泥棒は図書室で推理する
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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今回はニューヨークではなく、山奥のイギリス風ロッジでの出来事。日本でもよくあるような雪に閉ざされた一軒家で、誰もそこから出ることができなくなる中で連続殺人が起こる・・・と言う非常によくありがちな設定なのですが、やっぱり面白いです。泥棒であるバーニイの目的は有名なあのレイモンド・チャンドラーの献辞付きの初版本。もともとは恋人と行く予定だったのですが振られてしまい、親友のキャロリンと出かける事になるのですが、このレズのキャロリンとの会話がいつも本当に楽しくて、異性の親友って本当にいいもんだなと感じます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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暫く小説読んでなかった時期もあり、いつの間にかバーニイ・シリーズが数作出てて嬉しい限りである! 自分は小説ではバーニイ・シリーズとマーロウ・シリーズが一番好きなんで、「チャンドラーのサイン入りの本」なんてアイテムがバーニイ・シリーズの中で登場て時点でかなり楽しめた。 今回は心機一転?雪の積もるペンションという舞台で登場人物もかなり多く、当然普段とは違う雰囲気が楽しめる。 まぁ登場人物が多くて読み終わっても把握出来てない「これ誰だっけ?キャラ」が結構居たがw 次にまた読む時にはもう少し把握出来る・・・筈! | ||||
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洒脱な会話と軽妙な地口の語りで、軽いミステリとして読むことができますが、仕掛けはなかなか凝っています。 一見すると雪に閉ざされた山荘を舞台にした古典的なミステリの道具立てですが、(ネタバレになるので詳しく書けませんが)その裏に作者の仕掛けが隠れています。その仕掛けは、ミステリを読み慣れた人ほど感心すると思うので、初めてミステリを読む人よりも、何年も何冊もいろいろなミステリを読んできた人のほうがはるかに楽しめると思います。 日本の多くの作家ならもっと大がかりなメタミステリとして描くことに挑戦しそうですが、そこを軽く仕上げてエンターテイメントとして高い水準の作品にまとめるところが作者のうまいところではないでしょうか。 | ||||
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偏愛するブロック、<泥棒バーニイ>は大好きなシリーズ作品である。その軽妙洒脱な語り口と展開!それはもう愉しさの極致。・・・「泥棒は図書室で推理する」(1997)は、その第八弾。本を読む喜びを間違いなく与え続けてくれる作家と作品に感謝するばかりである。 今回のバーニイは、ある稀覯本を求めて片田舎の古い屋敷を改造したホテルの図書室へと出かけていく。その本というのは、チャンドラーがハメットに贈ったという献辞入りの「大いなる眠り」である。まさにこれは、探偵小説ファンなら垂涎ものの本、いや垂涎もののプロットではないだろうか! | ||||
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私が初めて読んだブロック作品。 泥棒探偵の元祖?にはホックの短編「怪盗ニック」シリーズがあるが、このバーニイもニック同様茶目っ気たっぷりで頭も切れる、惚れてしまうような泥棒さん。最初は普通の泥棒(空き巣専門、絶対に人殺しはしない)だったバーニイも、今や古本屋経営も軌道にのって、時々の本業?以外は、かわいい女の子といられれば幸せというタイプ。この作品では女の子に見事にふられ、仕方なく、彼女と行くはずだった英国風ロッジに、無二の親友でレズビアンのキャロリンと共に休暇を過ごしにでかける。もちろん彼のこと、休暇といっても、このロッジに無造作に置かれている貴重な本を頂きに行くのも兼ねていた。ところが、行ってみると彼を捨てて結婚した彼女が夫婦で訪れており、図書館では人が殺され・・・ 一見英国本格風?の舞台で、天才泥棒が見せる鮮やかな推理!惚れた私は全作一気に読むハメになった。 | ||||
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