スコッチに涙を託して
- 探偵パトリック&アンジーシリーズ (5)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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あまり期待しないで読んでみたのですが、第一作目というのに既に完成されている・・・さすがデニスルヘイン氏! | ||||
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パトリック&アンジー・シリーズの第一作。「ミスティック・リバー」からルヘインを読み始めた者としては、こんなに単純明快な小説を書いていたのかというのが、一番の驚きだった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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想像していたよりはるかに良い状態でした。カバーにうっすらと焼けがある以外、折れ、傷、書き込み等、全くなく、とてもきれいな状態で嬉しかったです。 作品自体に関しては、翻訳が英文直訳的で少し読みにくいと感じました。とても良く出来た作品だと言うのは伝わってくるのですが・・・。 英文のまま読めるスキルがあればと…思いました。きっと数倍面白く読めるでしょう。 | ||||
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アメリカのハードボイルドでありがちな、大げさな比喩が満載の探偵物語です。ドナルド・トランプが使われている場面もありますが、執筆当時はまさか将来の大統領とは予想できなかったでしょう。人種差別が大きなテーマになっていますが、トランプの前にオバマが大統領になることも予想不可能だったでしょう。つまりアメリカ大統領選は、作家の想像力の埒外にある・・・。 話がそれましたが、ストーリー的には、家政婦が持ち去ったブツと家政婦自身との関連性に偶然の要素が高すぎました。強力な助っ人がなぜ彼らにだけ忠実なのかもよくわからない。どこの家庭もDVだらけ。比喩に枚数を割くよりも、人間関係の説明をもうちょっと丁寧にしてほしかったと思います。とりあえず続編を買ってみますが・・・。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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アメリカのミステリー作家デニス・ルヘインの〈私立探偵パトリック&アンジー〉シリーズ第1作、“A Drink Before the War”(1994)の邦訳書。 私立探偵パトリックとアンジーが、上院議員からの依頼で黒人女性の捜索をするうちに、深刻な人種問題に巻き込まれていく、という筋立て。 ハードボイルド・ミステリによくあるように、本作も社会派要素が色濃く、作中では人種差別、DV、幼児虐待、性犯罪などが取り上げられています。 とくに人種差別の複雑さは作者がなにより描きたかったテーマでしょう。本作の舞台は作家の出身地であるボストン・ドーチェスター。そこでは、90年代においても依然として低所得者層の白人と黒人が分離し対立して暮らしています。 そこで克明に活写されるのは、地位、所得、犯罪にまつわる社会的な不満がすべて “人種差別” に原因がある、と問題が単純化されてしまう恐ろしさ。問題の複雑さが “人種” に還元されてしまうと、“差別者” も “被差別者” も妥協点を見いだせず、衝突するしかありません。その結果は両者の争いは激化してしまう、という悪循環。これはまさにアメリカの “リアル” でしょう。 ただ脇役がたっているのはいいのですが、主人公コンビがまわりの助っ人に頼りすぎで、主人公たちの捜査能力が優れてるというよりも助っ人がすごいという印象を抱きました。そこらへんはもう少し工夫が欲しかったです。 | ||||
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主人公の私立探偵が上院議員から消えた書類と持っていそうな女の捜索を依頼され・・・というお話。 上記の粗筋だけ書くと、よくある私立探偵物に見えますし、実際そういう所もありますが、そこに色々工夫して小説としての奥行を深めている所に本書の読み処があるように思えました。例えば、失われた書類がどういう物だったのかとか、何故ストリートギャングの抗争が絡められているのかとか。 そして、主人公の探偵と相棒の女性登場人物が類型的ではありますが、互いに普通の存在として描かれている所もこの小説をシェイマス賞という権威ある賞に導いている要因ではないかと思いました。神がかった力や超人的能力を発揮したりしない、わたしやあなたみたいに普通の人間として探偵を描いている所がこの小説を普遍的なものにしているように思いました。 多少マンネリな所もないではないですが、これが処女作なら及第点を与えられる秀作。機会があったら是非。 | ||||
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