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斜め屋敷の犯罪



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斜め屋敷の犯罪の評価: 7.09/10点 レビュー 33件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.09pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全33件 21~33 2/2ページ
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No.13:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

御手洗潔シリーズは初めて読みました。

目玉のトリックの是非は別れるかと思いますが、このトリックに気づく読者はそうそういないのではないでしょうか。
しかし言われると、何故そこに気づかなかったのだろうとなるトリックだと思います。
面白かったです。
ただ、解決パートにいくまでの文章が少し退屈に感じてしまいました。


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Morphe
CTP9H472
No.12:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

我が母との電話 島田荘司讃歌

あれは私が社会人になり一人暮らしを始めたばかりの頃だったと思います。
夜10時頃、携帯に母から電話が。
週末の実家での親戚の集まりの件や最近どうかなどの内容でした。
翌日の仕事の件で頭が一杯だった私は、母の話にもどこか上の空で適当な相槌を返しておりました。
そろそろ電話を切る口実を見出そうとした頃、母の声が興奮を帯びたものに変わりました。
「そうそう、この前ね島田先生とカラオケに行って来たのよぉ」
母ご贔屓のミステリ作家、島田荘司のファンクラブの集いの後、ご本人とカラオケに繰り出したとの内容でした。
「歌がプロ並みに上手くて感動したわよ~」
そう興奮気味に話す母と、早く電話を切りたい私の温度差は激しく、その話に対する当時の私の返事は
「あ、そう」
という素っ気ないものになってしまいました。

さて「斜め屋敷の犯罪」です。
本格ミステリとしての舞台装置、キャラクター、トリック等まさに島田荘司というエッセンスが凝縮された作品でした。
後半に登場する御手洗潔の描写も面白く、総体的に島田荘司という作家を理解するうえでも重要な1本ではないかと思われます。

今、あの時と同じ内容の会話を母としていたらこう云うでしょう。
「母ちゃん、ズルい。うらやましいな!!」
と。

コタロウ
8YIL7DEH
No.11:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これぞ島荘!

 良くも悪くも、島荘らしい大胆な作品で、トリックは圧巻である。
 ミステリ(特に本格)で起きる事件には、大きく分けて2パターンある。1つ目が、一見その場にいた誰にでも犯行が可能そうで、そこから様々な条件を使って犯人を割り出していくパターン。もう1つが、事件自体が不可能性を孕んでおり、普通に考えるとその場にいた誰にも犯行ができそうにないパターンである。ただ、前者であれ、後者であれ、一番注目されるべきは「フーダニット」であり、「ハウダニット」や「ホワイダニット」は、あくまでそれを支える存在でなければならない、というのが私のスタンスである。
 それでいくと、この作品は、他の島田荘司作品宜しく、後者の不可能性を孕んだ事件が主体で、その不可能性・トリックの面白さともに素晴らしいのだが、全体を通して「ハウダニット」に偏重しすぎており、「フーダニット」がどうでもいい感じになっているのが、残念な点ではある。
 また、御手洗登場までが長すぎるためにやや中盤ダれる印象がある。というのも、御手洗登場までの探偵役が、本格ものによくいるタイプの典型的な「できない刑事」で、口を開けば「もう駄目だ」だの「お手上げだ」だの推理がほとんど進展しない。そのため、事件は起こるが推理はずっと平行線、という何とももどかしい状況が続いてしまう。ただその分、御手洗登場後のテンポが凄まじく、御手洗の天才性もより一層強調されるというメリットもあるのだが……。
 このあたりは、天才すぎる探偵が持つ1つのジレンマだと思う。かのメルカトル鮎が自分のことを「長編には向かない探偵」と称していたが、御手洗潔もメル同様に長編(特にクローズドサークルもの)には向かない探偵であることは間違いない。この作品でも、御手洗がはじめから流氷館に行っていれば、恐らく第一の事件の時点で犯人を突き止め、そこで話が終わってしまうことになる。第2、第3の殺人が起きるのを許してしまっては、御手洗潔のイメージを大きく損ねることになりかねない。つまりは、筆者にとって、探偵の圧倒的天才性は、大きな武器であると同時に、大きな枷、泣き所でもあるのだ。
 そう考えると、この作品の演出は、御手洗潔という天才を登場させるためには致し方ないもので、御手洗登場までのテンポの悪さは云わばその代償のようなものであろう。
 ただ、そういう面を差し引いても、本作が十分面白い作品であることは間違いない。トリックはもちろんのこと、そのトリックを必要とする事件の不可能性、御手洗のキャラクター、石岡くんとのイチャイチャ等、楽しい要素は盛りだくさんで、読んで損することはないだろう。

 

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osod
IV7RLG2F
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

簡単に言うと最後の大技一本の小説です。
御手洗シリーズですが、御手洗が出てくるのは後半の方だけで、それまでは全てその大技のための伏線?なのでしょうか。事件解決したあとに最後の謎がきれいに解けるのはとても良かったですが、正直なところ御手洗が出てくるまでが読んでて辛かった。。。(3/4ぐらいなので)

フレディ
3M4Y9ZHL
No.9:
(2pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

好みじゃありませんでした。ちょっとダラダラと長い感じで、勢いに欠けてたかな?説明臭い台詞も沢山あってページを進めるのに少々苦戦しました。

探偵パートも本編割には短くて、最後の方にちょっと出てきたくらいです。犯人も途中からバレバレだし...

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marebear
FLDW4YE1
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

犯人の遠大な計略に驚愕しました。力任せの物理トリックも壮観。御手洗がなかなか出てこないと思ったら、最後の章で颯爽と現れて鮮やかに解決。

水生
89I2I7TQ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

斜め屋敷の犯罪の感想


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ほっと
2XKXV6EI
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

トリックも凄かったが、動機もすごかった!館ものミステリーの傑作だと思います!

ジャム
RXFFIEA1
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

仕掛けが凝っているせいか、話の前半部分が館の説明パートのように感じられ少々読むのがつらかったです。
反面、トリックを解く団は流石と唸りたくなるほど鮮やかでした。
御手洗と石岡の気の置けないやり取りは面白かったので、できればもう少し早く彼らを登場させてほしかったですね。


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ちんちろりん
NLFRSLFL
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

メイントリックは、豪腕・島田氏ならではで、もはや「奇天烈」といってもいいかも知れません。
ただ殺害動機やトリックにリアリティを求める読者の方には受け入れられない作品かもしれません。
これを「本格の極み」と言うのには抵抗がありますが、綾辻氏の館シリーズなどには多大な影響を与えた作品になるのでしょうね。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

「やられ」はしなかったが面白かった。ミステリはこうじゃないと!誰か斜め屋敷の模型を作って見せてくれないかな?と思って調べたら、なんと島田荘司展という催しがあり、そこで模型が公開されてたらしい。あぁ見てみたい。

やられタスマニアデビル
XRZ79J4L
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

トリックにびっくり

友人に薦められて読んだ占星術殺人事件が読み辛くてこのシリーズは敬遠してたんだけど、この作品は面白かった!
斜めに傾いた屋敷の密室殺人。トリックにびっくりしたー!

えんじ
VGV1LYIG
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ただそれだけの為に


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おいげん
PQLRUDUD

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