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初公開日(参考)1991年12月
分類

長編小説

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新装版 鍵 (講談社文庫)

2015年08月12日 新装版 鍵 (講談社文庫)

両親を相次いで喪った三人きょうだいの末っ子で高校二年生の麻里子は、いつの間にか端が切れた鞄を縫おうとして隙間に挟まれていた鍵に気付く。近所で頻発する通り魔事件とのつながりを疑うものの、最近よそよそしい兄には相談できず、自分で持ち主を探そうとするが……。家族の機微を描く傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

の総合評価:6.50/10点レビュー 12件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

鍵の感想

乃南さんの作品としては、おだやかな?物語だなあと。
話の展開が大体途中でわかってしまうので、どちらかと言うとミステリーと言うよりは、兄弟の物語なんでしょうか。
心の支えだった母親がなくなり、時をおかずして父もなくなり残された3人(姉・自分・妹)ですが、妹は聴覚障害があり、その妹との関係に葛藤している兄の物語でもあります。
しかしこのお兄さんの妹に対する感情って、25歳にしては幼すぎると言うか、あまり共感できないと言うか、妹ともう少し年が近いのならまだしも、離れているのにこれってどうなの?と思ってしまいます。
結末はそれなりにほのぼのスッキリで終るので悪くはありませんが、もうひとひねり欲しいところかもしれません。

たこやき
VQDQXTP1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(4pt)

ついで

ミステリとして出ているが家族ものっぽい内容。
どっちつかずな印象もある。
兄貴がいくらなんでも片生すぎる。小学生かな。

折込広告の「母だけではなく、ついでに父も亡くし」に笑った。

ついでて。
鍵 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鍵 (講談社ノベルス)より
4061815458
No.10:
(3pt)

灯台下暗し 携帯電話があったなら

やく20年前の改訂版。障害は あるけれど 知的 繊細 可愛い 麻里子は、普通の高校に 電車通学を している。
家族は、私立高校の 数学教師をしている 姉 秀子と、 無職 本人は『アパート管理人』と称している 兄 俊太郎 との
3人家族。このところ なぜだか 兄とギクシャクしている。ある日 超満員の 電車の中で男に ぶつかられ 学生鞄を
切られ……。小さな鍵を めぐって 探して 事件が おきる。 麻里子の 身にも……。
事件の発端の設定に すこーし無理があるようにも思うのだが、後半 ガラスに映る 犯人の唇を 冷静によむ 麻里子
けなげで 痛々しい。ヒリヒリする臨場感が伝わる。デモ 解決したところで 《 灯台下暗し 》だったのだと。
鍵 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鍵 (講談社ノベルス)より
4061815458
No.9:
(4pt)

いらいらする、小さなミステリー

主人公の判断にいらいらする。
そんな事するなよ…

だけど、理不尽な話ではないとも思う。

一方、犯人側の動きが分からない。
その理由で、殺人?

小さなミステリーとして、気軽に楽しみました。
鍵 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鍵 (講談社ノベルス)より
4061815458
No.8:
(3pt)

家庭的ミステリー

今から15年以上前に書かれた乃南氏の作品ですから現在の作品とは成熟度はかなり異なります。
ストーリーは、両親を亡くした兄弟姉妹3人のなかで、偶然に事件に巻き込まれてしまった高校生の聾唖の少女と、特定の大きな問題がある訳ではないけれども様々な不安で釈然としない20代の兄が、事件を通して成長をしていくというものです。
筆力については、文中に作られた新聞記事がかなり小説口調になっている不自然さや、ストーリーの構成が偶然に頼っている事から、初期の作品である事は否めないと思います。
しかし、注目すべきは、やはりこの当時から既に成熟していた乃南氏の人間描写の卓越性でしょう。
それがたとえ合理的でなくてもそれぞれの登場人物の心情、葛藤、そして愛情が事細かに、その空気感が伝わるほどに細かくも自然に描かれているのは見事です。
また、物語の若干の不合理性を持ってしても、あっという間に読者に最後まで読ませてしまう、乃南氏のスピート引力は物語展開のテンポの良さにあるのでしょう。
障害を持つ少女を小説の中心にそえて、彼女の感覚に迫ろうとする事は実際にはかなり難しいチャレンジであると思います。小説が提起するのは、障害者の事、思春期の若者、親を早くになくすという事、支えてくれる友情の存在、友人の持つそれぞれの世界、犯罪に関わる人間(新聞記者から犯人まで)、これだけの人間を丁寧に描いている事に感心します。聾唖の少女が誤って自分に託されてしまった"鍵”がカギとなる殺人事件の解決の糸口を見つけるために、誰にも相談できずに孤軍奮闘する姿には正直に心動かされますが、その部分を押さえながらあくまでも普通の少女として描こうとしているところに、作者のまっすぐな人間性が現れているのではと思います。
鍵 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鍵 (講談社ノベルス)より
4061815458
No.7:
(2pt)

いま一歩!

次作の『窓』と比較してしまうと、3流映画みたいな感じがする。
姉兄妹3人の描き分けは上手いと思うし、姉の恋人、兄の親友、妹の級友 などとの関係も納得いく。 ここまで描かれてあれば、あえてミステリータッチにする意味も薄れるような気すらする。
 しかし、麻里子が学校に監禁される場面など ありふれすぎていて陳腐な感を禁じえないシーンを入れてしまったり、随所ガッカリさせられる。そして予想通り、危機一髪での救出劇。
 しかし次作の『窓』を読むと、登場人物への愛着が増し、第3作にも期待を持ってしまう。

 ところで素朴な疑問だが、主人公の姉兄妹の苗字が「西」。麻里子の級友の苗字が「東」という設定には、意味があるのだろうか?
鍵 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鍵 (講談社ノベルス)より
4061815458



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