(短編集)
あなたの愛人の名前は
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『あなたは知らない』『俺だけが知らない』の2つの話が繋がっていて良かったです。このような恋愛をしたことがある人でないと共感できないとは思います。(わたしは大共感です!)男女の気持ちの違い、心理描写がリアルに描かれていて切ない気持ちになりました。 | ||||
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短いし、さらっと読める作品でした。 ただ、はまらない。文章を読んでいてもそのそばから読んだ言葉が抜け落ちる感じで、あまり響かなかった。 パートナー以外の人に関係を求めてしまう脆さみたいなものが共通項として各作品にあるだけで、なんだか消化不良な作品でします。 | ||||
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タイトルの与えるインパクトが強く、タイトルだけで「不倫モノはちょっと」と敬遠する人も少なくはなさそうな作品。しかし内容は、まるで友達のようになってしまった夫を持つ女性のエゴイズム、自身の母から蔑ろにされた経験を自分が母になることをきっかけにフラッシュバックしてしまう女性、客観的に「間違いはない」婚約者よりも本能で好きだと思えた男性と浮気してしまう女性など、女性の内面の機微に寄り添った話が多く収録されていました。 その中でも、対になっている「あなたは知らない」「俺だけが知らない」が良かったです。好意があるのは分かるけど自分と同じくらい想ってくれているかまでは推し量れない、上手くいきそうでいかない胸がぎゅっとなる感覚にさせてくれるのがザ・島本理生作品!という感じで、私はとても好きでした。この切なさを味わいたくて、このニ編はまた読み返すと思います。 客観的に見て幸せそうに見える人たちにも人知れず抱えている悩みや葛藤がある、というテーマの短編小説でした。 | ||||
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冒頭の「足跡」の治療院には、心の中でギョッとしたが、まぁ、お話なのだからと読み進める。 第一話と第二話がニアミスみたいな感じでつながっており、第三話と第四話が話し手を替えた手法で繋がっている。そして、第五話と第六話がほんの少し関わり合っているという感じだろうか。第四話の終わりに出てきた10万円が、第六話で大きな役割を果たすことになる。ちょっぴり不思議な連作短編集という感じだ。 筆者の中では、それぞれの登場人物のキャラクターは確立しているのだろう。読み進めていくにつれ、その一人一人が際立ってくるのである。その中でも、第五話から登場する絵未が、いい雰囲気を醸し出している。黒田との出会いが、彼女を再生へと導いていく。恋の力でゆっくりと立ち直っていく様子が心に沁みる。 そうだ。どの話も夫婦や恋人や家族、その関係に傷つき、そこから再生していく物語なのだ。この作家の根底に流れているのは、そうした問題意識とともに、人間に対する優しさ、傷ついても乗り越えていける、人間の強さへの信頼なのではないだろうか。 読み終わって、とても清々しい、幸せな気持ちで本を閉じることができた。 | ||||
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読み終わったところです。 再び生きる、という言葉が浮かんでいます。 人に傷つけられ、人に暖かな温もりを与えられ。 余韻にひたれる最後です。 | ||||
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