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メルキオールの惨劇
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メルキオールの惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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本の内容については文句なしの☆5 雇い主から依頼を受け、鄙びた町を訪れた主人公が奇妙な一家の謎に巻き込まれ自らも踏み込んでいくストーリー 突飛に見えて計算し尽くされた展開や不意に差し込まれるエピソードによって引き立つキャラクター性がまさに平山夢明の真骨頂 特に終盤にかけての流れは思わずページを捲る手が止まらなくなるほど見事という他ない では何故☆4なのか? その原因は解説にある 途中までは普通に目を通していたがあろうことか登場人物の性別を間違えていたのだ 作中にもしっかりとそれとわかる表記があるのに解説を頼まれた上でこの有り様では読み込み不足と言わざるを得ない。はっきり言って興ざめである それまでの能書きも一切頭に入らなくなったし、編集段階でのチェックの杜撰さもとかく残念だ 自分が何回も読み返して愛着のある物語ゆえに失望は大きかった。購入予定の方は注意されたし | ||||
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こんなに夢中になれる小説は、 なかなかないです。ほんと。 もっと下品なものを覚悟して、 ページを読み進めたのですが、 意外と上品というか、 ステキで知的な印象でした。 結構初期の本なのですね。 名作としか言えません。 新装版が発売してるので、 ぼくが買ったこれは、 旧タイプになるのかな? このレビューは、 誰の目にも届かない? それもまた儚くていいです。 日本一好きな作家は? と今きかれたら、 平山夢明さんと答えます。 | ||||
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突飛(とっぴ)でおかしな依頼といえばドナルド・E・ウェストレイクの「怪盗ニック」シリーズを思い出し。痛手(いたで)を負(お)った主人公で連想されるのは、ドン・シーゲル監督クリント・イーストウッド主演の映画『白い肌の異常な夜』。また子供との交流といえばロス・マクドナルドの「地中の男」か、体を切り裂かれながらも話す少女のキャラクターとかのホラー的趣向(しゅこう)も面白く。さらには、W・W・ジェイコブズの「猿の手」、サービス過剰(かじょう)ともいえる内容の中に流れる詩情(しじょう)と幻想が巧(うま)い具合に溶(と)け合わさった奇妙な味わいの作品。 | ||||
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ある仕事のために寂れた町を訪れた男。そこには白痴の兄と聡明な弟、美しい母の3人家族がいて…。 唯一無二の作風を持つ著者の、ハードボイルド・ブラック・ファンタジーとでも言うべき佳作長編。ぶっ飛んだイカれた世界なのに、ユーモアがあり、どこか美しく、うっすら感動的ですらあります(笑)。 個人的に平山夢明は好きな作家です。万人におすすめできる作家ではありませんが、才能のない凡百の作家が書く退屈な小説にうんざりしている人で、ハードボイルド小説が好きな人(大丈夫な人)であれば、試しに読んでみるとよいと思います。新しい世界が開けるかも。 ※ちなみに、「比喩表現の多用が合わない」「登場人物の台詞回しが合わない」という人は、そもそもハードボイルドの文体がダメな人でしょう。本書には手を出さないのが無難です。 | ||||
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最近この作家を知りはまってます ダイナーなんかよりダイナー以外の方が好み ファンになりました | ||||
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わくわく、はらはら、どきどき などの情動でページを括るのが、ホラー小説やミステリー小説の醍醐味だと思いますが この作品では、そうした感情は全く芽生えませんでした。 ぶっ飛んでいる・・という評価もありますが、「奇を衒っている」という表現が妥当だと思います。 冗長な蘊蓄や気取った説明が多いことも、物語に没頭出来ない背景となっています。 どこの場所の設定か不明で行くのかと思いきや、日本の田舎であったり、天才が生じる家系というものがどういう科学的根拠で設定しているのか納得のいく説明がなかったり、未熟な部分が目立ちます。 | ||||
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平山氏の作品は好きで、何冊か読ませていただいていますが、 本作については、あまり私の琴線に触れませんでした。 『Sinker』よりは読みやすいですが、 それほど斬新さもなく、 登場人物たちの狂気性も薄く、 手に汗握るという展開もなく、 ただただ不愉快な性描写だけが読後感として後味悪く残りました。 やっぱり、平山氏は長編より短編が素晴らしいですね。 『DINER』は好きですけど。 | ||||
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評価に迷う・・・というのが、読了後の所感。 独特のセリフ回し、多用される比喩表現、そしてクレイジーな世界観といい、けっして読みやすい部類の小説ではないんですが、主要登場人物が出揃ったあたりからパラレルワールドが加速し、これからどうなるのかと、ぐいぐい読み進めてしまいました。 しかし、ラストはどうにも消化不良で、純粋に「面白かった!」とは言いづらい。 こういう世界観って誰もが書ける内容ではないと思うので、著者のイマジネーションは素直にすごいなと感じますが、万人受けする内容ではないので、読む人を選びそうですね。 自分は、リアルな日常をベースとする作品よりも、ファンタジーやホラー、ぶっとんだカオス系のジャンルが好みなので、それなりに楽しめました。 ただし、単純にエンタメとして読書を楽しみたい方には、オススメしないかも。 | ||||
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比喩表現か多く少し読みづらさを感じました。世界観は面白いですが、怖さはそうでもないです。 | ||||
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読み始めるとどこの国だか判らないような内容とつまらない表現な小説ではないか。期待外れで捨てました。 | ||||
