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鍵
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鍵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ミステリとして出ているが家族ものっぽい内容。 どっちつかずな印象もある。 兄貴がいくらなんでも片生すぎる。小学生かな。 折込広告の「母だけではなく、ついでに父も亡くし」に笑った。 ついでて。 | ||||
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やく20年前の改訂版。障害は あるけれど 知的 繊細 可愛い 麻里子は、普通の高校に 電車通学を している。 家族は、私立高校の 数学教師をしている 姉 秀子と、 無職 本人は『アパート管理人』と称している 兄 俊太郎 との 3人家族。このところ なぜだか 兄とギクシャクしている。ある日 超満員の 電車の中で男に ぶつかられ 学生鞄を 切られ……。小さな鍵を めぐって 探して 事件が おきる。 麻里子の 身にも……。 事件の発端の設定に すこーし無理があるようにも思うのだが、後半 ガラスに映る 犯人の唇を 冷静によむ 麻里子 けなげで 痛々しい。ヒリヒリする臨場感が伝わる。デモ 解決したところで 《 灯台下暗し 》だったのだと。 | ||||
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主人公の判断にいらいらする。 そんな事するなよ… だけど、理不尽な話ではないとも思う。 一方、犯人側の動きが分からない。 その理由で、殺人? 小さなミステリーとして、気軽に楽しみました。 | ||||
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今から15年以上前に書かれた乃南氏の作品ですから現在の作品とは成熟度はかなり異なります。 ストーリーは、両親を亡くした兄弟姉妹3人のなかで、偶然に事件に巻き込まれてしまった高校生の聾唖の少女と、特定の大きな問題がある訳ではないけれども様々な不安で釈然としない20代の兄が、事件を通して成長をしていくというものです。 筆力については、文中に作られた新聞記事がかなり小説口調になっている不自然さや、ストーリーの構成が偶然に頼っている事から、初期の作品である事は否めないと思います。 しかし、注目すべきは、やはりこの当時から既に成熟していた乃南氏の人間描写の卓越性でしょう。 それがたとえ合理的でなくてもそれぞれの登場人物の心情、葛藤、そして愛情が事細かに、その空気感が伝わるほどに細かくも自然に描かれているのは見事です。 また、物語の若干の不合理性を持ってしても、あっという間に読者に最後まで読ませてしまう、乃南氏のスピート引力は物語展開のテンポの良さにあるのでしょう。 障害を持つ少女を小説の中心にそえて、彼女の感覚に迫ろうとする事は実際にはかなり難しいチャレンジであると思います。小説が提起するのは、障害者の事、思春期の若者、親を早くになくすという事、支えてくれる友情の存在、友人の持つそれぞれの世界、犯罪に関わる人間(新聞記者から犯人まで)、これだけの人間を丁寧に描いている事に感心します。聾唖の少女が誤って自分に託されてしまった"鍵”がカギとなる殺人事件の解決の糸口を見つけるために、誰にも相談できずに孤軍奮闘する姿には正直に心動かされますが、その部分を押さえながらあくまでも普通の少女として描こうとしているところに、作者のまっすぐな人間性が現れているのではと思います。 | ||||
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次作の『窓』と比較してしまうと、3流映画みたいな感じがする。 姉兄妹3人の描き分けは上手いと思うし、姉の恋人、兄の親友、妹の級友 などとの関係も納得いく。 ここまで描かれてあれば、あえてミステリータッチにする意味も薄れるような気すらする。 しかし、麻里子が学校に監禁される場面など ありふれすぎていて陳腐な感を禁じえないシーンを入れてしまったり、随所ガッカリさせられる。そして予想通り、危機一髪での救出劇。 しかし次作の『窓』を読むと、登場人物への愛着が増し、第3作にも期待を持ってしまう。 ところで素朴な疑問だが、主人公の姉兄妹の苗字が「西」。麻里子の級友の苗字が「東」という設定には、意味があるのだろうか? | ||||
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僕は感動した。感動は前半部で主人公の女子高生の耳が不自由である事が明かされて、それゆえに色々と考え過ぎてしまうところがぐっときた。 凄くよく人間を観察していると思う。それが乃南アサの凄いところだ。 彼女はミステリー作家でもないし、家族物専門の作家でもないと思う。 人間が彼女のテーマなんだといつも感じる。 他の作家だったら、現実的ではない完璧な人間性をもったヒーローやヒロインが主人公になるんだろうけど、僕には嘘っぽく見えてしまう。 自分は30代中盤の親父だけど、凄く共感できた。 20代だった自分が読んだら、馬鹿にしたかもしれない。 でも、色々な経験をして、色々な人とかかわり合ってきた今だから素直に感動した。 | ||||
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ミステリとしたら三流、家族ものとしても三流。どこを楽しめばいいのかわからない。 ニートな兄は家でぐちゃぐちゃ自己中なことを考えまくる。妹は妹で難聴なんだけど、ベタ甘え。だいたい、自分のせいで通り魔の被害に遭う人が何人もいるのに、何の理由もなくだんまりを決め込むのはあんまりです。何様なのでしょう、この妹。 おまけに、犯人は妹を監禁するのですが、頭悪すぎです。女子高生を監禁して、はやく訊きたいこと訊けばいいのに、無意味に時間をかけます。エピソードをつなげばストーリーになるもんじゃないでしょう。 発売からずいぶん経過していますが、ちょっと読むに耐えません。おまけに、事件が解決したあといきなり意味不明に仲良くなってるし。妹、怒られてしかるべきなのにベタぼめ。絵空事の家族愛ごっこはこれきりにしてほしいです。それから、鍵の秘密も超どうでもいいです。 | ||||
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感じで、結構あっという間に読めちゃうほど 物語の展開の仕方がうまいと思いました。 ハラハラもさせられますしね。 親に兄弟って結構差をつけられるとすねちゃってねにもったりするんですよねぇ。つまらない事でも・・・。 | ||||
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耳に障害を持った少女と兄の兄弟愛に感動しました。 | ||||
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面白くないワケではありませんが。 いい年齢した少々イケメン風(?)な 主人公(兄)が耳の不自由な妹に『ずっと母をとられてた』と 母親の亡くなった後にスネ続けてる・・てのはどうも読んでて 気持ち良くないんですよね。これ主人公を兄ではなく姉にした方が 良かったんじゃないかと思いました。 | ||||
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読み始めはこんなにスリルのある物語だとは想像しませんでした。 でも、読んでいく内に、だんだんと事態が変わって、 耳が不自由な麻里子が事件に巻き込まれて行く様子に、 不安と苛立ちを覚えました。私自身が結構激しい性格 なので、麻里子のとても優しい性格に苛立ったのだと 思います。でも、読み進むうちに、麻里子の勇敢な部分も見えてきました。読んだ後に続きを考えたりしました。 | ||||
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