※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 5件

7.63pt (10max) / 41件

Amazon平均点

4.44pt ( 5max) / 45件

楽天平均点

4.05pt ( 5max) / 82件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
21pt
サイト内ランク []A総合:443位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

40.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2000年09月
分類

長編小説

閲覧回数17,470回
お気に入りにされた回数17
読書済みに登録された回数75

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

鎖〈上〉 (新潮文庫)

2003年10月31日 鎖〈上〉 (新潮文庫)

東京都下、武蔵村山市で占い師夫婦と信者が惨殺された。音道貴子は警視庁の星野とコンビを組み、捜査にあたる。ところが、この星野はエリート意識の強い、鼻持ちならぬ刑事で、貴子と常に衝突。とうとう二人は別々で捜査する険悪な事態に。占い師には架空名義で多額の預金をしていた疑いが浮上、貴子は銀行関係者を調べ始める。が、ある退職者の家で意識を失い、何者かに連れ去られる。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

の総合評価:8.80/10点レビュー 50件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鎖の感想

「正義の反対はもうひとつの正義」なぜかそんな言葉を思い浮かべました。社会が概ね善であると仮定した場合、その人の心根が善か悪かで「その人の正義」が「その社会の正義」の一致するかどうかで異なるのですよね…。
こんな小難しいこと考た理由を分析したら、二人の警察関係者である人物が一人称で語る心境が、激しい自己主張の繰り返しで、時々ただの自己満足としかおもえずいらついたからかもしれません。語り手たちは普通の善悪の感覚を持った人間なので、自分の都合で善悪の判断を下すのは当たり前ですが、仲間や犯人への情や働きかけが、自らの正義の押し付けにしか感じられなかったのです。しつこすぎる独白に飽きていたからでしょう。
以上は私だけの感覚かもしれません。そうしないとタイトルが「鎖」の意味がなくなりますからね

はつえ
L7BVQMDY
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

鎖の感想

音道貴子シリーズは「凍える牙」を既読なので2作目になります。
「凍える牙」の「動」な音道とは真逆の「静」な音道、といっても監禁される身分で身動きがとれない訳ですが・・・
この作品の音道はヒーローではない気がしました。寧ろ汚れ役と言っていい。
窮地に陥った時の人間の本音を主人公であり警察官である音道の口に語らせています。
正直格好良くないだけでなく、「音道ってこんな奴?」なのである。
そもそも元はと言えば彼女の軽率な行動が原因。
彼女の刑事としての今後のキャリアに大きなペナルティがあっても不思議ではない失態な気がします。
これが原因で、やはり最前線に女刑事を送り込むのは・・・となりかねないのでは。
このシリーズが、男社会の中に生きる女性の強さを描きたいものだとするなら・・・なんて感じながら読んでいました。
一人の女性としてはよく頑張った、耐えたという事になろうが、一人の女「刑事」としてはこれは合格なのだろうか。

もう1つ、犯人側に魅力がないという事があります。
行き当たりばったりで無計画または無知過ぎます。
音道の失態には、こんな間抜けな犯人達にというおまけまで付きますね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

読み応えありました

音道貴子シリーズ6作目読了! 音道が成長しています。刑事にもいろいろいて、星野のノー天気ぶりというか、どこかのネジがこわれているような刑事もいるが、ホームレスになりきって仕事を完遂する刑事、プロ集団いいですね。警察にかかわらず組織にはいろんな人がいる。仕事をやりきるプロは魅力的!
心に残るのが中田加恵子、幸せになってほしい。そして、平嶋がいいですね。同性としての心意気ですね。温かいものを感じます。あ~あ、これで音道貴子シリーズは終わりでしょうか。是非、続編を!!

325sumire
JK4LFTHW
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

鎖の感想

文句なしに良かったです。
かなり前に『凍える牙』を読んだ時はちょっとファンタジー色が強くてなじめませんでしたが、半端ない長編を一気に読んでしまいました。
特別つっぱっている訳でもない等身大の音道さんがすごくいいですね。皇帝ペンギンの滝沢さんも。
監禁されてからの時間の経過がものすごく緊迫感があって、自分が被害者の立場になった時の心理描写が秀逸でした。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

たこやき
VQDQXTP1
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カッコよすぎるんじゃない、ペンギン滝沢?

