収穫祭
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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かなり消化不良な印象の作品でした。 | ||||
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西澤保彦版「八つ墓村」。全4部でカンチとマユちゃん、ブキの3人の少年少女の成長とその度に起こる大量殺人を描く。読み応え十分の大傑作!これは、面白い! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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後半はスプラッター描写は少し収まりミステリー的な要素も出てくるが…。 スプラッター調のサスペンスで始まり、本格的な要素も入れつつ、強烈な殺意に翻弄された人々の一大絵巻となっている。 30年にわたる愛憎の蓄積が様々な人々を巻き込んで凄惨な事件を引き起こす構図は緻密で、ただの脇キャラがのちに事件に巻き込まれたり舵を取ったりと、意外な展開が最後まで続いた。 ただし最後の最後まで、不要なまでのスプラッター&エログロ描写の多さには辟易させられる。 プロットやセリフが活きているだけに本当に残念。 | ||||
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「本格」として見てはダメです(笑)。 ガソリンが万能燃料過ぎるのと、記憶の改竄が都合よすぎるのを除けば 素晴らしいサスペンス小説です。下巻も大いに期待していたのですが……(皮肉)。 | ||||
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すべての登場人物が倫理的な箍が外れているのと、一部の人間が 超人的な思考能力・体術を所持しているので、突っ込みどころだらけの 展開が爆笑物のブラックユーモア小説になっています。 最終章で伏線を回収……と行きたかったようですが、 まったく機能していないのが残念でした。 | ||||
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この著者の作品は初めて読みましたが、他の作品もこんなに下ネタ満載なのでしょうか? それともこの作品だけ? とにかくすごい。 上下巻別々にレビューを書くのは面倒なので、ここでまとめて書かせていただきますが、特に下巻はすごい。 文章はまあ読み易いですが、登場人物の多さ、人が殺される回数の多さ、何かとっちらかってる印象の作品でした。 あと闇を抱える人物が多すぎる。この作品の登場人物はほぼみんな、何かしらの闇や狂気を抱えている。 上巻は一応クローズドサークルが描かれてますが、何故かクローズドサークル特有の緊張感がないんですよね。 下巻はもう、一番印象に残っていまうのは「主人公の歪んだ性癖」。 そればっかり…。 終盤になるともう展開が「設定凝り過ぎて面白くない」というか。 終盤は流し読みしちゃいました。 とはいえ一応途中で挫折はしなかったので、星3つにしときます。2つと迷うとこだけど。 | ||||
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「七回死んだ男」ですっかりこの作家のファンになり、刊行されている小説を片っ端から読みましたが、読めば読むほど「あれ…あれ…」となり本作で完全にふっきれた感じです。筆者の代表作は「七回死んだ男」ですがあれは本当に特別だったんだなと…。「七回死んだ男」に惚れ込み今まで作品の評判問わず作家買いしていましたが、それをやめる決心がつきました。本作は上下巻合わせて1100ページ越えの大作ですが正直この作家の既読本の中で一番出来が悪い。褒められる部分が見当たらない。やばい。文章の読みやすさのみ評価して☆1.5ですね。 一夜の間に田舎で起きた大量殺人事件。田舎と町を結ぶ橋は焼け落ち、ベタベタですがちょっとしたクローズドサークルになっています。上巻の大半はその事件の顛末が書かれておりミステリーというよりサスペンス的な雰囲気。ゴロゴロ出てくる死体の状況と登場人物の反応がとにかく不可解なので正直これに納得できる真相があるのなら☆5相当でした。結果は言わずもがな、納得とは程遠い真相と真犯人、都合のいい展開と人間味の欠片もない登場人物たち、そして尻切れトンボな結末が待っていました。というか1100ページもあって尻切れトンボってどういうことなんですか…?トリック自体は短編レベルだし、本作だって無駄な部分を省けば余裕で一冊にまとめられる内容だと思います。 とにかく本作には無駄が多く、意味も必要もないエロが作品の大半を占めています。しかも登場人物は全員宇宙人かと思うほど人間らしさがありません。 ・肉親の死体を見てショック状態になっている女の子に欲情して襲いかかり胸を揉みしだく主人公 ・母親の死体を発見するやいなや黒い下着に興奮し「父親は別居中なのにこんなにいやらしい下着を履いて!さては不倫していたな」とゲスな妄想をしながら勃起する主人公(特に毒親でもないのに悲しみや怒りを感じる描写は最後までなかった) ・男二人と二股をかけ、それを自分から男たちに露悪的にバラし、最終的にその男二人と3Pして同時に二人を受け入れ「あなたたち二人の子供が生みたい!」と叫びながらイく女 男女問わず登場人物全員こんなんです。共感できないどころの騒ぎじゃありません。みんな倫理観がぶっ壊れていて、猿の方がまだ理知的に感じるほどの性欲の奴隷です。想い人のためなら殺人も厭わないというのはミステリーでよくある動機ですが、本作に限ってはスナック感覚で殺人を犯しすぎだしその動機が総じて肉欲なのはちょっと…。いや別に性欲のためでもいいんですが描写不足です。肉親すらあっさり殺すレベルの殺意、その一線を越える動機としては弱すぎて「これは殺しても仕方ない」と微塵も思えないことが問題です。 展開も作者に都合がよすぎてツッコミどころばかり。 ・犯人に脅され、3人が3人とも真相を記憶から抹消する(いくら怖い思いをしたからといって3人が3人とも足並み揃えたみたいに同じ症状の記憶喪失って…) ・十二年連れ添った妻が学生の時に手を出して貢がせていた女だった(整形もしてないし名乗られてすぐ思い出すくらい面影もあるのに気付かないの?「表情の付け方だけで別人のように顔が変わった」って無理ありすぎ) 他にも「ええ…」と思ったシーンは多く、書ききれません。無理やり辻褄を合わせたという感じなのでミステリーを期待して読むとがっかりすると思います。 トリック以前にストーリーが破綻しているというのは置いといて、そもそも本作はミステリー感が非常に薄かった。おそらく作者が書きたかったのはエロ部分なんじゃないかと思います。本作は本当に不自然なくらい変態的な濡れ場が多く、始めこれは伏線かと思いましたが特にそういうこともなかったのでああこれは完全に作者の趣味だなと…。西澤保彦のエロが読みたいというファンの方にはお勧めします。始めからエロ本として読めばまあ満足できる内容なのかなと…。私が求めているものはそこではなく、ストーリー、キャラクター、トリック…その他小説において私が重視しているものが文章の読みやすさ以外本作にはなかったのが残念でした。 | ||||
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