「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

死んだはずのあの男がいた。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

クリスマスイヴの夜、一人の女がマンション最上階から転落死した。偶然、現場に遭遇した匠と高瀬。

高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。

六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。

ドライブの途中、四人が迷い込んだ山荘には、一台のベッドと冷蔵庫しかなかった。

「もしかしたら幸せなのかな、このほうが」殺害された女子高校生の遺体発見現場で刑事が洩らすひと言。性的暴行の痕跡はない。

飲み屋でいつも見かける“白の貴婦人”と、絶品の限定・鯖寿司との不思議な関係を大学の仲間四人組が推理した表題作。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。

安槻大に通う千暁ら仲間七人は白井教授宅に招かれ、そこで初めて教授が最近、長年連れ添った妻と離婚し、再婚したことを知る。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

幼い命の死。報われぬ悲しみ。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

呑むほどに酔うほどに冴える酩酊推理！ 女子高の正門前に車を停め、夜の職員室に戻った辺見祐輔（へんみゆうすけ）は憧（あこが）れの美人教師の不審な挙動を垣間（かいま）見た。

1982年、8月17日、夜。暴風雨の首尾木村北西区で、ほとんどの村民が虐殺される大量殺人の発生が警察に伝えられる。

凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器…。“顕現”と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

“犯罪被害者家族の集い”に参加した女性2人の惨殺死体が、東中野の教会で発見された。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

名だたるミステリ作家があなたを仰天させる! 物語の最終盤で読者の予想をひっくり返す、どんでん返し。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、県警捜査一課の都筑は捜査を再開。

「恩師が跳び降り自殺しないように見張って ほしい」と大学OBの居酒屋店主から頼まれ た匠千暁は、現場で待機するも先生を死なせ てしまう。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。

中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。

粋のいい、仰天の新作そろってます。

「J・Mを殺したのは誰か?」。私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。

幼い頃、母親に棄てられた過去をもつ深津九子。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

死にかけた海辺の町にもちあがった空港建設計画。町は真っ二つに割れていた。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。

夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。