ライン



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ライン (講談社文庫)
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初公開日(参考)1997年11月
分類

長編小説

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ライン (講談社文庫)

1997年11月14日 ライン (講談社文庫)

一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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ラインの総合評価:6.63/10点レビュー 8件。Dランク


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(7pt)

テーマの先見性を評価

1990年に「パソコン通信殺人事件」として刊行された作品に加筆修正して、1997年に文庫化された作品。ここで刊行年代を明記したのは、急速に変化してきたネット世界の大衆化の第一段階だったパソコン通信(今は死語、SNSというべきか)が舞台になっているためである。「パソコンで会話ができるらしい」、「知らない人と仲良くなれるんだって」という話が、パソコンの専門家や理系の学生以外の普通の人の会話に出始めたころの話であることに留意して読む必要があるだろう。
主人公の小田切薫は三浪中で、目下の一番の楽しみは深夜のパソコン通信の世界で遊ぶこと。そこでは「KAHORU姫」として仲間の中心になり(女性になっているのは、通信の仲間が勘違いしただけで、彼がネカマになろうとした訳ではない)、時間を忘れて会話を楽むことができる。受験勉強のプレッシャーとも、半ば引きこもり状態の孤独感とも無縁でいられる夢の世界だった。ところが、「KAHORU姫」に恋をして、現実に会うために上京した男性が次々に殺される事件が発生する。犯人は小田切薫なのか、それとも他の誰かなのか?
真犯人が判明するプロセスや犯行動機などに多少の物足りなさを感じるが、浪人という中途半端な状況とネットの仮想社会との間で揺れ動く若者の心理描写には、「さすが、乃南アサ」と思わせる力量が現れている。ミステリーとしてはいまいちだったが、テーマの先見性で評価したい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(1pt)

ミステリーは合わない

友人に勧められて読みましたが
私には伝わりませんでした
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No.6:
(5pt)

さすが乃南アサ

2浪中の薫が、ネットおかま“KAHORU”になり、パソコン通信で現実逃避。そこに“KAHORU”に惚れた男が殺される連続殺人が。
犯人かと思った人が違った。犯人を見つけるための展開も面白かった。小説なので、ドラマと違って犯人の顔はわからず、最後の最後まで誰かわからないように書いているのは、うまいと思いました。
ここから頑張ってうかるんだという、ちょっとご都合主義もありましたが。。
古い作品に大幅な加筆を加えて、題名変更した作品でも、さすが乃南アサ、文章うまい!とうならせる作品でした。
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No.5:
(3pt)

みんなだまされてない?

世の中こう言う人たちたくさんいるうんだろうなと思いつつ、私の知らない世界の人たちの話、興味深くよみました
乃南アサって勉強家だよねこういう世界にも詳しいんだね すっごいーーい
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4062636336
No.4:
(5pt)

期待を超えた

乃南アサさんのファンです。
多くの作品を読みましたし、全部読みたいと思っています。

しかし、この作品には期待していませんでした。
舞台の”パソコン通信”は古いし、評判も高くないし、「初期の習作なんだろうなぁ」と思って読み始めました。

期待を裏切られました。
いい方向に。

ネットでの会話のこまごまとした所は今とは違いますが、
大きな観点での”ネット上の人間関係”としては不変さを感じました。
さらに、もっと大きな”人間関係”という観点で、サガや、悲しさを感じました。

荒削りな部分もあると思いましたが、
その後の乃南さんの活躍を納得させる勢いと鋭い感性を見せて頂いたと思います。

若者が苦難を乗り越えていく話は、心を温めてくれます。
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No.3:
(2pt)

謎は謎のままで良いのか

この作品を読んだ1997年当時、私はインターネットとパソコン通信を併用していたが、まだまだメリットが多かったパソコン通信をメインにしていたので、興味を持って読み始めた次第である。全体的な評価としては、パソコン通信と言うものを絡めた良質のミステリと言える。しかし、肝心な部分が「本当のコンピューターのプロから教わって、何とか出来るようになったってことらしい」で片づけられてしまっている。ここを明確にしてもらわないと、謎解きが完了したことにならず歯がゆさが残る。どこからかクレームが付いて、具体的に書けなかったのかもしれないが、最大の謎をそのままにしてしまったミステリに、高い評価を与えることは出来ない。
ライン (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ライン (講談社文庫)より
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