濡れた心
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遥か昔、文庫で読んだ時には、その時代の自分の感受性に訴えかけるものがありましたので何度か読み返しましたが、いつの頃からか全く読まなくなってしまい、三十数年ぶりにkindle化されたのを期に読み返してみました。歳くった分、当時私への訴求力は無くなってましたが、懐かしく読まさせてはいただきました。ミステリーとしては凡庸ではありますが、元々、そういう読み方をする作品ではありませんね。普通小説でもよかったかも。 | ||||
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江戸川乱歩賞受賞作品。最初から最後までとても興味深い内容です。多少日焼けしていましたが、中古の割には表紙各ページともにきれいでした。 | ||||
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思春期の少女の恋愛の葛藤を巧妙な叙述技巧で描き、読者に驚くべき罠を仕掛けた心理ミステリ、乱歩賞作品屈指の傑作「濡れた心」(1958年) 出島を舞台にした巧妙なフーダニットにして、鎖国と身分制という究極の閉塞状況から脱出する主人公を描いた爽快な時代青春小説の名作「異郷の帆」(1961年) 多岐川恭を代表する必読の二大長編を収録。 他にも風変わりで知的な犯罪小説『氷柱』(1958年)、フランスミステリ風にエレガントで残酷な味わいの『お茶とプール』(1961年)、異様な犯人当て小説『変人島風物誌』(1961年)など傑作揃いの多岐川恭作品は更に再評価されるべきだ。 | ||||
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江戸川乱歩賞は、第1回と第2回が推理小説界の顕彰的なものだったので、公募となってからは第3回が初めてです。 その実質上「第1回・江戸川乱歩賞受賞作品」が、仁木悦子氏の「猫は知っていた」 ……作者と同姓同名のヒロイン・悦子が、兄の雄太郎と共に、下宿先の病院で発生する奇怪な連続殺人事件に挑むライト・ミステリー。 後の赤川次郎作品にも通じるテイストの物語ですが、あえて「秘密の抜け穴」を舞台にするというミステリー・タブーを打ち破ったニヤリとさせられるストーリー展開や、あっと驚く機械トリック(ちょっと可能性に頼り過ぎかな?)も楽しめます。 余談ながら、作者の仁木悦子さんは身体が不自由だった為、ご自分の人生では決して実現出来なかった「飛び跳ねて・走り回る」という健常者からすれば「当たり前の幸せ」を、作中のヒロイン・悦子に投影していたのかな……と考えながら読むと、奥深いものがあります。 「濡れた心」は、同年に引きこもり男性の鬱状態の心理を描いた「落ちる」で直木賞も受賞した(Wの快挙!)多岐川恭氏による青春ミステリー。 福岡県北九州市の女子高校を舞台に、美しくも儚い少女たちの愛と嫉妬が、悲しい殺人事件を生みます。登場人物全員が日記を書いている(そんな馬鹿な)という無理や、トリックがアンフェア過ぎるなどの問題点もありますが、いち文学作品としてはかなりの名作。 その為か、審査委員達が受賞作を出すことに難色を示したとか(苦笑) | ||||
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作者と同じ名前な上に、主人公の兄の名前が偶然にも息子の名前。 何だか、運命的な物を感じる作品です。「猫は知っていた」の方です。 | ||||
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