女刑事・音道貴子シリーズの長編第2作は、デビュー作以上に読み応えがある作品だった。
音道が大量殺人犯グループに拉致・監禁されるという、とんでもないお話だが、監禁物ミステリーとしても、警察の捜査小説としても、はたまた音道の成長物語としても、一級品の読み物に仕上がっている。デビュー作の「凍える牙」は、犬を重要登場人物に据えたこともあって(個人的には)非常にファンタジー色が強い作品と評価したが、本作は、犯行動機や犯行手段、犯人の背景などの面で社会派ミステリーとしての完成度が高く、個人的にはこちらの方が高く評価できる。
デビュー作でコンビを組み、さんざん音道を悩ませた皇帝ペンギン・滝沢刑事が、こんどは警察の救出チームのメンバーとして登場し、大活躍を見せるのが面白い。相変わらず、女性刑事と組むことには難色を示しながらも、音道が刑事として優れた資質を持ち仲間として信頼できることを断言し、そんな仲間の救出のために全身全霊をかけて奮闘する。その言動の端々には、父親の娘に対するような愛情が見え隠れし、なかなかにハードボイルドでカッコいい! いやいや、カッコよ過ぎる。
シリーズとしてはもちろん、単発作品としても十分に楽しめる警察ミステリーだと思う。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.45:
(5pt)

大好きなシリーズ

前半は読んでて苦しい場面もあるけれど、あの刑事さんが登場するところから最後まで一気に読めます。
鎖〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:鎖〈上〉 (新潮文庫)より
4101425310
No.44:
(5pt)

読んで良かった

久しぶりに乃南アサ作品を読んだ。音道貴子シリーズは、やっぱっり面白かった。面白過ぎて上下巻を、ほぼ一気読みした。音道貴子シリーズは「凍える牙」「風の墓碑銘」も読んだが、この「鎖」が一番ハラハラドキドキした。読んで良かった。
鎖〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:鎖〈上〉 (新潮文庫)より
4101425310
No.43:
(2pt)

無駄な長さに飽きる

あの長さまで引っ張る必要を感じない。途中で緊張感が途絶える。たとえば、立てこもってからの警察サイドの対応の甘さと言うか愚図っぽさが非現実的で苦笑を禁じ得ない。犯人相互の対立も類型的なやりとりで、乃南らしさを感じない。
鎖 (新潮ミステリー倶楽部)Amazon書評・レビュー:鎖 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027666
No.42:
(4pt)

刑事物として及第点の作品。

テレビで先ず見たが、主演の小池栄子がなかなか骨太な演技で良かった。同じく刑事物と言える高村薫の「マークスの山」は面白いが「レディー・ジョーカー」はただ長いだけの駄作で、ミステリーでもサスペンスでも無い。これと比べたら合格点と言える。「鎖」と言う題だが、警察の組織そものもも鎖のようなものであるのだろう。
クライマックスで、音道刑事は突入の合図に何と叫んだのか良く聞き取れなかったが?
鎖〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:鎖〈上〉 (新潮文庫)より
4101425310
No.41:
(5pt)

ドキュメンタリーのような臨場感

音道女刑事シリーズを読むのはこれが2冊目です。前半では、タイトルの「鎖」の意味が全くわかりませんが、
後半からは、嫌という程「鎖」がわかります。前半の閉塞感から後半の閉塞感への見事なチェンジ。詳しくは書けませんが、廃墟がわんさか出てくるので、廃墟好きにはたまりません。ドキュメンタリーを読んでいるような、緻密な表現でまるで体感したような臨場感でした。
鎖 (新潮ミステリー倶楽部)Amazon書評・レビュー:鎖 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027666



その他、Amazon書評・レビューが 45件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク