エイジ
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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エイジとツカちゃんとタモツくんそしてタカやん。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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キレる少年という表現が当時マスコミを賑わせた。 現実には少年犯罪は激減しており、キレる少年なんて増えてはいなかった。 マスコミが作った虚像なのだ。マスコミは常に治安の悪化を叫び続ける。今だってそうだ。 現実には犯罪が激減して、刑務所を減らすところさえ出てきてるのに。 この小説もキレる少年の心情を描いた作品だが、現実認識が誤っているので当然、作品としても誤っているとしかいいようがない。 どうして小説家やマスコミ、評論家は政府統計すら見ないのか。 なんで治安が悪化してると思いたがるのか。子供が凶悪になってると思いたがるのか。 どれだけ子供に寄り添って書こうと、間違った認識からは間違った答えしか出ない。 | ||||
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重松さんの作品を初めて読みました。中学生が起こした通り魔事件を筋にした小説ということで,わくわくどきどきを期待して読みました。事件が起こるまではふむふむと思いながら読んでいましたが,事件が起こっても,犯人が分かっても盛り上がらず物足りないです。それは「分かった」「分からない」など葛藤,不安,悩み,苛立ち等,エイジや回りの中学生の心情が後半でこれでもかというくらいずらずらと出てくるだけだからです。ちょっとうんざりしました。事件の経緯や動機,事件を起こした中学生の内面などほとんど描かれていません。そこのところを期待して読んだのですが。推理小説ではないことは分かりましたが,多感な中学生の心理を代弁して小説にまとめたのでしょうが,当事者の中学生を置いてきぼりにして周りの子どもたちの会話文や心内語を多用しているのでくどい感じがします。家族,先生には言えないことでもたとえ間違った行為を行ったクラスメイトにはなにがしらのアプローチがあってもよさそうです。また,あえて作者は書かなかったのだとは思いますが,先生たちも誰一人事件のことに触れないのも不自然です。結論,中学生一人一人が何をどのように考えようと,それについて周りの人間がとやかく言うのは余計なお世話ですが,中学生は乱暴な言葉使いをするのが当たり前,だけれども,中身は誰でも純で大人が考えている以上に複雑なんだというのを言いたかったのでしょうか。 以上,とっくに思春期が過ぎ去ったおじさんの感想です。 | ||||
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主人公の葛藤が伝わってきました。少年犯罪をマスコミが取り上げる世の中、正しいことを報道して欲しいけど、彼らの先の人生はどうなるのだろうなど、考えさせられる一冊でした。 | ||||
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中学二年生の少年エイジを主人公に、二学期開始からの三カ月を描く。登場人物はどこにでもいそうな普通の男子中学生とその家族、同級生たちである。そこに発生する、連続通り魔事件の犯人がエイジたちの同級生だったことが、彼らの日常生活に波紋を投げかける。 神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)の翌年である1998年の新聞連載小説で、おそらく事件に影響を受けて書かれた作品だろう。あとがきでは、テレビなどで報道される少年犯罪のニュースから、同級生として事件を体験した少年少女たちがどのような心境だったかを想像したことが創作の動機として明かされている。作品内に登場するゲームソフトタイトル(『XI』)などからも、連載当時の時代を舞台としていることがわかる。 家族、学校、友だち、恋愛、部活、勉強、性、イジメなど、中学生らしいテーマが一通り盛り込まれている。通り魔を扱ってはいるが、前述の神戸連続児童殺傷事件のような残虐性は低く、サスペンス的な要素も薄い。学校内で起こるイジメも極端に陰湿なものではなく、基本的には平和な中学校生活がベースになっている。主人公と家族との関係性も非常に良好で、両親とテレビゲームに興じるような温かい家庭生活が描かれている。このように総じて微温的で、小中学生も含めて多くの読者が読んで支障のないソフトな小説になっている。一方、心の闇に深く切り込み考察するといった、踏み込んだ内容ではない。 例えるなら、『中学生日記』に連続通り魔事件を織り込み、教師の活躍を削いだぐらいか。作品の時代的に、「キレる」「うざい」といった言葉がまだ新鮮だった頃を思い返す。本作が当時、どのように受け取られたかわからないが、20年後の今読んでかなり長閑に感じた。 | ||||
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子供の時間潰しに十分でした | ||||
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