(短編集)
暗くて静かでロックな娘
- ロマンス (120)
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一本目の『日本人じゃねえなら』でゲンナリさせた気分を徐々に上げてくれる構成になってます。 それで6本目の『反吐が出るよなお前だけれど…』あたりでもう楽しくなって平山夢明の本ってことを忘れちゃうんですよ。 で油断したところを9本目の『おばけの子』で完膚なきまでボッコボコに殴ってくる。グーじゃなくて釘バットで。 これはもう2度と読みたくないです。体調崩しました。 平山先生、なんでこんなことすんの? 文字でここまで人を苦しめるのは圧巻。傑作です。 | ||||
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ロックな内容で凄く好き。 ゴタゴタな表現の中にも繊細な描写があって人間味あふれる文章に感じた。 ただ、バッドエンドが多すぎて読後感がシンドイ。 この著者の本は初めてですが、もうちょいハッピーエンド寄りがいいな。 | ||||
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救いがない。 誰も助けてくれない。 そらそうだ。 ドラマでは都合よく、 誰かが自分を見ていてくれる。 でも現実ではどうか? 新宿だの渋谷だのにいき、 掃いて捨てるほど人がいても、 誰も自分なんか気にしない。 死のうが苦しもうがそんなもん、 風景にすらならない。 悲しくても苦しくても、 それを感じてるのは自分だけ。 だって関係ねぇもの。誰にも。 どんなに現実離れしていても、 現実の急所をついていれば、 そこには現実が見えます。 平山夢明さんには、 いつもそれがある。 そして、どうにもならない悲劇を、 薄情な喜劇のように描くのも、 センスだなぁと感心します。 短編集なので、 なんだかなって話も、 そらなかには、なかないです。が、 面白さの基準を他の小説に合わせれば、 そらもうどれも満点、 満足です。 このレベルで夢中にさせてくれる本、 なかなかないし。 たまになに書いてんのかわからない、 奇妙な言い回しもありますが、 リズムに掻き消されてしまい、 そーゆーもんだと思わされました。 むーん、素晴らしい。 レビューを見ると、 他の作家と比較し、 こちらが劣るという評価もあり、 へーそーなんだ。と、 そっちも読んでみたくなりました。 ぼくは読書歴がまだ浅いので、 いい情報をもらいました。 他作家を読んでどう感じるにしろ、 これを基準にして、 もっといいものがもしあるなら、 ぼくにとっては朗報です。 だってこの本は面白かったし。 マネかよとでも思わない限り、 本作の評価には影響ありません。 | ||||
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■日本人じゃねえなら◎ こんなこと言う日本人て本当にいるのかしら、、、 人の心がないです。 悲しい話でした。 ■サブとタミエ△ あさましい人たち。 ■兄弟船△ 弟、ダサい。兄貴カッコいい。 ■悪口漫才◎ 徳の低い父。 不幸の連鎖。 自業自得。 ■ドブロク焼き場◎ なんか切ない仕返し。。。 ■反吐が出るよなお前だけれど○ なんだかんだ絆が強い夫婦。 ハッピーエンドで良かった。 ■人形の家◎ 自分を騙しながら生きていく。 悲しい話です。 ■チョ松と散歩○ ちょっと不思議で切ない話。 でもほっこりします。 ■おばけの子◎ ただ、ただ、悲しくて苦しい話。 ですが、なんだかリアルで考えさせられる。 ■暗くて静かでロックな娘◎ 切ない、、、 3人とも幸せになって欲しかった。 | ||||
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タイトルが読後の正直な感想です。 まず全体の印象としては、あえて独特な文体で個性を出そうというのが透けて見えてくるような、 そんな違和感を覚える言い回しが多い。 筒井康隆への憧れが強すぎてそちらへ寄せたような文ばっかりです。 ただし、筒井康隆が確かな技術と知性に裏打ちされた、 独特でありながらもユーモラスかつスラスラと読めてしまう文章に比べて、 こちらはガワだけ真似たような、無理をしてヘンテコな描写をしている印象を強く覚えました。 読んでいるうちに何度も、「これ読むくらいなら筒井康隆のほかの本でええな・・・」と中断したくなるほど。 さて、肝心のストーリーについても、「結局何が言いたかったの?何が書きたかったの?」と首をひねってしまうような浅い話がほとんど。 奇天烈な登場人物を出して、周囲が振り回されて終わり、という展開がずっと続きワンパターン。 表題のお話と、煙突の解体を見に深夜こっそり家を抜け出す二人の少年のお話だけは、 読了後もしっかりと余韻を残してくれる良い出来でしたが、 その他の短編についてはお世辞にも褒められた出来とは言えません。 (幼児虐待の描写だけなぜか頭一つ抜けてキレキレなのがまた・・・) この本には収録されていませんが、「無垢の祈り」が映画化されたので平山夢明の本を何冊か買って読んでみたのですが、 どうも私にはうまくはまらなかったようです。 | ||||
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