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風の墓碑銘



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風の墓碑銘の評価: 4.61/5点 レビュー 46件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 1~20 1/3ページ
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No.46:
(4pt)

長編ですが読み応えがありました。

面白かったので他のシリーズをと検索したら短編集ばかりのようで残念。主人公のイメージがもう一つ浮かばないかな。ストリーはガツンと!ヘビースモーカーとか時代が旧いのがちょっと気になりました。
風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
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No.45:
(5pt)

15年ぶりに再読 でもやはり面白い!

乃南アサの新刊「雫の街」を読んで、昔読んだ音道貴子シリーズが懐かしく約15年ぶり?に再読。

やはり何度読んでもいいなぁ。。
私はこちらのシリーズのほうが断然好き。
音道シリーズはこの巻で一応終わってしまっているのがとても残念。
音道&滝沢コンビもいい。
滝沢が人間の汚い所やドロドロしたところを、
面白みのない生真面目な音道に教えてやるところは特にいい。

 あんたはよくやっている。だけど窮屈と言うかご立派過ぎるのかもな。
 それを面白くねえと思う奴だっているかもしれん。
 こういう仕事をやってりゃあんただってわかるだろ?
 人間の悪意なんてえもんは、どこからどう生まれてくるかわかったもんじゃねぇって。
 しかも、そういう気持ちを抱かれる側ってえのはほとんどの場合気がつかねえことも多い。

これは真理だと思う。

 つまり彼女は私に悪意があるっていうことですか?

と聞く音道に

 話を聞いている限りじゃあ、面白くねえとは思っているんじゃないか
 そういうタイプの女は、てめえと一緒になってドロドロした話をして欲しいんだよ。
 あら、あんたもなの?私もなのよ とか亭主に抱かれる回数が多いの少ないのとか
 男顔負けの、そういう話をするのが好きなのがいるじゃないか。
 だけど、あんたそういう話には加わんねえだろ?それだけでむこうは気にいらねえかも知んねえんだ   
 よ。 お高くとまりやがってさ、と思っているのかもしれねえ。
 どうせやることやってんのにってさ。
                  P122~123

恐るべし人間の逆恨み。妬み。
妬みはこの本の事件の根底を流れているものでもある。

前後するが冒頭の重機作業員木本、ヘルパー岩松みうなど
端役的登場人物の描き方も巧みで、ストーリーを立体的に仕立てている。

もう音道シリーズは出ないのかなぁ。。。読みたいなぁ。。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
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No.44:
(5pt)

良いです

読者に感情が伝わりますね、読み始めるとあと少し少しと思って読み切ってしまいます。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
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No.43:
(5pt)

臨場感がある

初めてこの著者の小説を読みました。
私の好きな東京下町が舞台で、非常に人間臭いドラマが展開され、
また自分も歩いたことのある風景と舞台が合致するので、
大変臨場感を持って、読むことが出来ました。

面白いと、テレビドラマ化された時に、この役はあの俳優に演じて欲しいとか
考えますが、今回も考えました。
主役は長澤まさみさん、滝沢はピエール瀧さんかな。
風の墓碑銘Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘より
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No.42:
(4pt)

変わらないようで少しずつ変化する人間模様

謎を解くだけなら上下巻もいらないでしょうけれども、人の心や環境の動きをからめながら進んでいくのがこの作者、このシリーズらしさ。同じコンビでもう一度だけ、1冊分くらいで事件の解決を見てみたい。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
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No.41:
(5pt)

女刑事音道と滝沢の凸凹相方

音道貴子シリーズは
「凍える牙」「鎖」からのファンです。
音道と滝沢のコンビ、凍える牙の中で描かれている当初の関係性が徐々に変化していき、本音では少しずつ心が通じ合っていく様が好きです。
「風の墓碑銘」のエピローグ、お互い憎まれ口をたたきながら葬儀に向かう場面からのラストは爽快でした。
風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
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No.40:
(4pt)

面白い

結構入り組んだストーリーだけど登場人物がわかりやすくて楽しめる。犯人が結構微妙??
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No.39:
(4pt)

