死者の長い列
- マット・スカダー・シリーズ (15)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.33pt |
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登場人物が多すぎる。 | ||||
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主人公マットが格好いいのは勿論のこと、エレインもtjも作者のローレンスブロックもみんな格好いい! | ||||
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マット・スカダーシリーズ12作目の本書では「三十一人の会」というランダムに選出された男性によって構成された、年に一度集まっては一緒に食事をして、その1年の事を語り合うという実に不思議な集まりのメンバーが最近次々と殺されていると疑いを持つ会員の依頼に従って真相を探るという、本格ミステリの味わいに似た魅力的な謎で幕を開ける。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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孤独が服を着て酒場を彷徨い、教会やホームレスに1ドル札をばら撒いていたスカダーが加齢のせいかエレインの調教のせいかどんどんその魅力が薄まっていく。以前のしけた事件への異常なまでのこだわり、のめり込みはもうここにはない。警官を辞めるきっかけとなった少女の話も出てこなくなって久しい。何がそうさせたのだろうか・・・を考えるために書かれた小説なのかなと思ってしまう。 | ||||
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未読のスカダーシリーズを買おうと思ったらアマゾンの購入履歴が表示されました(これに何度救われたことか)。 すべての本棚はとっくに二重置きになっていたので、捜索に手間取りましたがどうにか発見し、再読を開始しました。 驚いたことに、こんなにおもしろい筋立てなのに、まったく記憶がよみがえりません。ミック・バルーが戦没者碑を見に行くシーンで何故本筋と関係ない雑談部分だけ、読んだ覚えが鮮明にあるのだろうと不思議に思ったくらいです。 ここまで忘却力が進んでいるとは思いませんでしたが、考えようによっては自宅の蔵書を読み返すだけで1年間くらいは楽しめるわけで、これはこれで喜ぶべきことかもしれません。名作は2度美味しい。 | ||||
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とても面白かったです。この面白さは本格推理云々と言うよりも、キャラクターを丁寧に描いているからだと思います。私には「八百万の死にざま」以降最も面白い作品です。 | ||||
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大昔に読んだミステリ本を、我が家の押入れの中から探し出し読むのが癖になり今回は、ローレンス・ブロックの1994年の作品マット・スカダーもの『死者の長い列』(A Long Line of Dead Men)を読むことにした。 本書の奥付で1995年刊行された本であるから読んでからすでに18年もの時が過ぎ去っていることになる。 が、タイトルを見たら、本書の結末までやデティールなどは記憶してはいなかったが、毎年一回だけ集会を催すという変なクラブのメンバーが不自然な死を迎えていくのに不安になった会員の一人がマット・スカダーに調査を依頼して始まることだけは記憶していた。 このクラブの歴史がキリスト誕生以前まで辿れるかも知れないなどという設定は、少々荒唐無稽に感じながらも読みはじめたのであるが、あのフリーメーソンやアメリカの有名大学にもこのようなクラブが現存していることなど思い浮かべながら、ま〜深く考えずこの物語に入りこむことにした。 この風変わりな事件を設定した『死者の長い列』という作品を何故ブロックが書いたのか?、実はブロックは、レックス・スタウトの作品で活躍する名探偵ネロ・ウルフの大フアンであり、「贖罪連盟」なる団体のメンバーが次々に変死し、そのつど復讐を暗示する詩が届くという事件『腰抜け連盟』というスタウトの作品に触発されたのだろうと、巻末の解説で法月綸太郎氏が書いていた。 評者が先に読んだ『泥棒は抽象画を描く』の解説で杉江松恋氏もこのことを詳しく解説していて、「もしローレンス・ブロックがDNAを引き継いでいるとすれば、ジョン・ディクスン・カ−ではなくレックス・スタウトのDNAであろう」、と書いていた。 本書では、酒を断ったのち55歳になったスカダーは相変わらずAAに通いながら事件に対峙する姿を著者ならでの筆致で描いて読ませてくれる。 さすがに昔読んだ本だから読み進みながら事件の進む方向も観えてきたものの記憶にないところも多くあり、たとえばスカダーの友人ミックの営むバーで、雨の降る夜長を彼と語り明かす場面などは記憶になく初めて読むような新鮮さを味わいながら読んでしまった。 物語にあまり関係のない寄り道のような場面ではあるが、死というものについて語り合う二人の言葉の意味深さがミステリという読み物を超えたところにあり、さすがブロックならではの巧みさに感じ入ってしまったのである。 ミックのバーで毎日二パイントのビールを飲みながら日長過ごす老人ドハティが、かってはアイルランドRICの戦士だったことを語りながら、「スキベリーンの殺し屋、エイモンド・ドハティは、バーのストゥールに坐って、時間が自分のまわりを通り過ぎてゆくのをじっと見ているわけだ。あの爺さんは、ゴールウエイ・ローズ(この老人が前に通っていて潰れたバーの名前)よりも長生きをした。いや、おれたちよりも長生きをするんじゃないか?あの小さな帽子をかぶって二パイントのビールを飲んで」彼はそう言ってウイスキーを口にふくんだ。「まさに死んだ男たちの長い列だな」とミックが語っているのが、本書のタイトルともなっていることから、評者には特に印象に残ったシーンであった。(P349〜P366) 先に読んだ『泥棒は抽象画を描く』で登場する泥棒探偵バーニーとは180度異なるキャラクターである無免許探偵スカダーものを久しぶりに楽しませてもらった。 | ||||
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一気に55歳に老けてしまったスカダーは、もはや今夜の宿や明日の食事の心配は無く エイレインとの仲も堅く進展しちゃって、危険な男の魅力はどこに行ってしまったって 読者はまごついていると思う たとえるならば、リーサルウェポンのメルギブソンもシリーズが進むにつれおとなしくなったし、 感じ的には、フィリップマーロウが最後のプレイバックでやけに変わってしまったことを連想した 推理物としては少々古臭い クラブの設定ですが、さすが面白くて最後まで飽きさせられなかったです | ||||
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