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メルキオールの惨劇
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メルキオールの惨劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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「独白する〜」で平山夢明さんを知りもっと他の作品がないか2〜3冊取り寄せたところ、これは前述作品の2番手に面白かった。 最初の10Pで諦めたという方もおられますがどうか、もう少し読み進めてみていただきたいです。中盤から内容がガラッと変わります。 平山夢明さんはいきなり結末から入る特徴的な文体なので、読者は一瞬脈絡が繋がらないまま一歩遅れて状況把握をする場合もあります。 その変わり勿体振った回りくどい表現はしません。とても冷静で知的な文章表現をする作者さんだと思います。 SF色が濃く残酷な描写は少なめです。単純にグロや欝に飽きて来たという方に、もちろん平山夢明作品に興味のある方にも是非オススメしたい本です。 | ||||
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三男の首を取り刑に伏した母、白痴の長男、明晰な次男、『特殊な死のコレクション』回収のためその家に乗り込んだ俺。三男の死に隠された家族の様々な謎を巡る命のやりとりがとても面白いです。 | ||||
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★4、5 セリフが洒落てる。ユーモラス。白痴化する血筋で天才と白痴が交互にやってくる朔太郎(メルキオール)のキャラが良かった。 | ||||
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西部劇のような、乾いた世界。天才と無差別殺人、死体に顕現するキーワード、そのすべての着想に身震いする。 こんなにユニークで怖くてハードボイルドで、アメリカンなんだけど日本的な情緒もあって、とにかくオリジナル。ホラーというよりはこれはSF、質の高いSFだと思う。 平山氏はメルキオールの続編を執筆中だそうなので、ぜひ読みたいものである。 とにかくすごい作家だと思うんですよ。霊能者に、あんたのオーラは真っ黒だ! と言われたらしいんだけど。 大人の怪しい実験室 | ||||
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西部劇のような、乾いた世界。天才と無差別殺人、死体に顕現するキーワード、そのすべての着想に身震いする。 こんなにユニークで怖くてハードボイルドで、アメリカンなんだけど日本的な情緒もあって、とにかくオリジナル。ホラーというよりはこれはSF、質の高いSFだと思う。 平山氏はメルキオールの続編を執筆中だそうなので、ぜひ読みたいものである。 とにかくすごい作家だと思うんですよ。霊能者に、あんたのオーラは真っ黒だ! と言われたらしいんだけど。 大人の怪しい実験室 | ||||
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はじめ読み始めたとき、少しイメージと違うなぁとがっかりしたのですが、読んでいくうちに一気に引き込まれていきました。おもしろいんです。伏線とか弱いんですけど、関係ないような伏線とかあるんですけど、とにかくおもしろい。設定がいい。こんな小説は今まで読んだことはありませんでした。グイグイきますよ。 | ||||
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文体がとても独特で読み手を選ぶと思います。 個人的な意見としては、 比喩表現の多用で文章の流れが悪い上に、物語自体も初っ端から非常にシュールで取っ付き難い印象を受けました。 (私は結局、最初の10ページくらいで読むのを断念してしまいました) 購入する前に書店などで文章が自分の好みにあったものかどうか一度確認することをお勧めします。 | ||||
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文体がとても独特で読み手を選ぶと思います。 個人的な意見としては、 比喩表現の多用で文章の流れが悪い上に、物語自体も初っ端から非常にシュールで取っ付き難い印象を受けました。 (私は結局、最初の10ページくらいで読むのを断念してしまいました) 購入する前に書店などで文章が自分の好みにあったものかどうか一度確認することをお勧めします。 | ||||
