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(短編集)

御手洗潔の挨拶



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【この小説が収録されている参考書籍】
御手洗潔の挨拶 (講談社ノベルス)
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)

御手洗潔の挨拶の評価: 7.00/10点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

御手洗潔の挨拶の感想

斜め屋敷の犯罪という名作を読んで何年経ったのか。
久々に御手洗シリーズを読みましたがかなり面白かった。
御手洗潔がこんなにも魅力的な人間だったとは。
探偵の中では一番好きかもしれません。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗潔シリーズ。4つの作品からなる本作。
御手洗シリーズは2作品目だが、前作では余り感じなかったが、今作で御手洗の魅力を感じることができた。
最初は何か鼻につく奴だなぐらいにしか感じなかったが、彼のことが興味深かく感じるようになってきた。

松千代
5ZZMYCZT
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔という男がよくわかる一冊

『御手洗潔シリーズ』の短編シリーズ第一弾。
四作いずれも短編でありながらそれぞれにトリックとドラマ、そして御手洗潔の魅力的な活躍が用意されており、実際のページ数以上のボリュームを感じる内容の濃い短編集です。

これを読めばとりあえず御手洗潔という男が如何に個性的で魅力的かということがわかる、まさに御手洗潔からの”挨拶”と言える一冊ですね。


以下個別ネタバレ感想です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗の魅力溢れる短編集

なかなかの優れものの4つの短編。独特の大掛かりなトリックから、シンプルなものまでいろいろ楽しめました。なんと言ってもどれも御手洗の魅力に溢れています。中でも良かったのは3つ目の『紫電改研究保存会』。読み飛ばしてしまうところに仕掛けが!シンプルなだけに短編らしくて良かったです。

タッキー
KURC2DIQ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔と島田荘司のファンになる

収録されている4つの短編、どれも面白かったです。「疾走する死者」は石岡視点じゃないのが、いつもと違って楽しく読めました。「数字錠」なんかは今後の御手洗潔シリーズの読書にも影響を与えてくれそうで、別の一冊を早く手に取りたく思っています。
でも1番面白かったのは「新・御手洗潔の志」。作品の映像化に対して述べるのかと思いきや、どうやらそこが中心でもない。島田荘司氏が日本について?なかなか言いにくいことを声を大にして言ってくれています。非常に共感しました、と同時に教訓としてこうは自分はならないぞ!と言い聞かせる内容でした。作家としてというより1人の人間としてファンになりそうです。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗初体験の短編集でした

本書が私の実質的島田作品初体験の作品である。それは私が大学1年の時だった。確かある月曜日の社会学の講義の際にいつもつるんでいた友達のうち、O君が読んでいた本がこの作品だった。なにげに「何、それ?面白いの?」と聞いたところ、「読んでみる?俺もう読んでるからいいよ」と云って貸してくれた。
その授業は本書の最初の1編「数字錠」を読むことに変ってしまった。

結論を云えば、なかなか面白かったというのが本音。それよりも文章の読み易さにびっくりした記憶がある。先にも書いたが、当時私は久々に読む推理小説にブラウン神父シリーズを読んでおり、その読み難い文章に「こんなもんなんだろう」と思いつつ、難解な文章を読み解くことがあえて読書の愉悦をもたらすのだ、と思っていたが、本書を読んでから、実はそれがとんでもない間違いだと気づいた。御手洗と石岡が依頼を受けて捜査するその過程は臨場感があり、云ったことのない東京や横浜の街並みも、異国の風景描写より遥かに理解しやすかった。
その90分の授業で読み終わったのはこの1編のみ。「面白かった!」といって返しそうとしたら、貸してくれるというので遠慮なく借りることにした。思えばこの時既に彼の策略にはまっていたのだ。

で、本作の感想は上の評価の通り。普通に面白いといったところ。一般的に評価の高い「数字錠」だが、私はあまりそれほど感銘を受けなかった。後で御手洗シリーズに没頭しだして、この作品以降、御手洗がコーヒーを飲まなくなったのを改めて知った。

私にとって本書の目玉は2編目の「疾走する死者」である。これはもう御手洗の演奏シーンの素晴らしさに大いに魅了されてしまった。文字で書かれた演奏シーンから超絶技巧のギタープレイが奏でる爆音が、流麗なフレーズが聴こえてくる思いがした。いや実際頭の中では音楽が駆け巡っていた。この作品での御手洗のカッコよさは随一である。
満足の体で読了した私は本を返す際に「他にもない?」と訊いたのは云うまでもない。そしてそのとき既にO君の手には『占星術殺人事件』の文庫が握られていたのだった。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗シリーズの最初の短篇集である。
「挨拶」とあるように、このシリーズ主人公である御手洗潔のキャラ補間の役割を果たす作品といえます。
この作品を読んでいるかいないかで、このシリーズの楽しみ方の幅に差が出てくる様に思えます。
例えば、御手洗と石岡がコーヒーを飲まない理由なんかがそうですね。
即ち、御手洗シリーズファンであれば読んでおくべき作品と言えるのではないでしょうか。

4本の短篇が収録された短編集ですが、暗号あり、読者への挑戦状あり、ほろっとさせる作品もありとなかなか楽しめます。
個人的に好きなのは「数字錠」かな。 この「数字錠」の存在だけで星1つ増量。 そういうレベル。
「疾走する死者」はその大掛かりな仕掛けから最も御大らしい作品と言えますが、後の作品に似たトリックを使用した作品がありますね。
個人的に短篇集は読み応えを感じる事ができないので好きではないのですが、この4本は比較的内容が濃いです。

梁山泊
MTNH2G0O

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