幸福な朝食
- サスペンス (354)
- 処女作 (383)
- 日本推理サスペンス大賞優秀作受賞 (1)
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読んだのはハードカバー版、本の帯から以下、 第1回日本推理サスペンス大賞優秀作受賞! 妖しい狂気が彩る女性心理のサスペンス。 どうして大きくならないの? なぜ返事をしないの―― マリオネットの手足がてんでに宙を舞う。 狂気が胎児のように、着実に育っていく。友人の死にまつわる「赤い記憶」も、しだいに形をとりはじめ、そして―― <選評から> 動きが少なく小事件なのに、濃密な心理描写だけでじゅうぶん劇的であり、“事件”を感じさせる……(連城三紀彦氏) 女性心理を陰影鮮やかに描いた点でもっとも地に足のついた作品……(逢坂剛氏) 目のつんだありそうな嘘で、主人公の物腰や表情が読み進むにつれてじわじわとそれらしい形をなしてくるところが嬉しかった……(椎名誠氏) * 著者は1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞を受賞、 本書はデビュー作で1988年に第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞されています。 最後四作残ったうちの一作だったみたいですね、選評を読むと、文章に難ありなど辛口には書かれていました。 最初読み始めた時、推理だから殺人が起きるのかなと思ったんですが裏切られて狂気への階段を上るか下るようでした。 若い頃はもてはやされてはいても次第にそうではなくなっていく日常。 それこそサスペンスであり、とくに女性にとっては儚いもの。 選評どおり文章や視点にやや読みにくさはあるものの、恨みや嫉妬、光と陰、そこからの逃避。同じ世代頃として感極まるシーンがありますね。 どこまでも鬱々としてしまい、最後にちょっとだけ光が当たって終わるかなと、浮かばれない話ですが、サスペンスとしては悪くはないかなと思います。 人間くさい。 女性って怖いね~。 | ||||
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最後には「悪魔の同盟」を結んだ者たちが笑う結果になりますが、主人公もけっこうなワルだったわけで、冒頭からいけ好かない感じを醸し出す、鼻つまみものの彼女に感情移入できなかったこともあり、読後感は清々しくすっきりとした感じさえ受けました。 ただ、善と悪がはっきり分かれているわけではなく、その場その場で善にも悪にもなる人間。騙し騙され、その場から退場したものが負けという世界。最後のシーンで皆の前で笑っていた三人の今後もまたドロドロなんでしょうね(笑) | ||||
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非常に良いで購入したが、評価が甘い。元からかクリーニング作業によるものか本の上部がガタガタ。 | ||||
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芸能界を夢見るが、自分にそっくりな子がアイドルとして先にデビューしてしまい、表舞台に立てずに裏方の人生を歩む。それを恨みに思ってたのか、変な復讐をするからおかしくなってしまう。心のバランスがだんだん崩れてしまうが、変な復讐心や恨みを早い所捨てていれば、幸福な朝食もあったでしょう。 心のバランスが崩れたのは自分のせい。そんなに芸能界の表舞台は魅力的なのでしょうか。。。 女の悲しさというより、夢破れた女の未練かな。。。 | ||||
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でも不幸な話だな、、、と。 表紙の不思議な絵に惹かれて購入。 サスペンスなのでネタバレできませんが、主人公の女性 沼田志穂子 は自他ともに認める美貌にめぐまれながらも 「なぜ?」と思うほどの不運な出来事が立て続けに起こり、幸薄い人生を歩んでいます。 ただ、現在は有能な人形劇用の人形使いとして自立した人生を歩んでおり、 そこを起点に彼女の人生がたどる道のりが描かれています。 結末が不幸と感じる人や狂気を感じる人もいらっしゃるようですが、 私には、始めからすでに破たんしていた彼女の人生が、 最終的に呪縛から解放され救済されたように思いました。 そして自分の犯した罪はやがて自分の元に贖いを求めて戻ってくるのだと。 乃南アサさんのデビュー作のようで、他の方が書いていらっしゃるように 若干主人公のパーソナリティが一定してないように見えるところがあります。 (精神的な不安定さを表現したかったのか?) ページ数はちょうどよく、通勤途上でサクッと読める本です。 私は感じませんでしたが後味が悪いと思った方もいらっしゃるようですね。 やっぱり皆感性が違うのだなぁとレビューをみてしみじみ思いました。 残虐な描写が少なく、日常の穏やかな風景の中に潜む人間の怖さを 読みたい方にはおすすめです。 | ||||
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