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初公開日(参考)2000年10月
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長編小説

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涙 上巻   新潮文庫 の 9-15

2002年12月31日 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15

「ごめん。もう、会えない」。東京オリンピック開会式の前日、婚約者で刑事の奥田勝から、電話でそう告げられた萄子は愕然とする。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が惨殺され、奥田が失踪していたことも判明。挙式直前の萄子はどん底に突き落とされた。いったい婚約者の失踪と事件がどう関わっているのか。間違いであって欲しい…。真実を知るため、萄子はひとりで彼の行方を追った。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

の総合評価:7.93/10点レビュー 57件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

追いかけて、追いかけて、2年間

結婚式の一ヵ月半前に突然、「ごめん。もう、会えない」と電話して姿を消した婚約者・刑事を捜して日本中を駆け巡るヒロインの純愛(?)物語。最後の最後に婚約者が失踪した理由が明かされるのだが、その真実がやや説得力が弱いため、ミステリーとしては満点を付けられなかった。しかし、読みごたえのある作品であることは間違いない。
山の手のお嬢様であるヒロインが、婚約者を捜してドヤ街や私娼窟を訪ね歩いたり、捜査関係者との触れ合いで徐々に人間性、社会性を深めて行くところは好感がもてた。また、娘を殺害された老刑事・韮山の怒り、苦悩、再生の物語は、これだけでも一作品になるのではないかと思うほど読みごたえがあった。「涙」ということでは、ヒロインが流す涙より、韮山が流す涙の方が共感する部分が多かった。
時代設定が、東京オリンピックに沸く1964年からの2年間で、しかも時代の出来事や風俗が重要な要素として頻繁に登場するので、もろに同時代を生きた者としては、そのときどきの自分を思い出すことが多く、懐かしさを感じる楽しいタイムトリップだった。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.56:
(5pt)

映画化してほしい作品

再読したくて購入

東京オリンピック開催の時代に遡っていく話です。
恋人を探す女性の話、あと一歩で真相に辿り着くのにそのあと一歩が遠い。
もどかしいですが最後はスッキリします。
涙 上巻   新潮文庫 の 9-15Amazon書評・レビュー:涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.55:
(5pt)

生きてさえいればまた新しい風に吹かれる

乃南さんは人間の描写の上手な作家さんで惹き付けられますが
この本は 実際に起きたことと物語が上手に組合わさっていて力強いそして暖かい
優れた作品だなぁと改めて乃南アサさんの深さを思いました
涙 上巻   新潮文庫 の 9-15Amazon書評・レビュー:涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.54:
(4pt)

東京オリンピックの頃の日本各地をフィアンセを探して駆け回る女

ハキハキと気の強いお嬢様育ちの萄子が主人公。フィアンセとなった刑事と結婚に向けて準備をしていたところ、突然フィアンセから「すまない」との電話。それ以来行方不明に。
フィアンセの先輩刑事の娘の暴行殺人事件の現場にいる事が判明し、犯人に疑われるが、それを頑なに信じない萄子は、フィアンセの足取りを辿り日本を飛び回る、といったお話。

東京オリンピック、新幹線と日本が新時代に脱皮していた頃の時代背景をつぶさに描きながら、川崎のドヤ街、熱海の温泉街、筑豊の元炭鉱街、大阪飛田と華やかな時代の陰でたくましく生きる人たちとの触れ合いが作品の醍醐味となっている。乃南アサは、本来、描写文章が自然でムダがなくとても巧みだと思う。

反面、メインストーリーのミステリーとしては、全編800ページの長編の大半がフィアンセ探しなので、ちょっと中だるみの感が否めないのと、肝心の犯罪に関与した面々がワキに回ってしまい、謎解きに重みが欠ける。

ミステリーではなく、タイトルの「涙」が伝えるように人間模様の紀行小説と考えれば目的に沿った作品なのかも知れません。
涙 上巻   新潮文庫 の 9-15Amazon書評・レビュー:涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.53:
(4pt)

stay home

巣ごもりの中、楽しんでいます。
涙 上巻   新潮文庫 の 9-15Amazon書評・レビュー:涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.52:
(2pt)

結末が馬鹿げている

息をもつかせないというか、引きつけるものはあるが、すれ違いが多すぎるし、長過ぎる。
そして結末というか、主人公が逃げた理由が馬鹿げている。
涙 下巻   新潮文庫 の 9-16Amazon書評・レビュー:涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264



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