雨に祈りを
- 探偵パトリック&アンジーシリーズ (5)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々に面白いミステリーを読んだ!というのが、率直な感想でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボストンの私立探偵、パトリック&アンジー・シリーズの第5作。今回は、アンジーと別れてひとりで営業していたパトリックにストーカー被害を受けている女性からの依頼があり、盟友ブッパの手助けを得て一件落着。簡単なケースだったと思っていたのだが、半年後、依頼人の女性が全裸で飛び降り自殺を図ってしまう。しかも、自殺の前に、パトリックに「連絡がほしい」と言う電話があったのに、パトリックは電話するのを忘れてしまっていた。自責の念に駆られたパトリックが、誰に頼まれたのでもなく自殺の背景を探り始ると、裕福な一家に隠された意外な事情が浮かび上がってきた・・・。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の元にストーカーに狙われている女性の依頼があり・・・というお話。 上記は冒頭部分だけで、この後予測できない程話しが広がります。一見単純そうに見えた事件に深い闇があり・・・という展開は推理小説を読み醍醐味に溢れておりました。 ただ、中盤以降話しが込み入り過ぎ、前半と違い過ぎの感が無きにしも非ずだったのも真実で、もう少し整理して書いていただきたかったです。 サイトにシリーズ最終作と書いてありましたが、本書で終わりなのでしょうか。だとすると残念です。もっと読みたかったですが・・・。前作が凄い迫力だったので、本作は若干落ちると言わざるをえませんが、それでも読む価値のある作品でした。 版元のよって著者名の表記が異なりますが、検索等不便なので、表記は統一して頂きたいですね。 現代私立探偵小説の名シリーズ。機会があったらシリーズ順に是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パトリックとアンジーの私立探偵ものミステリーです。ハードボイルドあり、なぞ解きあり、今回もハラハラドキドキシーン満載ですが、今日はここまでにして、続きは明日・・・と、余裕を持って読めました。それは、時々ちらつくパトリックのうっふの一言があるからかも。この探偵たちは、お金にならない事件を命がけで追って、どうやって生活しているのだろうと、人ごとながら心配してます。家族の崩壊から事件が起き、それを解決していくパートナーシップと友情。温かいものが、冷たいものに勝つのです。非常に分かりやすい結末ですが、伏線がいろいろあって愉しめる大人のミステリーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
“ボストンの鬼才”デニス・レヘインによる、<探偵パトリック&アンジー>シリーズの第5弾。’02年、「このミステリーがすごい!」海外編で第11位にランクインしている。 ひとりの若い女性が、全裸で身を投げた。彼女の名はカレンといい、パトリックが半年前ストーカーの被害から救ったひとだった。裕福な家で大事に育てられた子女というイメージがあった彼女がなぜ・・・。投身自殺の背景を探るうちに、死の数ヶ月前から信じられないような不幸がカレンを襲っていたことがわかる。フィアンセが不慮の交通事故で植物人間状態となり、文無しになり、失業し、住む場所も失い、麻薬に手を出し、売春までして、最後には精神に変調をきたしていたのだ。 アンジーとのコンビを復活させたパトリックは、ふたりで事件の調査に当たるが、何者かがカレンを追い込み、破滅へと導いていたことを知る。その悪意は、やがてふたりにも襲いかかるのだった。 本書のテーマは、「人がその人生と幸せとを築き上げる土台を、ひとつひとつ壊していったら、人はどうするのだろう」とレヘインは言っており、カレンに代表される普通の人々がいかに崩壊していくかが、緊張感あふれる筆致で描き出されてゆく。そして人の風上にも置けないデモーニッシュな真犯人。 本書は、死人の数こそシリーズ中最も少ないが、悪の中でも最悪の部類の悪人が登場することで、シリーズの異彩を放っている。5作続いたこのシリーズも本書を持ってしばらく封印とのこと。これまでの事件で肉体的にも精神的にもはかりしれないダメージを受けたふたりの探偵の復活を祈って止まない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「この世で救いを求めるのは、砂漠で雨を祈るのと同じ」。 以前にストーカー被害から助け出した依頼人が、不幸なできごとが続いた末に自殺した。 私立探偵のPatrickは、少し前にかかってきた彼女からの電話に答えられなかったことを 悔やみ、その理由を調べ始める。 そこに姿を表したのは、想像を絶する悪意と周到で残酷な計略だった。 何の報酬もないままに、Patrickは敵に挑戦状を叩きつけ、 盟友のAngieと Bubba とともに戦いをはじめる…。 ボストンの下町で育った私立探偵のPatrickと、幼なじみのAngie、 Bubbaとともに 壮絶な戦いを繰り広げるハードボイルドなシリーズの第五作です。 今回の影の主役はBubbaで、彼との友情が泣かせます。 邦題は「雨に祈りを」ですが、原文に忠実にするなら「雨を祈って」ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
孤高の私立探偵のハードボイルドではなく、 愉快な三馬鹿トリオのクライムノベルって感じ? ストーリーは並だが、 キャラ造形はやや面白い。 主人公は私立探偵なのに煙草は吸わず、 暴力も、一度や二度は無傷で済んでも、 人生トータルではギャンブルのように大怪我をすると 悟っている地味な人物である。 暴力より口先でピンチを回避するタイプ。 暴力担当の相棒にM16突撃銃を用意されても、 肩が外れるからと、 ラストのアクションシーンでも拳銃しか使用しない。 私立探偵なのに暴力欲が少ない珍しいタイプだが、 性欲はイパーイあるのは捨てろタイプ。 口先の能力がもっと高いと更に良かったが、 自分が説得出来ない人物には、 人脈を利用し、他人に説得させるのは 今一でしたな。 こいつ、友達多すぎやん! いっそのこともっと無能にした方が特色が出て良かったかも? 犯人はセクースが嫌いで、 自分では女は犯さないのは良かった。 他人を操り、他人に強姦させるのだ。 って、結局人脈合戦かよ!w 主人公の魅力がパッとしないが、 主人公側の漫才はまぁまぁ面白いので、 ユーモア小説として期待して、 他の作品も読むかも知れません。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|