一ドル銀貨の遺言
- マット・スカダー・シリーズ (15)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マット・スカダー3作目の本書では亡くなった強請屋から預かった封筒に記された3人のうち、強請屋を殺した犯人を探り出すという、フーダニット趣向の物語。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何故、そんなことをそこまでするのか?と思うけれどだからこそのハードボイルドなのでしょう。おいおいちょっとそう急ぎなさんなって推理が多いのはアルコールがまだ足りんのか飲みすぎなのか。このシリーズは面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無免許の私立探偵の主人公の元に殺されたタレコミ屋が一通の封筒を託し・・・というお話。 タレコミ屋が三人の人物を強請っていた事が判り、自ら強請を装い主人公のマット・スカダーがその三人の周辺を探るが・・・という展開はあまり新味はないし、実際によくあるタイプの類型的なミステリですが、主人公を始め、端役までキャラクター造形がしっかりしていて、お話も小味ながらもきちっと纏まっていて、尚且つ文章が巧いので最後まで飽きさせずに読めます。 この時点では後の私立探偵小説/ネオ・ハードボイルドを代表する連作になる予見を感じさせるとか、後出しじゃんけんみたいな事は言えませんが、読んで損のない、短いながらも読み応えのある小説になっております。 関口氏のマット・スカダーのキャラクターがどういう風采でどういう信念で生きているかをこの時点で翻訳されていた作品から読み解く解説によると、イマイチマット・スカダーというキャラがはっきりしない部分が多いとの由で、私も読みながらあまりマットがどういう人かよく判らないのに気づきました。この辺は著者もまだ偉大なシリーズを書こうとか大志がなかったのかなとか思いました。 軽いながらも読み応えのあるシリーズ三作目。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューの高評価に引かれて購読しましたが、期待を裏切らない仕上がりの作品だと思います。それほどの長編ではないので、サクサクと読み進められます。人気シリーズだそうですが、確かにおもしろく読めました。雰囲気のある翻訳も良いと思います。この作者は多作だそうですが、他の作品も読みたくなりました。ハードボイルド好きの方にはお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺された強請屋に託された強請のネタを手がかりに、殺人犯をアル中探偵、Matt Scudderが追い求める・・・といったお話です。 ストーリー展開としては、テンポも悪く、謎や伏線の張り方も今一つといった印象です。しかし、全体を覆う鬱屈とした雰囲気と人間模様で読ませます。ストーリーよりもスタイルで読ませるといったところでしょうか。 主人公の行動に、いくらなんでもこれは許されないだろうと思うものがありますが、そこを除けば、暗い感じのミステリーが好きな人なら読んで損はしないでしょう。 英語は若干、代名詞が何を指しているのか分かりにくいと思いますが、手ごろな分量ですし、登場人物も少なく、読みやすい部類に入るでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もしマット・スカダーが今も警官でアル中じゃなかったら殺害された友人の為にゆすり屋になりすまし捨身で捜査しただろうか。今の彼だから執念と命懸けで正面から取り組み真相を暴く事が出来るのであり、アル中だからこそ罪悪感に苛まれ死者に対して蝋燭に火を灯す事が出来るのでしょう。きっと飲まない生活が来たとしても彼は死者への弔いは忘れる事はなく銀貨をテーブルの上で回してくれると信じています。そんな心優しい彼に好感を持ちました! | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|