代診医の死
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代診医の死の総合評価:
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久しぶりに正統派ミステリーを読みました。 | ||||
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不可解な謎を複数組み合わせた、大胆で意外なプロットにやられた感ありました。事件以外の余分な描写は一切なく、中盤まではテンポよくサクサク読んでいくことができます。 難があるのは、中盤からラストにかけては関係者の推理談議が続きますが、これがダラダラとしてかなり退屈です。読者を混乱させるための煙幕という点では成功していると思いますが、もう少し違った進行方法がとれないものかと感じました。 | ||||
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長期休暇をとるグッドウッド医師の代診医を務めることになった医師のスティーヴン・ ソーンヒルはグッドウッドの親友の資産家を往診、その症状が重篤であることに気づく。 しかし、資産家は急死し、ソーンヒルも行方不明に・・・。 その後、タイトルの通り、捜査の結果発見された死体が、代診医ソーンヒルであると 判明し、ソーンヒルの死因と資産家の死にも疑惑が・・・ ミステリ通は真犯人についてある種の「勘」が働くかもしれません。しかし巧みなミスディ レクションでその勘が正しいのかわからないまま、最後の「謎解き」まで読み進みます。 最後、プリーストリー博士による謎解きは見事です。 巧みな叙述トリックの本格ミステリ。大変面白いです。 | ||||
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昨今の日本のミステリは探偵のキャラの濃いものが多い気がする。特殊な職業であったり、極端な趣味嗜好の人物であったり、場合によっては人外(妖怪)であることすら。それが悪いとは言わないが、肝腎の謎解きのプロットがお粗末だったりすると「ちょっと違うだろ」と思わざるを得ない。 さて、ほぼ半世紀前に書かれた本書は、その点実にミステリの基本に忠実である。なにせ、探偵役の警視を始め、登場人物がほぼ事件の話しかしないのである。中盤以降、事件についての議論が続くが、登場人物の私生活や生活はほとんど描かれない。イギリス人のくせに皮肉や当てこすりも言わないなんて、却って非現実的ではないかと思うくらいである。 ただその分、読者はプロット(謎解き)に集中できるとも言える。その点については、決して期待を裏切らない作品である。淡白なところは好みが分かれるかもしれないが、古典と言うにふさわしい、端正な本格ミステリである。 | ||||
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