(短編集)
非道徳教養講座
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20代から30代の若い女性に向けて書かれたブラックな人生訓だ。 「賢い親の裏切り方」「賢い失望のさせ方」など。恐怖漫画風のイラストが面白い。 「賢い嘘のつき方」では、人間社会に嘘は不可欠だと断言する。 たとえばアパレルの店員は無理なサイズを試着するデブに「糸で縛ったチャーシューみたいだ、やめなさい」 などと絶対に言わない。その通りだ。みんなが本音を吐いたら、人間社会は滅亡する。 周囲に親切にしすぎると、「こいつは無理を聞いてくれるキャラだ」と認定されてしまうので、 普段から期待値を下げておくべきだ、という指摘には強く同意したい。以前の職場で似たような経験がある。 全15回の中には今一つ共感できない部分もあるし、ギャグが滑っている部分も多いのだが、 本来は真面目に書かれるべき本のパロディは久しぶりに読んだので、まずまず楽しめた。毒気は薄めだ。 | ||||
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平山先生の良さが出てない 回りくどすぎる この路線で行こう、と思った編集者に面と向かって文句言いたいレベル | ||||
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超怖いシリーズばかり読んでいたので、最初はパンチが足りたくて、退屈。本でかいし、高いし失敗したなあ、金返せと思っていたら、内容がどんどんおもしろくなり、気づけば含み笑いしてる感じ。ふざけて書いてるようで、ちらりと人間臭いこと言ってくれる、いかしたオヤジ平山さん。そんな一面がよく見れる一冊。これ読むと、ほんとこの平山さんて地の底から這い上がってきた魂みたいのがあるから、闇(怖い人や幽霊)のものも書けるんだなあと思った。もちは餅屋みたいな。あと、どうも親が前ほど信頼できないなあ、なんかいいように使われているなあ、そんなこと思っちゃいけないと感じている人にはぜひ読んで欲しい。あと人間関係に悩んでいる人なんかも。新しい対応方法が紹介されているので、一読して欲しい。私は、これのおかげで、職場でだいぶ過ごし易くなったし、親の言葉にもそう動揺することがなくなった。 | ||||
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実話系の流れや鬼畜系の展開のみを期待する読者には向かないかもしれないが、平山夢明の骨髄を覗き見るような興味深い一冊だった。 全編が、「執事」と扮した(?)平山の文体で語られる人生訓のようなものなのだが、それはあからさまに件の傑作「ユニバーサル式横メルカトル」のアイツそのもので笑いと不気味を誘う。(笑) 鬼畜や極論などのガジェットに彩られながらも、平山夢明という作家が決して<色物>では無いという骨太さを感じた。 個人的には、既刊の春日武彦との対談本などよりは段違いに中身の濃い一冊となっているのではないだろうか。 創作小説ではない既刊本の中ではダントツに濃度が高い。 内容はかなり硬く真面目なものだし、驚くほど実用的な指南書になっているため、挿入される児嶋都の漫画がとても良い薬味になっていた。 でも結局笑ったんだよなぁ。 最後の平山と児嶋の対談も脱力と爆笑。 平山夢明に17歳の娘がいるという衝撃の事実も暴露。(笑) | ||||
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女性が世知辛い現代を生き抜く為の平山流・世渡り講座。 しかし平山氏の本を読み慣れた人間には読み物として「物足りない」と感じるのが正直な所。 彼独特の生理的嫌悪描写も無く、終始「賢女子の皆様におかれましては…」という ちょっと固めな文面で内容の抑揚もあまりなくダラダラと続きがち。 特に前半はかなり退屈で、途中何度も読むのを辞めようかと思った程です。 あとがき対談で20代〜30代の女性がこの本のターゲットと発言してありますが、 その事が本当だとしてそのターゲットの女性としての立場から見ても、 やはりパンチが弱いですね。 30代の女性としてはもっと深い内容の講座が読みたいと思ってしまいます。 「異形マエストロを読む」「世渡り講座を読む」どちらの見方をしても 物足りなく感じてしまった一冊です。 | ||||
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