの中ではまずまず面白いと思いました。結婚相手に不審を抱く妻、謎めいた牧小屋、幽霊がでるという不穏な噂・・・とこの時代に書かれた、いかにもミステリらしいミステリに思えました。
    ただ、今、同じ様な作品を日本の人が書いて新人賞に応募しても入選しないのではないかと思ったのも真実で、著者には悪いですが、些か時代の流れで風化している部分もあるなぁとも感じました。暇潰しには格好の作品だと思いますが・・・。☆は3・4くらいでちょっと甘めでしょうか(四捨五入ということで)。
    面白いけどこの時代のミステリ好きにしか勧める気がしないとも思う作品。お暇ならどうぞ。
    薪小屋の秘密 世界探偵小説全集(20)Amazon書評・レビュー:薪小屋の秘密 世界探偵小説全集(20)より
    4336038503
    No.4:
    (4pt)

    一種のブラックユーモアとして読むべきでは?

    かなり地味で筋立ての起伏に乏しい作品では…と危惧していたのだが、思っていた以上に面白かった。
    この作品は、ロジカルな本格推理ではなく、江戸川乱歩が「奇妙な味」と名づけた部類の探偵小説なのだと思う。
    事件に巻きこまれるヒロインの事を、他の登場人物の誰もが(探偵役のクルック弁護士さえも)世間知らずでお人好しのバカだと思っている。
    その女性の名前は「アガサ」なのだ。
    この作品の発表時点で、既にアガサ・クリスティは推理作家として一家を成していた。
    一方、作者のアントニイ・ギルバートは、実は女性で、クリスティやドロシー・セイヤーズを先輩作家として認識しつつも、まだまだ女性作家はマイナーな存在だと考え、あえて男性名のペンネームで推理小説を書いていた。
    その作家が、バカ女の登場人物を「アガサ」と名づけているのだ。
    このことだけでも、かなり皮肉なユーモアを湛えた作品だとお分かりいただけるだろう。
    全篇、そうした調子で文章がつづられ、弁護士はバカ女が事件に巻き込まれるのを「おいしい話」だと笑っているほどだ。
    こうしたユーモアを理解できるかどうかで、本書の評価は変わってくると思う。
    それにしても…本書の邦訳から十余年、よもや21世紀の日本で、本書の男女の役割を逆転させたかのような「婚活連続殺人事件」が起こるとは。
    何とも皮肉な話である。
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    No.3:
    (2pt)

    全体的に地味で、盛り上がりに欠ける印象

    ポスト黄金時代のミステリー作家という事で、
    期待して読んだのですが、私はあまり登場人物達に引き込まれる程の引力を、
    感じる事ができませんでした。何だか、みんなありがちというか。
    クルック弁護士だけは、一際違う感じがしましたが。
    話自体も、前半部分がちょっと起伏やテンポに欠けている感じで、読んでいて途中で
    かったるくなってしまいました。
    悪いけど、このアガサという女性、友人のグレイスの方もそうなんですが、実際に、
    作中でも何度となくそう言われていますが、善良な女性ではあるのしょうが、
    (でも、やはりちょっと人が良過ぎでは?ともどうしても読んでいてイライラとしてしまう
    ような女性でした。)いかにも典型的な婚期を逃してしまった、中年女性という感じで、
    あまり魅力を感じず、読んでいて、イライラとしてしまう事が多かったです。
    何かと踏ん切りが悪い感じというか。確かに一人娘として横暴な父親に、
    長年苦しめられてきたのは、不運ですが、彼女がもう少し、勇気を出せば結婚までは難しくても、
    もっと他の生き方もできたのでは?と思ってしまった。

    もっとも、登場人物達には、あまり引き込まれなくても、謎解き自体を楽しむという方の読み方も、
    あるのでしょうが、肝心の物語自体の展開も、それ程緻密に考えた結果でもないのですが、
    何となく読めてしまった箇所も、ありましたし。それ程意外性は、感じられない展開でした。
    最終的な結末も、十分確信できるものでしたし。
    このようにミステリーとしての部分も、弱く感じてしまいました。
    私には、合わない感じでした。しかし、同作者の「つきまとう死」の方は、
    もう少し人物自体も人間関係も、複雑で練られているようなので、こちらはまた未読ですが、
    そちらの方に期待してみようかと思いました。
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    No.2:
    (4pt)

    勘違いからの拾い物

    『捕虜収容所の死』を読んでからというもの、気になる作家の一人になったマイケル・ギルバート。さっそく他のも読んでみようと思い、手にしたのが本書。なのですが、これがマイケルとアントニイのギルバート違い。そそっかしさにガッカリして(なんといっても高価なハードカバーですから!)、読まないまましばらく寝かせておきました。ところが、いざ読み出してみるとどうしてどうして、アントニイのほうのギルバートもなかなかのものじゃないか!
    新聞の広告欄を通じて知り合った男女、会ってみるとお互いに好感を抱き相性も良いよう。つきあいをすすめていくうちに、ついには結婚まで考えるようになるが、この男には隠された姿があった・・・。前半は、女性の側から出会いと幸せな時間、そこに忍び込んできた小さな疑惑がどんどん大きくなっていって、と典型的な「青ひげの妻」もの。男の住む家や周りの風景描写もサスペンス感を高めています。後半は一転して本格的なミステリ、あっと驚くような展開が用意されていて謎解きの楽しみを味わえます。勘違いで手にした本書でしたが、思いもよらぬ拾い物、おかげで気になる作家がまた一人増えました。
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    No.1:
    (3pt)

    このアイデアは使える。

    前半はサスペンス風味であるが、やや単調に物語が流れていく。俄然面白くなるのは後半の数章だ。欲を言えば後半のアイデアを膨らませた方がミステリとして良かったのではないだろうか。
    ネタをバラす野暮はいけないので書けないが、非常に面白い着想である。
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