地のはてから
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
地のはてからの総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全2件 1~2 1/1ページ
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とても良い作品です。終始読み応えあります。主人公がかわいくて逞しくてピュアで気が強くて…感情移入してしまいます、それがページを進めます。 | ||||
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乃南アサのこれまでの作品とは全く違う、北海道移住の女性の一生を描いた、非ミステリー作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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北海道がいまのように栄えていたわけではなく、やはり開拓したひとたちがいたから今があるのである。 父親の借金を原因に、知床に開拓民として移民し、辛酸をなめる家族。 主人公はその中のとわ という少女。 この少女の人生を通して、厳しい開拓の時代を生きるということがどういうことかが痛いくらいわかる。 今のように自由に生きる道を選べない時代において、女性はこうも簡単に男に人生をゆだねざるを得ないのか…という驚き。 男性という性が尊重される時代において、女として生きることの厳しさ。 男は男で、家族を養う苦労だけでなく、戦局によりにいとも簡単に駆り死地へ駆り出され死んでいく悲劇。 なかにほのかな希望として、アイヌの男性との出会いがでてきてほっこりさせられた。のも、のちへの布石ではあったのだが。 | ||||
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お見合い結婚を強要されて、子どもを産んで走り出すとわの人生。 そこから、戦時に巻き込まれていく展開。 様々な物語は、戦争という特殊事情を得て、物語としての輝きを増していく。 皮肉ではあるが、人間は極限状態におかれたり理不尽な状況であるほど、人生の深みが増す。 上下巻を通して、北海道開拓というのを主軸にしつつ、一人の女の人生を見事に描き出している。 ここには、常に得も言われぬ苦しみから逃れつづけている女性がいる。 とても、幸せを謳歌してはいない。しかし、どんな人生よりもドラマティックでリアルである。 かつて恋したアイヌの三吉。その、神様のいたずらのような再会がまた、ファンタジー抜きの現実をみせてくれる。 文字通り懸命に生き抜くというのは、どういうことか。それを、読者に教えてくれる素晴らしい物語であった。 | ||||
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『おしん』的な話かな、と思って読み始めたらもっとずっとビターでしんどい話でした。でも読後、考えさせられることも多かった。「ろくな男が出てこないなー」と思ったけれど、世の中全体が戦争一色だったこの時代、社会的に力の無い男はそれに抗っても、逃げても、呑み込まれても、いずれにしても死ぬルートしか無い、というのが悲しかった。一方で現在問題となっている「老人介護」や「少子化」は明日をも知れぬ貧乏の中にも拘わらずなんだか軽く乗り越えられていっているようにも見えた。それは、「家族制度」や「道徳」によってと云うよりは、「野生の本能」とか「自然の力」という方がしっくりくる感じで、そこは私たちがもう失ってしまったものかもしれないな、と思いました。と思ったら、物語の始まるきっかけを作ることになる、とわの父親の「いいカッコしいで他者から文句を言われるのに病的に弱い」という性格設定が戦前の男というより、なんだか今時の男の子っぽかったりして、そこも興味深かった。 | ||||
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北海道開拓、終戦時代の波、生き抜くってなんだろうか? 生かせれるってことかなぁと感じる。 地を耕し山や海の物を食べ生き抜く力が今の私達にあるんだろうか? 時代に合わせて生きるしかないか。 | ||||
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下巻を読んでから、 また送信します。 読み進めやすいです。 下巻、結末が楽しみです。 | ||||
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