(短編集)
不発弾
- 都市伝説 (86)
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新しい作品ではありませんが何気なくストーリーに引き込まれてしまう日常の話5作品です。ミステリーありホラーよりの作品ありほっこりありの空き時間にササっと読めてちょうどいい余韻が残る一冊だと思います。 | ||||
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文章は上手いほうだと思う、構成も悪くないし、人間味のある登場人物も出てきます。ただ短編集の辛いところというか、綺麗にオチている話が3本くらいしかなかった。面白かった短編という縛りを付け加えるとさらに限られます。表紙の薄暗さからなんとなく察しがつくと思いますが、なんともスッキリしない、後味がモヤモヤする話がほとんどでした。 表題作の不発弾は作中一中途半端に終わっています。会社ではパッとしない部署に回され、家庭では妻子にそっぽを向かれ、どこにも居場所がない中年が主人公なのですが、俺は不発弾じゃないぞ!爆発するところを見せてやる!と言ったところで終わっており、あれ?ここで終わるの?と肩透かしをくらいました。起承転結の転で終わったかのような中途半端さ。不発弾ではないと啖呵を切る主人公の話自体が不発弾というメタ的な短編なのかと思ったくらいで、表題作が一番モヤモヤさせてくれました。 その他にもポツポツ半端に終わる短編はありますが、煮物を出す居酒屋の話と表舞台を追いやられたプロデューサーの話はきちんと締め括られていて読み口もよかったです。居酒屋「茜」の短編も綺麗に終わっていると言えば終わってるんですが、個人的にやな話だな~と思ったのでこれについては微妙かな…。おそらく作者的にはいい話として書いてると思うんですが、女将の気に入らない客への小さな悪意が汚く感じて、その部分が無視されたまま女将がただ幸せになっているというのがほんのり胸糞悪かった。その客の素行は褒められたものではないし、有体に言えば嫌な客ではあるけれど、それでも野次馬根性丸出しでその客に遠回しに嫌がらせするような女将は人間的に受け付けなかった。 残念なクオリティの短編もありますが総合的に見れば普通くらいでしょうか。☆3で。わざと痴漢させる話に出てくる教頭といい、タクシーの運転手といい、なんだか人生うまくいってないおっさんがたくさん出てきました。 | ||||
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今度はあなたが、爆発させてみる? 退屈な日常から逃れられるきっかけなんて、どこにでも転がってる。デパート勤務の的場智明は、地味な売り場での仕事に耐える日々を過ごしていた。そんな折、息子や娘の、“秘密”を妻までが一緒になって隠していたことに気づく。たまりにたまった憂さをはらすために彼がとった行動とは……。表題作など、現代人の爆発寸前の心境を的確に捉え、見事な筆致で描く、秀逸短編集。(講談社文庫) | ||||
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長編や連作でない短編集ですが、いずれも人物の描き込みがしっかりして破綻がなく、現代が舞台とはいえ、たとえば山本周五郎や藤沢周平、池波正太郎的な安定感。ちょっと結末がどうだかなというのもないこともないのですが、そこは個人的な感想です。 | ||||
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ちょっとした空き時間にサクッと読める(^^) 短編ならではの乃南ワールド炸裂。 えっ~そこで終わっちゃうの?っていうもどかしさが 多大。 | ||||
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