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そんな印象でした。 ホラー小説などを読みあさってるなか、この小説を知り購入。 この作者の「怖い本」などで知っていましたが、あまりそちらは私の好みではなく。 どうかなーと気になりながらも、今更ですが読み始めました。 日本であって日本でないような景色を感じる町や人物の描写、 哲学を哲学で返すような台詞、 グロテスクであり、ユーモアも感じる比喩、 またそういう比喩表現も多いため、 なかなかにイメージしづらい世界観でした。 しかし、途中から「!」という変化が。 なぜか愛着を持ってしまうような和やかムードを感じていると、 突然、緊張を作り出す登場人物。 話の流れにどんどん巻き込まれて、読むスピードが一気に上がりました。 怖い話シリーズよりも、私は好きです。 ホラー好きなら一読をオススメです。 | ||||
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平山作品の中ではグロい場面が少ない方にあたるのではないでしょうか。 いま、殺りにゆきます等が好きなので、そのあたりの描写には少し物足りなさを感じました。 ですが、話はとても面白い。 最初はたしかに面白みを感じませんが、家族の謎が見え始めてからの展開はとても面白かったです。 しかし、コレをホラーに分類されるとホラーが苦手な私としては手に取るかとても悩んでしまう。。 こういう作品をホラー以外に上手く言い表し分類する術はないものでしょうか・・・ | ||||
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万人には受けないけど、好きな人はとことん好き。 登場人物それぞれに魅力があり、お話も綺麗にまとまっています。 哲学と、お宝さがしに、ちょっとの暴力。エログロ耐性ない人には おすすめしないけど、表紙に引かれた方は購入してみるべき。 | ||||
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まず、この話はてっきりアメリカの片田舎が舞台だと思っていた。登場人物全員の話し方が日本人離れしているし、出てくる酒場などの描写で完全にそうだと思い込んでいた。警官の風貌、登場人物の風貌等々。ただ名前だけが日本人でそれも今で言うキラキラネームのようなものであったり、色々とシュールな雰囲気が漂っている。全体的に面白く今までにないタイプのストーリーで楽しめたのですが、なにぶん全員の話し方が日本人離れ(洋画の吹き替えと思えばしっくりくる)している上に主人公の会話のラリーがいちいち芝居がかっているのが鼻についた。そういうキャラクターなのはわかるが、ストーリーの邪魔をしている部分もあり読みにくかった。続きが気になってどんどん読んでしまう…というタイプの物語ではなかったが、だんだんと散らかっていき収拾がつかなくなった筋から、最後はどうオチをつけるんだろうかは気になった。ラストの感想は…→「まぁそうなるのが一番丸く収まるよね、、ちょっと中途半端だけどね」というところです。 | ||||
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怪力男はお約束ですね。 序盤はつまらないですが、兄弟が登場してから面白くなってきます。 それにしても美和ってこの話に必要だったのか? あまりキャラも立たないし、目的を持って生きていたはずが、結局最後まで何も成し得ていない。 そして幸せなのかそうでないのかよく分からないまま生きている。 と思ったら、この著者の短編集でよく見かける「結末に虚しさを添える」系列の人間だと気づき、まあいいかなと。 あとは主人公の話、これは最後まで意味が分からん。何やら自分で答えは見つけたみたいだけど、アッサリしすぎでは。 雰囲気の似ている「ダイナー」や「デブを捨てに」と比べると主人公の成長や心の変化みたいなものが伝わってこないので、今ひとつ共感が持てなかった。 活かしきれてない設定が多いのではないか。 上記を踏まえると、この話の本当の主人公は美和だと感じたので、 補完しながら読み直すと面白いかもしれない。 | ||||
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アマゾンレビューを見て購入しました。 期待を超えるぶっとびっぷりです。 話のあらすじはめちゃくちゃ、キャラクターもネジがとんでいる。 しかし、どこか美しい。 「最近クレイジーさが不足気味」と感じているなら、絶対に読むべき! かなりおすすめです。 ただし、超グロシーンあり。 少女のシーンはちょっと吐きそうになりました。 | ||||
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平山夢明氏の小説は色々と読んだが、本書だけは入り込むのに時間がかかった。20pほどで断念すること数回、グッとこらえて読み進めれば面白い…面白い!! 癖の強い文章ではあるが、ハマると堪らなく、時間も忘れて世界観に入り込んでしまった。 | ||||
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冨樫義博が読んでいる作家さんとのことで勢いで買いました。読み始めた頃はやっぱり衝動買いするんじゃなかった…と少し後悔しました。しかし、読み進めていくうちに文章にも慣れて、登場人物にも妙に魅力を感じました。独特の表現もくせになり、平山夢明さんの虜になりました。買ってよかったです。 | ||||
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『dlner』『独白するユニバーサル』を読んだ後に、この作品を読みました。 この作品は、『dlner』と比較的似ている作風かと思います。 27歳以下の善良で無垢な人の悲劇的な死にまつわる遺品と遺族の話を収集する男から依頼されて、三人兄弟の末っ子をを殺害して首を切断した母親とその一家に近づいた主人公(もちろん主人公も過去に異常な殺人歴有り)。一家の兄弟には特殊な遺伝病があり、それ故の悲劇が起きる、というようなあらすじです。 あらすじはホラーだしグロ表現もたくさん出てくるのですが、(異常者である)主人公の中に僅かにある人間らしい感情が描かれたり、長男が作る美味しそうな料理の表現、主人公とメルキオールとの間で交わされる哲学的な会話等、グロ以外の要素にとても惹きつけられました。特に、過去に残酷な殺人を繰り返してきた様な主人公に、調査対象の母親がキスしたシーンや、ラストに主人公が戻ってきて兄弟と交わすセリフには、他の平山作品らしくない雰囲気があり、じーんときました。 | ||||
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短編集は好奇心を刺激してくれますので、作者の書きたいことが何となく分かってくるような気がします。どの短編も楽しませていただきました。 | ||||
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