幻視時代



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初公開日(参考)2010年09月
分類

長編小説

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幻視時代 (中公文庫)

2014年09月20日 幻視時代 (中公文庫)

撮影時点の四年前に亡くなっていた同級生が写りこんだ古い写真。これは心霊写真か、それとも…?同じ文芸部から美少女高校生作家として鮮烈なデビューを飾った彼女の、突然の怪死には、何が隠されていたのか。二十二年後に集まった部員たちによる怒涛の推理合戦が、いま始まる! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

幻視時代の総合評価:8.08/10点レビュー 12件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

幽霊の 正体見たり ……

 
 1988年に死んだはずの少女が1992年の写真に写りこんでいたら? 幽霊?いや、それとも―――

 写真の中の「幽霊?」を推理する異色作。 当時を知る三人による推理合戦のように作品は進んでいきます。 現在軸は2010年となっており事件自体は風化していて陰惨な雰囲気はほとんどないです。 推理する側は盃を交えつつですし、過去の描写も明るくてユーモラスミステリーに近いような軽快さが感じられます。 
 推理合戦だけあって情報の整理がしやすいですし、250頁の軽めのボリューム。 あっと言う間に読み終えてラストの写真の秘密にも満足です。 ★は7つ

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.1:
(8pt)

独特の雰囲気

話がどうなるかは読んでいてなんとなく分かってしまうしラストもどんでん返しがあるわけでもない。でも主人公の思考やキャラクター同士の会話が独特でそこが好き。謎解きを楽しむというよりそういった雰囲気を楽しむ作品。雰囲気を楽しむ作品というとミステリー作品として劣っている様に聞こえるが、西澤さんの場合はその独特の雰囲気が他にはない様なものなのでそれだけでも本として価値がある。しかし森奈津子シリーズに出てきた女の子たちもそうだったけど、この人の作品に出てくるキャラクターの名前は漫画にもいない様な変わったのが多い。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

主人公悠人の青春は悲しい

高校の文芸部に属する主人公矢渡利悠人は小説執筆に打ち込む同学年の風祭飛鳥に惹かれていく。飛鳥は文芸誌の新人賞に輝き一躍時の人になるが、第3作発表の前に無残にも包丁で刺され家も放火されてしまう。これを引きずったまま20数年後、独身のまま評論家となった主人公の前に写真の中の幽霊として飛鳥は姿を現す。悠人と悠人の後輩でミステリー作家となった生浦蔵之介と編集者の3人で飛鳥の死の真相を論じ合う。ああでもないこうでもないと何人かで論じ合うのは西澤保彦の小説の得意とするところだ。この中で、悠人の死んだ母の未発表の小説が鍵を握っていることが分かり、驚愕の結論を導き出す。うーん、飛鳥の行動には納得できないところもないでもない。しかし、こうなると何というか、悠人の人生は悲しい。これからどうやって生きていくのか。
幻視時代Amazon書評・レビュー:幻視時代より
412004159X
No.9:
(4pt)

人間が持つ色々な感情が混沌とした事件を起こす

「昔に死んだ人間が写真に写っていた」、という謎は不気味かつ魅力的。

「22年前の女子高生作家の怪死事件」と「死者の写真」を巡り、登場人物たちの、嫉妬、愛憎、後悔、願望、といった多くの感情や思いが、追憶の深い闇に追いやっていた過去の事件の謎を浮き彫りにしていく。

「写真の少女」の謎の真相に関しては少し強引さもあるけれど、全体的にはミステリーとしても、人間ドラマとしてもよく出来ていたと思います。西澤さんの作品としてはいつもの「エグ味」も少ないので、割りと万人にお奨め出来ます。
幻視時代 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:幻視時代 (中公文庫)より
4122060079
No.8:
(4pt)

人間が持つ色々な感情が混沌とした事件を起こす

「昔に死んだ人間が写真に写っていた」、という謎は不気味かつ魅力的。

「22年前の女子高生作家の怪死事件」と「死者の写真」を巡り、登場人物たちの、嫉妬、愛憎、後悔、願望、といった多くの感情や思いが、追憶の深い闇に追いやっていた過去の事件の謎を浮き彫りにしていく。

「写真の少女」の謎の真相に関しては少し強引さもあるけれど、全体的にはミステリーとしても、人間ドラマとしてもよく出来ていたと思います。西澤さんの作品としてはいつもの「エグ味」も少ないので、割りと万人にお奨め出来ます。
幻視時代Amazon書評・レビュー:幻視時代より
412004159X
No.7:
(5pt)

題名で間違えそうだけど超能力はありません

主人公、矢渡利悠人が高校三年生の時に
同級生でありながらデビューしていた女の子、風祭飛鳥。
彼女は自宅で包丁を突き立てられた遺体で発見される。

容疑者には皆にアリバイがある。
しかし、彼女には自殺する理由はない。

はたして犯人は・・・?

二十二年後ついに真相が明らかになる。

という内容です。

主人公等の当時の様子から書いてあります。

ただ、二十二年も経過していますので現在までの描写だけでも
ページ数をとられています。

西澤保彦氏の作品にはお馴染みの食べながら、飲みながらの
推理合戦は残念ながら後半からでした。

千明匠シリーズのような推理合戦を期待すると
ガッカリしてしまう人もいるかもしれません。

ですが西澤保彦氏らしい作品であると思いました。
幻視時代 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:幻視時代 (中公文庫)より
4122060079
No.6:
(4pt)

彼女はアヤカシ?

彼女はアヤカシ?

あらすじ

文芸評論家の矢渡利悠はある一枚の写真の前に釘付けとなった。
18年前の大地震直後のその画面には、
死んだはずの一人の少女が写っていた。
少女の名は風祭飛鳥。悠人の同級生であり、淡い初恋の相手…。
心霊写真なのか?いや、飛鳥が生きているのか!?
22年の時を超え、辿り着いた迷宮入り事件の全貌とは!?

感想

主人公の矢渡たちが繰り広げる饒舌な推理合戦は
ホラーサイドとミステリサイドの間を
ふわふわ漂って、読んでいてとてもスリリング。
でも、その楽しい推理合戦から浮かび上がってくる真相(?)は
あまり楽しくないところに着地します。

若さの内側にくっついている弱さ(と言うよりは、いたしかたなさ)
によって登場人物たちの行動が少しづつ
正しくない方向にずれていくのですが
その一つ一つの行動を見ると自業自得と言いきれないのに
どんぴしゃにヒドイ結末にハマってしまうそのさまは
登場人物たちが何か未知なるものに操られているようで
読んでいて不気味な感覚に陥ります。

そしてそれを際立たせる序盤に出てくるさりげない一言が巧妙。

推理自体にオチが付いているのに
それだけでは終わらせないところが小憎いです。

読んでからの一言
表紙が中身と全然関係なくて素敵だ。
幻視時代Amazon書評・レビュー:幻視時代より
412004159X



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