殺す(猟死の果て)
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殺す(猟死の果て)の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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登場人物の性格やグロ描写で、なんとも嫌な気分にさせられる作品なので、その手の作品が苦手の人にはお薦めしません。 | ||||
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タイトルが強烈だったのでつい手に取ってしまった。 読み始めてミステリーか、と思っていると暴力だったり性的嗜好だったりの描写がなんだか生々しい。事件が起きて解決するまでの間にかなり濃い愛憎があってとても自分好み。セリフが多めでテンポよく進行するので臨場感があって楽しかった。 この方の他の作品も読んでみたい。 | ||||
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七回死んだ男に惚れ込んでから西澤保彦の小説は何作か読みましたが、個人的にエロが絡む作品はハズレ率が高い気がする。本作もそうでした。作者本人はノリノリで書いてそうなだけにいたたまれないのですが本作もハズレの西澤保彦。 本作は以前刊行された「猟死の果てに」を改題したものだそうです。精神的に未成熟な警察官が同僚を連続して殺害する事件と、女子高生連続殺人事件が同時に発生。後者の事件をメインに二つの事件が同時進行していくわけですがこの二つの事件に関連性はありません。え?無関係なの?と最後まで読んで拍子抜けしましたが、きっとラストにこう締めるためにだけ突っ込んだ事件だったのでしょう。推理に挑戦したいなら警察官の事件の方は無視していいです。本作のミステリー部分に関係ないので。 ハズレの西澤保彦作品にありがちですが読者の裏をかこうとしすぎてずいぶん突飛な動機と登場人物になってます。解決編も雑ですねぇ…。最後数ページでいきなり「多分こうだったんでしょう」と前置きしてダーッと真相を語るのはいかがなものか。裏付けが足りず妄想に近い状態でこれが真相!という感じに突然羅列されてもこちらはポカンとしてしまいます。部分的には惹きつけられるものもありましたが、総じて雑な構成でした。 文章は読みやすいですが人物像が薄く、変質者的なエロの匂わせも少し浮いてます。「そこでそうはしないだろう」と頻繁に思うシーンがあり何度も冷めたので☆2。気軽に人を殺したり命を軽んじる登場人物が多すぎて不自然でした。 | ||||
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女子高生の殺人事件と警察署内の警察による襲撃事件が同時に進行。 最近読んだ警察小説の中ではかなり大胆な内容だった。 推理的な要素も相応に含んでいるため、それなりに楽しめるものの、警察署内の事件がやや現実離れし過ぎている嫌いがある。 実はストーリー中盤がつまらなくて、2回ほど途中で挫折した作品であったが、読了してみたら意外にもまずまず面白かった。 | ||||
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女子高生の連続殺人事件の謎に迫る過程で、担当刑事が身勝手な理由で同僚を殺し始めるというストーリー。 基本的に、西澤氏お得意の「人間のエゴイズム」や「心の奥深くに持っている闇」に焦点を当てた内容で、その見せ方はドラスティックなまでに遠慮が無いもので、そこで描かれる人間の「身勝手さ」は読後に暗澹たる気分に陥るほど。 ただ、以前に読んでピンと来なかった部分があり、一年ぶりくらいに読み直してみたが、やはり以前に持った疑問は変わらず。※ 以下、真相に触れています ※ 今作の疑問点(?)は、やはり「女子高生の連続殺人事件」と「刑事による連続殺人事件」が基本的に無関係という事。前者の真相については過去の事件と現在の事件とが有機的に結びついていて、その結果齎される真相は(非常にエグいものの)意外性があった。しかし後者の「刑事による殺人事件」の方は完全にその刑事が狂って暴走しているだけで、両者の事件には基本的に何の関連性も無い。当然読者としては刑事による事件が挿入される事で、「どのようにふたつの事件が関連していくのだろう」という点に集中していたので、結局「無関係」というオチは肩透かしを食った気分。両者に関連があれば★満点でも良かったのですが。 | ||||
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西澤氏の90年代後半に出された猟死の果ての文庫版である。 以前のSF設定ミステリーからこの作品出版くらいから様々な作風に広がりが出てきたが、本作は連続女子高校生の殺人事件とそれを捜査する警察官の姿を描いた警察小説的側面があり、出てくる人物ことごとく病んでいるなど、貫井徳郎の作品みたいな雰囲気だが、やはり事件のトリッキーな真相は(あまり現実味がないことも加えて)西澤氏ならではの趣向である。 スリリングな展開と、癖のある人物が入り乱れて一気に読ませる。 読後感の悪さも西澤シリアス作品ならではである。 | ||||
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