やはり面白い

事件関係者間の人間模様、音道自身の交友関係の中での人間模様、
前者はストーリーの中で音道が解明していく。後者はリアルタイムで変化していく。
この2つのストーリーが並行して展開していく。読み手を飽きさせない優れた組み立てだと感心する。
しかし、今回の音道は、経験も年齢も重ね単に気の強い意地っ張りで一本気な女から、自身の将来に不安や焦りを感じ、それまで通していた信念のようなものに揺らぎが生じ、人間としてのエゴが目立つように感じる。
そんな音道に私は肩入れし感情移入することが希薄になる、むしろ距離を置く観方になってしまった。正直ちょっと嫌だな、と。
まぁ、しかし、それが普通の女性の感性と捉えればリアルで巧みな描写とも言える。
最近は未婚で仕事一筋で生きている女性も多い。本作の音道はその彼女たちの代弁者になっているのだと思う。
「結婚しないの、したくないの?」「誰かいないの?」周囲は、すでに結婚していることが当然のこととして異口同音に簡単に尋ねてくるが、一言で答えられる質問じゃぁない。その質問自体が私を理解していない証拠…って感じるのではないだろうか?
私は男だからよくわからないが、もしそうだとすると、音道はよくわかってくれる相手だと感じるのではないだろうか。
が、薮内奈苗に対する音道のアンビバレントな感情を滝沢が正し、その在り方はキッパリと否定。
薮内奈苗は好きになれないが、彼女の内面ももう少し覗いてみたい気もする。
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No.38:
(4pt)

やはり乃南アサは面白い

やはり乃南アサは面白い。 凍える牙以来の音道刑事のストーリーを読んだが、面白かった。
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No.37:
(4pt)

やはり乃南アサは面白い。

やはり乃南アサは面白い。 凍える牙以来の音道刑事のストーリーを読んだが、面白かった。
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No.36:
(5pt)

滝沢とのコンビがおもしろい。

女刑事音道貴子シリーズの作品です。これまでに、「凍える牙」、 「花散る頃の殺人」、「鎖」、「未練」、「嗤う闇」の作品が出ているので、できれば、この順番で読んでおくと背景がわかりやすいと思います。
今回は、以前の作品でもコンビを組んだ滝沢という、オッサン刑事と音道が再びコンビを組みます。
事件自体は、ありがちといえばありがちな話だとは思いましたが、音道に感情移入して、滝沢とのコンビっぷりや、事件を解決していく過程を楽しめました。
このシリーズは、もともと著者が「凍える牙」で直木賞を取ったこともあるのか、最も多くの作品が書かれているシリーズで、ファンとしても期待を裏切られること無く、安心して楽しめるシリーズだと思います。女刑事音道貴子シリーズの作品です。これまでに、「凍える牙」、 「花散る頃の殺人」、「鎖」、「未練」、「嗤う闇」の作品が出ているので、できれば、この順番で読んでおくと背景がわかりやすいと思います。
今回は、以前の作品でもコンビを組んだ滝沢という、オッサン刑事と音道が再びコンビを組みます。
事件自体は、ありがちといえばありがちな話だとは思いましたが、音道に感情移入して、滝沢とのコンビっぷりや、事件を解決していく過程を楽しめました。
このシリーズは、もともと著者が「凍える牙」で直木賞を取ったこともあるのか、最も多くの作品が書かれているシリーズで、ファンとしても期待を裏切られること無く、安心して楽しめるシリーズだと思います。
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No.35:
(5pt)

このコンビ大好き!

ほんの少しだけ、ト書きがイラっとしました(かき氷のシーンとか)が、先が気になって、ついつい夜更かしして読んでしまいました(笑)

人物描写が、本当に上手い作家さんです。特に、主人公が被害者の心情を憂える描写がよく表現されてます。
恋愛や同僚のことなど、事件とは、違う部分など、この人間臭さが好きで乃南さんのファンです。
乃南さんは、文章力はもちろんですが、相当感受性の強い方だと思います。

ただ、音道は、カンもいいし、人間性善良でいい人なのですが、友人や同僚にはあまり持ちたくないかもです…。
すごく典型的な東京の仕事のできるガチガチのキャリアウーマンぽくて、冗談のジョの字も通じない感じがして、冗談言ったらキッと睨まれそうな感じがします(笑)

心の中では、被害者や同僚に対しての熱い気持ちを持ってるのに、うまく表現できなくて誤解されやすい人かもしれませんね。

かえって滝沢のおっさんの方が、思ったことポンポン表現するので、そのコントラストもいいです。
確かに、全く冴えない下品で無神経だけど、どこか憎めないおっさん。
そばに入られたら、確かに暑苦しいし、正直、喫茶店とか一緒にいるだけで、鬱陶しいだろうなと音道に同情したくなります。
でも、手帳を覗き見したりして(よっぽど気になってたんでしょうね)、サイッテーの行為がバレて焦る滝沢や、「今のは嫌味じゃなく」とか「セクハラじゃなく」とか、おっさんなりに後輩に気を使ってるのが、なんか可愛いです(笑)

