メルキオールの惨劇



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初公開日(参考)2000年11月
分類

長編小説

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(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)

2022年04月15日 (新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。 彼女は懲役を終えて、朔太郎と礫という二人の息子と暮らしていたが、そこで俺は、その家族の恐るべき秘密を知ってしまう。 未だに発見されていない子供の頭蓋骨はどこに? 「メルキオール」とは、一体──世界の深奥を見つめ、人間の虚飾をも剝ぎ取る問題作にして傑作、装いも新たに登場。 (解説・杉江松恋)(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

メルキオールの惨劇の総合評価:7.83/10点レビュー 35件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

メルキオールの惨劇の感想

たまに変態小説を読みたくなる、そんな時に手に取る平山作品。
序盤2,30ページ程は、言い回しとクセのある比喩が気になる文章が続く。読み辛くとも我慢して読書。
辛いのは最初だけで、途中から普通の文章になり読めました。

いつもながら変態設定な登場人物達が魅力的。
自分の子供の首を切断し何処かへ隠した母親。その首を欲する死に際の物語を集めるコレクター。首を探す主人公。犬を振り回す怪力男。などなど、クセが強い。
グロくて気持ち悪いけど、何故かユーモアがある所は表現の巧さというか、人それぞれの好みですね。

話はめちゃめちゃなのですが、全容が分かるとブラックユーモアな所が面白い。
ただ、メルキオールが登場したあたりから、ファンタジー色が強くなってしまったのが好みではありませんでした。
求めていたのは、現実にはないけれど、現実のどこかにありそうなアングラ世界のバランス。これはファンタジーでしたね。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.34:
(4pt)

蛇足

本の内容については文句なしの☆5
雇い主から依頼を受け、鄙びた町を訪れた主人公が奇妙な一家の謎に巻き込まれ自らも踏み込んでいくストーリー
突飛に見えて計算し尽くされた展開や不意に差し込まれるエピソードによって引き立つキャラクター性がまさに平山夢明の真骨頂
特に終盤にかけての流れは思わずページを捲る手が止まらなくなるほど見事という他ない

では何故☆4なのか?
その原因は解説にある
途中までは普通に目を通していたがあろうことか登場人物の性別を間違えていたのだ
作中にもしっかりとそれとわかる表記があるのに解説を頼まれた上でこの有り様では読み込み不足と言わざるを得ない。はっきり言って興ざめである
それまでの能書きも一切頭に入らなくなったし、編集段階でのチェックの杜撰さもとかく残念だ
自分が何回も読み返して愛着のある物語ゆえに失望は大きかった。購入予定の方は注意されたし
(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)より
4758444765
No.33:
(5pt)

天才。名作。すげぇ。

こんなに夢中になれる小説は、
なかなかないです。ほんと。

もっと下品なものを覚悟して、
ページを読み進めたのですが、
意外と上品というか、
ステキで知的な印象でした。

結構初期の本なのですね。

名作としか言えません。

新装版が発売してるので、
ぼくが買ったこれは、
旧タイプになるのかな?
このレビューは、
誰の目にも届かない?

それもまた儚くていいです。

日本一好きな作家は?
と今きかれたら、
平山夢明さんと答えます。
(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)より
4758444765
No.32:
(5pt)

空洞人間の頭探し

突飛(とっぴ)でおかしな依頼といえばドナルド・E・ウェストレイクの「怪盗ニック」シリーズを思い出し。痛手(いたで)を負(お)った主人公で連想されるのは、ドン・シーゲル監督クリント・イーストウッド主演の映画『白い肌の異常な夜』。また子供との交流といえばロス・マクドナルドの「地中の男」か、体を切り裂かれながらも話す少女のキャラクターとかのホラー的趣向(しゅこう)も面白く。さらには、W・W・ジェイコブズの「猿の手」、サービス過剰(かじょう)ともいえる内容の中に流れる詩情(しじょう)と幻想が巧(うま)い具合に溶(と)け合わさった奇妙な味わいの作品。
(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)より
4758444765
No.31:
(5pt)

ハードボイルド・ブラック・ファンタジーの佳作

ある仕事のために寂れた町を訪れた男。そこには白痴の兄と聡明な弟、美しい母の3人家族がいて…。
唯一無二の作風を持つ著者の、ハードボイルド・ブラック・ファンタジーとでも言うべき佳作長編。ぶっ飛んだイカれた世界なのに、ユーモアがあり、どこか美しく、うっすら感動的ですらあります(笑)。

個人的に平山夢明は好きな作家です。万人におすすめできる作家ではありませんが、才能のない凡百の作家が書く退屈な小説にうんざりしている人で、ハードボイルド小説が好きな人(大丈夫な人)であれば、試しに読んでみるとよいと思います。新しい世界が開けるかも。

※ちなみに、「比喩表現の多用が合わない」「登場人物の台詞回しが合わない」という人は、そもそもハードボイルドの文体がダメな人でしょう。本書には手を出さないのが無難です。
(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:(新装版)メルキオールの惨劇 (ハルキ文庫)より
4758444765
No.30:
(5pt)

オモシロイ

最近この作家を知りはまってます
ダイナーなんかよりダイナー以外の方が好み

ファンになりました
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