風の墓碑銘



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初公開日(参考)2006年08月
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長編小説

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風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

2009年01月28日 風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。そんな矢先、その今川が殺害される…。唯一の鍵が消えた。捜査本部が置かれ、刑事たちが召集される。音道の相棒は…、滝沢保だった。『凍える牙』の名コンビが再び、謎が謎を呼ぶ難事件に挑む傑作長篇ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

風の墓碑銘の総合評価:9.16/10点レビュー 49件。Aランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

風の墓碑銘の感想

音道シリーズは「凍える牙」「鎖」に次いで3作目の読了なんですが、正直この主人公に魅力を感じないのです。
「男社会で差別的な扱いを受けながらも頑張る女性」を描いたシリーズという印象ですが、この主人公は好きになれないですねぇ。
安易に「パワハラだ、セクハラだ」と吠えるアホさはないものの、思考が今風の女性って感じもしないですし。
音道の魅力ってなんなんでしょう。勘が鋭いところ? だけ?
音道を認める周りの男刑事たちの方が寧ろ格好良く思えるのですが・・・
これが作者の狙いなのかな。
これで3回目のコンビとなる滝沢なのに、一向に距離が縮まらずで、滝沢の音道の扱いづらさにイラついたり気を使ったりの「心の声」が面白いのですが、普通の男だったら同じこと思うよなぁ。
過去2作よりは好きですね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(9pt)

生活感のあふれる小説

乃南アサの小説二冊目読了です。音道と滝沢のコンビなかなかおもしろくてはまっています。「凍える牙」よりもお互いに理解を深めてしっくりした相棒になっていてホッとしました。滝沢が音道に惚れているふうにもみえますね。滝沢の方にどちらかというと親近感を感じています。音道はちょっとしんきくさい感じ。白骨死体の発見から事件解決まで一気に読めます。隣で生活している息遣いのようなものが感じられる小説です。長尾広士と祖父母みんないとおしいですね。一つ気になったのは、老人福祉施設職場で働く若者達を暗い、きたない職場で働くように描いていることは気になりました。

325sumire
JK4LFTHW
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

音道の成長か、滝沢の円熟か

音道貴子シリーズの長編第3作。実は、長編第2作の「鎖」を未読なため、いきなり音道が所轄の刑事になっていたので驚いたが、音道は音道、音道ならではの道をしっかり疾走していました。
今回は何と言っても、あの滝沢刑事とコンビを組むところが見もの。相変わらずの小競り合いを続けながらでも、お互いに無くてはならない相棒として認めるところまで、二人の関係が深化していく。といっても、けっして二人で居酒屋でしんみり酌み交わすなどという関係にならないところが、またニヤリとさせる巧さだ。この二人の関係性の変化は、音道が成長したのか、滝沢が円熟してきたのか? さまざまな解釈が成り立つところに、筆者の人物造形のうまさが感じられた。
ミステリーとしてのストーリー立てもよくできていて面白いが、それ以上に、江戸人情捕り物帳のような味わい深い人間物語として面白かった。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.46:
(4pt)

長編ですが読み応えがありました。

面白かったので他のシリーズをと検索したら短編集ばかりのようで残念。主人公のイメージがもう一つ浮かばないかな。ストリーはガツンと!ヘビースモーカーとか時代が旧いのがちょっと気になりました。
風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
4101425477
No.45:
(5pt)

15年ぶりに再読 でもやはり面白い!

乃南アサの新刊「雫の街」を読んで、昔読んだ音道貴子シリーズが懐かしく約15年ぶり?に再読。

やはり何度読んでもいいなぁ。。
私はこちらのシリーズのほうが断然好き。
音道シリーズはこの巻で一応終わってしまっているのがとても残念。
音道&滝沢コンビもいい。
滝沢が人間の汚い所やドロドロしたところを、
面白みのない生真面目な音道に教えてやるところは特にいい。

 あんたはよくやっている。だけど窮屈と言うかご立派過ぎるのかもな。
 それを面白くねえと思う奴だっているかもしれん。
 こういう仕事をやってりゃあんただってわかるだろ?
 人間の悪意なんてえもんは、どこからどう生まれてくるかわかったもんじゃねぇって。
 しかも、そういう気持ちを抱かれる側ってえのはほとんどの場合気がつかねえことも多い。

これは真理だと思う。

 つまり彼女は私に悪意があるっていうことですか?

と聞く音道に

 話を聞いている限りじゃあ、面白くねえとは思っているんじゃないか
 そういうタイプの女は、てめえと一緒になってドロドロした話をして欲しいんだよ。
 あら、あんたもなの?私もなのよ とか亭主に抱かれる回数が多いの少ないのとか
 男顔負けの、そういう話をするのが好きなのがいるじゃないか。
 だけど、あんたそういう話には加わんねえだろ?それだけでむこうは気にいらねえかも知んねえんだ   
 よ。 お高くとまりやがってさ、と思っているのかもしれねえ。
 どうせやることやってんのにってさ。
                  P122~123

恐るべし人間の逆恨み。妬み。
妬みはこの本の事件の根底を流れているものでもある。

前後するが冒頭の重機作業員木本、ヘルパー岩松みうなど
端役的登場人物の描き方も巧みで、ストーリーを立体的に仕立てている。

もう音道シリーズは出ないのかなぁ。。。読みたいなぁ。。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
4101425485
No.44:
(5pt)

良いです

読者に感情が伝わりますね、読み始めるとあと少し少しと思って読み切ってしまいます。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
4101425485
No.43:
(5pt)

臨場感がある

初めてこの著者の小説を読みました。
私の好きな東京下町が舞台で、非常に人間臭いドラマが展開され、
また自分も歩いたことのある風景と舞台が合致するので、
大変臨場感を持って、読むことが出来ました。

面白いと、テレビドラマ化された時に、この役はあの俳優に演じて欲しいとか
考えますが、今回も考えました。
主役は長澤まさみさん、滝沢はピエール瀧さんかな。
風の墓碑銘Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘より
4103710071
No.42:
(4pt)

変わらないようで少しずつ変化する人間模様

謎を解くだけなら上下巻もいらないでしょうけれども、人の心や環境の動きをからめながら進んでいくのがこの作者、このシリーズらしさ。同じコンビでもう一度だけ、1冊分くらいで事件の解決を見てみたい。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
4101425485



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