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物語は破綻しているが、魅力ある展開だった。 人の不幸をコレクションする男の依頼を受けた「俺」は、自分の子供の首を切断した女の調査に赴く。 おお、なんという凄まじい設定!身の毛もよだつとはこのことではないか。これは心してかからねばなるまいてと思ったあなた、いやいやちょっとお待ちください。これね、読めばわかるけどホラーの体裁で出版されているにも関わらず、どちらかといえばユーモアさえ感じられる作品なのである。 ぼくは、この本読んでこの人いっぺんに好きになってしまった。 無粋を承知で言わせてもらうなら、センスがいいのである。ホラーとしてではなく、物語世界を構築するにあたってそのセンスの良さが光っている。 上記のあらすじを読むと、まったく不気味な「黒い家」系のホラーのように思ってしまうのだが、いざひもといてみると、なんとも奇妙なユーモアのあるファンタジーのようだった。それも読み手の脳髄をビンビン刺激するかなりヤバい作風だ。暴言を承知で言わせてもらうなら、もう筋などどうでもよいとまで思えてくるくらいヤバいのだ。う〜ん、この人の小説をもっと読みたい。というか、はやくもっともっと分厚い本を出して欲しいものだ。 それにしても、ピーナッツ・バターってああいう風に作るのかあ。なるほど、勉強になるなあ。 | ||||
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物語は破綻しているが、魅力ある展開だった。 人の不幸をコレクションする男の依頼を受けた「俺」は、自分の子供の首を切断した女の調査に赴く。 おお、なんという凄まじい設定!身の毛もよだつとはこのことではないか。これは心してかからねばなるまいてと思ったあなた、いやいやちょっとお待ちください。これね、読めばわかるけどホラーの体裁で出版されているにも関わらず、どちらかといえばユーモアさえ感じられる作品なのである。 ぼくは、この本読んでこの人いっぺんに好きになってしまった。 無粋を承知で言わせてもらうなら、センスがいいのである。ホラーとしてではなく、物語世界を構築するにあたってそのセンスの良さが光っている。 上記のあらすじを読むと、まったく不気味な「黒い家」系のホラーのように思ってしまうのだが、いざひもといてみると、なんとも奇妙なユーモアのあるファンタジーのようだった。それも読み手の脳髄をビンビン刺激するかなりヤバい作風だ。暴言を承知で言わせてもらうなら、もう筋などどうでもよいとまで思えてくるくらいヤバいのだ。う〜ん、この人の小説をもっと読みたい。というか、はやくもっともっと分厚い本を出して欲しいものだ。 それにしても、ピーナッツ・バターってああいう風に作るのかあ。なるほど、勉強になるなあ。 | ||||
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一気に読めます。 活字を追っている、というより 漫画を読んでいる感覚で楽しめました。 文体が醸し出すB級映画のような荒涼とした世界 が心地よいです。 ただ、中盤で張られた興味深い伏線が、生かされていないので、 そこが残念です。 とはいえ、破壊的で狂った結末は、一読の価値ありです。 ラストの寂寥を是非味わってください。 | ||||
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一気に読めます。活字を追っている、というより漫画を読んでいる感覚で楽しめました。文体が醸し出すB級映画のような荒涼とした世界が心地よいです。ただ、中盤で張られた興味深い伏線が、生かされていないので、そこが残念です。とはいえ、破壊的で狂った結末は、一読の価値ありです。ラストの寂寥を是非味わってください。 | ||||
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平山夢明氏は怪談本の方が有名なのかも知れない。 だからこそ、この『メルキオールの惨劇』を読まねばならないと思う。 怪談だけが平山夢明ではないのだ。 氏の書く物語は何故だか気持ち良い。 著者紹介などには『生理的に~』云々あって、手を出したがらない方が多いだろう。だが、私にとって、そんなことはない。 先に読み進んで、物語が終わる事が寂しいとさえ思ったのである。 全体的な感覚は無国籍/無軌道/無遠慮だろうか? 読んでいて、にやりとしてしまう。ごそごそっとした感触はささくれた 心にがちり、とハマるだろう。 星4つの理由は、もう少し続きがあればなぁ…であったのだが、実は続編の予定有りとの情報も入って来た。 凡百のベストセラーなんぞ読んでいる暇があったら、こいつを読め! そして、自分の歪みと狂気を感じとろう。 | ||||
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平山夢明氏は怪談本の方が有名なのかも知れない。だからこそ、この『メルキオールの惨劇』を読まねばならないと思う。怪談だけが平山夢明ではないのだ。氏の書く物語は何故だか気持ち良い。著者紹介などには『生理的に~』云々あって、手を出したがらない方が多いだろう。だが、私にとって、そんなことはない。先に読み進んで、物語が終わる事が寂しいとさえ思ったのである。全体的な感覚は無国籍/無軌道/無遠慮だろうか?読んでいて、にやりとしてしまう。ごそごそっとした感触はささくれた心にがちり、とハマるだろう。星4つの理由は、もう少し続きがあればなぁ…であったのだが、実は続編の予定有りとの情報も入って来た。凡百のベストセラーなんぞ読んでいる暇があったら、こいつを読め!そして、自分の歪みと狂気を感じとろう。 | ||||
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