狂う(彼女はもういない)



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初公開日(参考)2011年10月
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長編小説

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狂う (幻冬舎文庫)

2013年10月10日 狂う (幻冬舎文庫)

母校から届いた高校同窓会名簿。両親から莫大な遺産を受け継いだ鳴沢はすぐさま比奈岡奏絵の項を開いた。かつて札幌在住だった彼女の連絡先が今回は空欄だった。その瞬間、彼は強烈に憎悪し、連続殺人鬼と化した。冷酷の限りを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか?青春の淡い想いが悲しくも愚かな愛の狂気へと変貌する傑作ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

狂う(彼女はもういない)の総合評価:6.86/10点レビュー 21件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

狂う(彼女はもういない)の感想

何故、改題したのでしょう。読後に「彼女はもういない」の方が意味深くてしっくりすると感じました。
西澤保彦氏の重層的な心理描写に脱帽です。気づく気づかないに関わらず、人は心中に自らも認めたくないような邪悪なる目的が生じると、それを都合の良い目的とすり替えてしまい、他人のみならず自分自身すら騙そうとするのですね。深層に潜む真の目的を探りだし白日のもとに曝して実現化する…「狂」への誘いです。
この「狂う」別な意味もあるかもしれません。いつのまにか目的が狂ってしまうという。
特に女性読者には受け入れがたい描写がありますが、その不快感を差し引いても、読んでいただたきたい作品かと思います。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

彼女はもういないの感想

彼は、計画したすべてを遺漏なく完璧に仕上げた。
何の物証もない。だから城田理会警視は見抜いた真相を彼に話すときに一個人の立場で会った。
彼を名指して犯人とする推理は完璧で、西澤保彦はその過程を遺漏なく読者にも示して、間違っても読者から不満の声が上がらないように二重に傍証の補強に努めている。犯行に至る動機も、その経緯も彼の姉と云う存在を示し、姉弟ならば似通った性質でもあり、そう違和感もなく納得させられる様に計算されている。不可思議な犯行の意味も最後の城田警視の指摘で納得がいくが、さらに彼の思いもしなかった結果を警視に知らされる。それが「彼女はもういない」と云うこと。タイトルの意味はそこにあった。これは西澤保彦らしいすべてが計算された話で、とても巧妙なストーリーでありミステリーとしてのエンターティメントを追及した作品である。もっと多くの人に読まれるべき作品であると思う。西澤保彦のファン以外の人にも是非読んでみて欲しい。ただ、映画で云えばR-15の内容なので若い人や女性の方には注意していただきたい。彼の云う謎と論理のエンターティメントを味わって下さい。
ゴメン、ちょこっとネタばらし。木を隠すなら森の中だねワトソン君。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(2pt)

解像度の低い駄作

全てにおいて浅く、感情移入も起こらない。
残念。
彼女はもういないAmazon書評・レビュー:彼女はもういないより
4344020618
No.18:
(4pt)

予想外のラスト

自分が女だから、というのもあって特殊な感情を持つ主人公鳴沢の気持ちに共感できないし、殺人の目的もめちゃくちゃなんだけどとりあえずページをめくる手が止まらなかった。
女性への暴行シーンもR18にしてはさほど過激ではなかったのでよかった。
想像の遥か上をいくラストに驚いた。
彼女はもういないAmazon書評・レビュー:彼女はもういないより
4344020618
No.17:
(2pt)

トリック重視の推理小説っぽい

著者は初読。犯罪小説にしては犯行描写や犯人自体に怖さがなかった。犯人が「彼女」の苦しみや決断とリンクするような描写があればよかったが、それがないので男の蚊帳の外っぷりが目立って哀れ。サイコパスっぽく気軽に殺してきたのに、犯人が人の心を持ってる前提のラストにも拍子抜け。それを狙ったのかもしれないけど、猟奇犯罪ものかと思って読んでたので損した気分。なんだよどっちつかずなやつだな!と思うけど、現実はそんなものかも。

著者の他作品の登場人物らしい女性刑事だけがキャラ立ちしている。彼女の番外編みたいな位置付けの話とすれば、ファンは楽しめると思う。
彼女はもういないAmazon書評・レビュー:彼女はもういないより
4344020618
No.16:
(1pt)

ひどい

この作者は出来不出来の差が激しい。ハズレの時は半端なく、酷い。この作品はハズレ。本を買うお金を後悔した事はないが、読んだ時間がもったいない。他の1冊を読めるのだから。。。
彼女はもういないAmazon書評・レビュー:彼女はもういないより
4344020618
No.15:
(4pt)

軽いネタバレ含みます

お金を使えばこんな事件を起こす必要がない(キリッ)
犯行現場を特定されるようなDVDを作る必要がない(キリッ)
こんな見当外れなこと言ってる人が約一名いらっしゃるようですが…もう一回、ちゃんと読み直した方が恥をさらさずにすむかと…(笑)

犯人は、お金を使えば解決できるだろうという考え方に異常な反発を覚えていた。それが彼の人格に歪みを引き起こした原因のひとつであり、事件を計画実行する動機のひとつにもなった。
犯人のやったことには彼なりの目的があり、それを達成するためには、DVDを観てわかる人にはその現場が何処なのかすぐわかることが極めて不可欠なポイントであった。

日本語が理解できて、冒頭と解決編だけでもちゃんと読んでいれば、中学生程度でも読み落とすところじゃないはずなんですけどねぇ…狂ってる人間の思考だから、なんてムツカシイ話でもないしねぇ…
ひょっとして、まともに読みもしないで適当にケチつけてる?怖い怖い(笑)
狂う (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:狂う (幻冬舎文庫)より
4344420969



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