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(短編集)

御手洗潔の挨拶



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【この小説が収録されている参考書籍】
御手洗潔の挨拶 (講談社ノベルス)
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)

御手洗潔の挨拶の評価: 7.00/10点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗潔シリーズ第三弾。
そしてシリーズ初の短編集です。
「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」の四作品になります。
短編集なので、長編に比べると物足りないかもしれません。
しかし、他作家さんの短編集と比べれば、十分濃い内容だと思います。
密室ものや誘拐もの、そして御手洗潔シリーズらしい奇想天外トリックと、バラエティに富んでいます。
他の方の感想を読むと、「数字錠」と「疾走する死者」が人気のようですが、他二作も面白いです。
個人的には「紫電改研究保存会」が短いながらスッキリ推理され、読後感が良く好きです。

ミステリ短編集として十分良作なのですが、本作はそれより、御手洗潔の人となりがメインと感じます。
御手洗潔はどのような人種にどのように接するのか。
他者から見て御手洗潔とはいかなる人物か。
そして、著者は御手洗潔をどのように生み出し、想いを託しているか。
最後に「新・御手洗潔の志」が記されています。
著者の日本人論、特に日本人男性論が語られており、それに対する御手洗潔を通した反骨精神が語られています。
日本人論自体も面白いし、そのような考えの末に生み出されたキャラクターなのかと感心します。
その日本人論も昭和を生きた人と、現代を生きる人とでは違った見方をしそうです。
現在は上司のあり方や部下のあり方等々、様々な関係性がネット普及等に伴い変化しているので。

ミステリ短編集として十分に質が高く、面白い作品です。
しかし、本作は御手洗潔という人物の補完がメインだと思います。
そのため、あくまで御手洗潔シリーズファン向けの作品だと思います。

あんみつ
QVSFG7MB
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

御手洗潔の挨拶の感想

4編の短編が収録された短編集。特に『数字錠』は奇人御手洗の人間らしさを垣間見ることができる良い作品だと思う。しかし、『疾走する死者』では何の証拠もなく、御手洗の推測だけで容疑者を逮捕する警察とはいかがなものかと思ったりもして、トータルでは☆6です。

BOY
IM7XWAPW

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