泥棒は哲学で解決する
- 泥棒 (34)
- 泥棒バーニイ・シリーズ (10)
- 犯人捜し (82)
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泥棒探偵バーニイ・ローデンバーシリーズ第4作目。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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主人公の泥棒が入った家で殺人が起こり・・・というお話。 シリーズ物の宿命で既視感がチラつきますが、それでも著者のがブロック氏という事で、先の読めないプロットの作品になつており、最後まで楽しく読めました。 普通だと感情移入できない、犯罪者を主人公にしながら嫌悪感をもよおさせず、読後感がいいのも、さすがと思いました。 コインについての雑学も興味深かったです。 更に魅力を増したシリーズ第4作。機会があったら是非。 | ||||
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泥棒バーニーは初めて手にします。果たして、スカダーより面白いでしょうか?今のところは?です。 | ||||
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本書を読み進みながらやはり大昔に読んだ記憶が蘇ってきた。 すこし調べてみたら、このシリーズのタイトルで思い出すと『泥棒は図書室で推理する』まで読んだようである。 本書『泥棒は哲学で解決する』も数ページ読みすすみながらディテールは別にしてもストーリーの粗筋をおおよそ思い出してしまった。 物語の最後になって何者かに殺された個賠屋のエイベル・クロウの追悼式に関係者を全員集めたバーニーが、スピノザやトーマス・ホッブスなどの本から引用して説教しながら犯人に迫っていく場面などあまり記憶になく読み進みながら笑えてきてしまった。 個賠屋のエイベル・クロウが哲学好きでスピノザに造詣が深い人物だったし、バーニーもなかなか物知りであるから著者はこんなエンディングを設定したのだろう。 関係者を集めて犯人を追及する場面設定などミステリの古典的手法である。 が、著者はスカダー・シリーズとは異なり肩の力を抜いて楽しみながら書いていたのだろう。 本作の欠点はフーダニットものともいえるストーリーだが、後半になって読者にヒントをほとんど与えないバーニーだけの一人よがりの展開をしているところである。 まあ、既読の本だったがバーニー・シリーズはいつ読んでも面白いから文句は言えないかな。 | ||||
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素早いご対応このたびは有難うございました。また、お願いします。 | ||||
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かなり前にふたつのシリーズを1冊ずつ読んで、それっきりになっていたブロック。久しぶりに手に取ってみた。 タイトルでわかるように泥棒が主人公で探偵役なのだけど、ルパンのような雰囲気では全くない。主人公バーニイは、なんというかそれほどたいした悪党でもないし、義賊なんかではもちろんない。だいたい、泥棒をやる動機をちょっと語っていたりするんだけど、それが腹立たしくなるような動機だったりする。ただ、なんというか、憎めないのである。 事件そのものは典型的な巻き込まれ方。やましいところのある仕事をしているのだから、そういう展開になるのはわかる。泥棒がぱっと探偵役になる展開を期待して読んでいるとちょっと拍子抜けした。解決しようと宣言した時には、どうやら彼の頭の中では解決していたらしい。が、そもそも職業が泥棒だから、どうやって班員をやっつける買って問題が残るから、その辺りの手順がおもしろい。おもしろいというか、「?」な気持ちのままバーニイの行動につきあわされて、さいごに、ああそういうことねって思う。その過程は犯人捜しよりもおもしろかった。 泥棒をやるってことへの倫理的な感覚はどうなのかなっていうのが気になるところ。っていうのは、案外さばさばと、告白をしてしまったりするから。泥棒でなければ巻き込まれない事件、泥棒でなければ見つけられない手がかり、泥棒でなければできない解決方法、なんてうまく組み立てられている物語だから、カミングアウトしなくてもかまわない、すっきりとした結末が欲しかった気がする。 | ||||
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