バリー賞(長編賞)

「デヴィンが戻ってくる」―父の友人から連絡を受け、フランクは氾濫湖へ向かう。父を裏切った男を殺すために。

美味しいビストロと居心地のいいB&Bで休暇を過ごすためにスリー・パインズ村にやってきた占い師ジャンヌ。

カリフォルニア州最南端、サンディエゴのパシフィックビーチ。探偵ブーン・ダニエルズは、夜明けのサーフィンをこよなく愛する。

それはありふれた自動車事故だった。加害者の中年女がこう言うまでは。

「僕という人間を形作った出来事は、すべてその川の近くで起こった。川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。

代々ヘッジファンド・ビジネスを経営する名家に生まれながら、私立探偵で生計をたてるはぐれ者、ジョン・マーチ。

ワシントンDC。麻薬、貧困、人種間の争いが蔓延する街―。

1955年、フロリダ州タンパ。チャーリー・ウォールが死んだ。

近所に住む8歳の少女が失踪し、ひょっとすると自分の息子が誘拐しいたずらして殺したのかもしれないという不安。

シカゴの不動産王ルイス・ジャコビの息子が惨殺死体で発見された。

メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。

ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた一九八九年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。

デクスター・モーガン。表の顔はマイアミ警察の鑑識技官であり、人当たりのよい好青年。

1968年、黒人警官デレク・ストレンジは己れの職務をまっとうしていた。

灼熱の太陽の下、放置された赤ん坊に出会った二人の少女。乳母車はしだいに熱を帯びるが、家族の姿はどこにも見あたらない。

酒のせいで警察を辞職する羽目になったジャックは日々行きつけの店で飲んだくれ、飲まないときは読書をするか、前職を活かした探偵業にいそしんでいた。

精神を病んだ犯罪者のための病院で女性患者が謎のメッセージを残し、姿を消した。

丘陵地帯の奥深く、犬が咥えてきたのは少年の骨だった―20年前に殺された少年の無念をはらすべく、ハリウッド署の刑事ハリー・ボッシュは調査を始めた。

家族のいないワシントンの探偵デレク・ストレンジにとって、少年フットボール・チームのコーチをすることは生きがいだった。

11月の深夜、警察署へ呼び出された私立探偵ビル・スミスは、甥のゲイリーと思わぬ再会を果たす。

境遇を越えて友情を育んできた、ショーン、ジミー、デイヴ。

謎のメールを解読して妻のエリザベスが生きていることを確信したベックは、彼女の居場所の手がかりを探し求める。

殺人現場に置かれていたフクロウ像の意味は何か?捜査を進めるうち、テリーはすべての手掛かりがボッシュを犯人と名指ししていることに気付く。

ミネソタ州アイアン湖畔に静かにたたずむ町で爆破事件が起きた。

赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。

模範的な黒人警官が豹変し、白人に銃口を突きつける。

ドートマンダーにとっては不愉快きわまりない仕事だった。

ロマンチストの弟は「運命の女」がきっといると信じていた。リアリストの兄はそんな女がいるはずはないと思っていた。

私立探偵アレックスのもとに、ドロシーという女が訪ねてきた。暴力的な恋人ブラックマンから逃げる手助けをしてくれという。

猛暑に焼かれる夏の盛り、干上がった貯水池から、半世紀前に沈められた村があらわれる。

ハワード・エライアス殺害犯を追うボッシュは、事件の背後に過去の少女誘拐殺人が深く関わっていることを知る。

大好評＜ステファニー・プラム・シリーズ＞待望の第五弾！ ケチなくせに女癖の悪いフレッドおじさんが行方不明となり、ステファニーの家族は大騒ぎ。

裕福な家で大事に育てられたピュアな女―それが探偵パトリックの抱いた、カレン・ニコルズの第一印象だった。