でも滝沢が、自分の上司や、同僚だとやっぱボロクソ私も言ってるだろうけど、小説で、はたからこのコンビみてると楽しいです。

後半、容疑者に音道が突っかかるとこなんかは、スッキリします。
刑事だって人間ですからね。
殆どの実際の事件も、音道のセリフに当てはまると思います。

身勝手な事件で狂わされた被害者の怒り悲しみは、計り知れません。

読んで損は無いですよ。
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No.34:
(5pt)

音道巡査部長

元女性白バイ警官だった音道巡査部長が迷宮入りしそうな殺人事件を地道に掘り起こしていく過程が本当に面白かった。
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4103710071
No.33:
(5pt)

実に面白いです。

乃南アサさんの作品は大好きでこのシリーズも好きで読んでいます。いつも設定に満足です。女性刑事として男職場での難しさも上手い表現に唸ります。書き続けてほしいです。
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No.32:
(5pt)

面白いです。

このシリーズは大好きで読みたいのですがまかなか書かない著者。だからたま~に書いているのを見つけると「会えた!」と思えますね。乃南アサさんは凄い作家です。
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No.31:
(5pt)

清張の再来

他の文庫を読むつもりで、本屋に立ちよったが、著者の長編2作品が余りに面白かったので、つい又本書を買ってしまった、期待通り傑作、松本清張を彷彿させる、話の面白さで,テンポ良く、ついつい、夢中に読んでいる自分がいる。
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No.30:
(4pt)

音道&滝沢コンビ復活!!

音道貴子シリーズ。
久しぶりに読みましたが、やっぱり面白かった!
しかも、本作では滝沢刑事とのコンビが復活。
相変わらず、ぶつかり合いながらも、名コンビぶりを発揮して事件の真相を解明していきます。

読み進めて行くうちに、事件や人間関係が絡み合い、そこに音道や同僚刑事の恋愛模様まで・・・どうやってまとめるのだろうと思いましたが、そんな心配は必要なかった。
事件の真相はスッキリしないけれど、最後の最後で読後感は悪くないかな。

音道と滝沢の関係が、少し変化しているところも面白かった。
章ごとに、音道と滝沢の視点が入れ替わっているのも人物描写を深めていて、お互いの良さを認め、距離感が縮まったみたいだけれど・・・素直じゃない。
これから、そんな二人の関係がどのように変化していくのか楽しみです。
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No.29:
(4pt)

非常に出来のよいサスペンスドラマ

非常に出来のよい2時間サスペンスドラマだと思った。
さすがこれがプロの筆力、テクニックというものか。
音道と滝沢の視点の入れ替わりがなかなかおもしろい。
女性とオッサンの会話も、コーンウェルを彷彿とさせるテンポの良さ。
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No.28:
(4pt)

かなり面白い!

最初に登場する男女白骨遺体。
これをめぐって、音道さんの周りで次々と事件が起こり、
一体どう収集するのか?と思いきや、
ちゃんと最後までキレイに解決するのが素晴らしい。

まあ、難点を言うと、最後に出てくるカメラ、
もっと最初の方に何気に登場させておいた方が
重要な複線になったかも…。
あのタイミングじゃ、ちょっとわざとらしいというか…。
それが☆マイナス一つ。

ところで、音道さんのシリーズは最初の凍える牙から
何冊も読んでいて、ストーリーはどれも気に入ってますが、
個人的には音道さんは余り好きではないです。
刑事としてはかなり有能なので、頼りになる人だけど
友達にはなりたくないかも…。一緒にいて疲れそう。
この話で、恋人の昂一が逃げ出しそうになる描写がありますが、
彼の気持ち、ちょっと分かります。

人間みんなそんなに強くないよと彼女に言ってあげたい。

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No.27:
(5pt)

またこのコンビに会いたい

貴子と滝沢のコンビのよさは、”打ち解けていない”所だと思っている。そこがリアリティがあっていい。初対面から反目し合っていた二人が、その後何度か接点があったとしても、そうそう仲良くなれるはずもない。

 お互いの刑事としての資質はある程度認め合いながらも、決してそれを表立って褒める、ということはしない意地っ張り同士。しかし、それぞれにないところをしっかりと補い合える名コンビだと思う。

 もしかしたら迷宮入りしてしまうかも、という今回の事件も、二人の粘り強さと執念で運命の女神は犯人に微笑むことはなかった。ただ、犯人を逮捕しても、二人の気持ちは全く晴れなかっただろうけれど、事件というものはそういうものなんだろうな、と思う。犯人逮捕は一つの区切りに過ぎず、失われた時間や亡くなった人が戻ってくるわけではない。ただ、大事な区切りではあるはず。今後の人生を生きていくための。

 この二人の反目し合いながらも徐々に打ち解けていきそうな雰囲気は、今後の展開が楽しみである。再度、この名コンビとどこかで会いたいと思う。
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)より
4101425485

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