死刑基準



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初公開日(参考)2008年11月
分類

長編小説

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死刑基準

2008年11月26日 死刑基準

弁護士の妻が惨殺された。逮捕・起訴された男には粗暴犯の前科があった。だが強姦容疑は認めたものの、殺人は頑強に否認する。被告人の供述は虚偽なのか?逆転の連続!書き下ろしデビュー作品。 (「BOOK」データベースより)




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死刑基準の総合評価:7.80/10点レビュー 30件。Cランク


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No.30:
(5pt)

怒涛のクライマックスは見逃せない。

ラストの怒涛の大どんでん返しにハラハラドキドキが止まらなかった。中盤過ぎまではどちらかというと淡々と物語が進んでいっただけに、終盤の息も着かせぬクライマックスはただただ感心させられ、ヤられた❗と思わせた。
物語の中で死刑制度への考え方が幾度も問われた。世界の皺勢はやはり、死刑廃止なんだろうが、単純な問題ではないことに改めて考えさせられる一冊。一般庶民からすれば、死刑存置に心は傾いてしまう。犯罪抑止もそうだが、命には命を持って償うことでしか、被害者は救われないのではないかと思うからだ。
ともかく、久しぶりの星五つの作品に出会えて満足出来た。
死刑基準Amazon書評・レビュー:死刑基準より
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No.29:
(5pt)

どらえもん

とても、おもしろいミステリーで、一気に読んだ。私は、ある県の民間の被害者支援団体で、支援員をしている。10年以上前、私が支援員の研修を最初に受けたとき、犯罪被害に遭った被害者の現状に本当に驚いた。テレビで報道される犯罪のニュース、好きで観ていたサスペンスドラマでは、全く触れられない被害者の実情にショックを受けた。この小説では、殺人被害者遺族の心情がとても丁寧に描かれている。犯罪に遭うと、今まで信じていた安全・安心が根底から崩れてしまう。足下の地面が抜けてしまったように、社会が、人間が信じられなくなってしまう。しかし、被害者のこのような大変さはあまり報道もされない。
私達支援員は、犯罪被害者の側に立って、その大変さに寄り添い、警察、医療関係者、弁護士などの専門家と被害者を繋ぎ、市役所などにも一緒に出向いて被害者や遺族の抱える問題の解決のために努力している。犯罪被害者の現状も、犯罪被害者を支援する団体のことも広く知られていないが、この小説を読んでいただいて、犯罪被害者の事を理解していただきたいと思う。
死刑基準Amazon書評・レビュー:死刑基準より
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No.28:
(5pt)

一気に読み終えてしまいました

読みはじめから引き込まれてしまいました。
 冒頭の法廷シーン、その後の遺体発見場面まで、読み手の緊張を少しも緩めさせません。それとは対照的に、海外の風景描写が美しく細やかで、デビュタントのドレスの衣擦れの音、音楽、コーヒーの香りまで、この場に漂ってくるようでした。作品全体に、こういった対比が散りばめられていました。
 登場人物は、それぞれに、ちょっとしたずるさや深い愛情を持っており、守りたいもののために悩みあがく姿が、人間らしくリアルです。人が人を裁くことについて、さらに死刑の存続、廃止について考え揺れている様子は、法律家も人間であり、また法律家だからこその熱い思いが感じられて、感動する場面でした。胸にすっと風が吹き抜けるようなラスト。主人公水戸裕介の今後を応援したくなるような、明るいラストシーンでした。私自身も小説の世界から現実に戻って来たことにやっと気がついたくらい、スピード感があり、小説として非常に面白い作品であったと思います。
 読み終えるまでに2日とかかりませんでした。著者は弁護士ということですが、専門書や新書ではなく、小説としての面白さの中に、「死刑基準」という大きなテーマを持ち込んで、一般人にも考えるきっかけを与えてくれたと思います。
 DVD化もされているということですので、そちらも見てみたいと思います。
死刑基準Amazon書評・レビュー:死刑基準より
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No.27:
(3pt)

死刑制度の是非について考え直すきっかけになったが、小説としては2流

死刑については、その昔、永山基準があった。
4人以上殺害した殺人犯に対しては、死刑というものだ。
被害者は何の罪もないのにその人権は、加害者の4分の一ということか。
その後、厳罰化が少しは進んだといえようが、まだまだだ。

判決が誤りだった場合、取り返しがつかないという、
廃止論者の意見もわかるが、死刑制度がなかったら、凶悪犯罪は、
もっと激増していたことだろう。
死刑制度の存続は、凶悪犯罪の抑止に、
大きく貢献してきた事実を見逃してはならない。

本小説は、継はぎだらけのテレビドラマのような感じの完成度
だったので、星3つとします。
死刑基準Amazon書評・レビュー:死刑基準より
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No.26:
(3pt)

不可解な小説

ミステリー・サスペンスとしては三流です。

いくつか欠点を挙げます…これから読む人の興ざめにならぬように書きますので
いささか歯切れが悪いのですが。
1・ 容疑者の行動が不可解で、ご都合主義。まるでB級ドラマなみ。
   せめて「らしさ」があればいいのですが、あまりにもお粗末な筋立て。
   なんでこんなことするのか? 私には理解不能。

2・ 犯行を指示した人の現在の状況を、主人公が知らなかったのは、BならぬC級ドラマなみ。
   素人でもこれはないでしょう。「親しかった」はずですが、何にも知らなかったって、
   そりゃないでしょう。あんまりです。

3・ 「○○」を持ってきた容疑者の行動と、被害者が用意した「○○」が、
   「偶然一致した」のは不可解???
   途中で「○○」の不可思議さを主人公が気づきますが、尻切れトンボ。
   おそらく著者も収拾がつかなくなり、途中で投げ出したのでしょう。

4・ 「法律知識」が焦点になるなら、長々と法廷の手続きを書くのもいいでしょうが、
   その割りに、法廷でありえない「告白」があったり…おそらくTVのミステリものの影響か?
   現職の法曹界にいる人ならなるべく避けてください。
   グリシャムと比較すると、貧弱すぎます。

という具合に、欠点だらけの小説です。
でも…一気に読み終えました。日本語もまともです。
ただ著者がこの程度の小説しか書けないとは思えず、次を期待します。
「リーガルサスペンス」としてもまだまだです。

この程度の本が結構面白く読めてしまう現在の「推理小説界」・「サスペンス界」の
貧困さを嘆きます。

 

死刑基準Amazon書評・レビュー:死刑基準より
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