心の砕ける音
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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ミステリーとしてはよく出来ていると思います。 | ||||
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クックはけっこう読んでいるのだけれど いつも詩情ゆたかな文体がもったりと進んでいき こちらの集中力が続かなくなっていき 最終的にはそんな大したことが隠されていたわけでもない 要するに自分には苦手な作家なのかもな 「夜の記憶」は一番面白かったから期待感は捨てきれない | ||||
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これぞひと好きずき。叙情的な文章だが、暗い。陰々滅々。この哀しい感じは内容ではなく文章からきていると思うが、その内容もさしてない。まさに読み終わったとき、解放されてほっとした。 | ||||
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本書は、トマス・H・クックが『記憶』シリーズ4作品の次に書き、日本では「このミステリーがすごい!」の’01年海外編で第5位にランクインした作品。 1930年代後半、舞台はメイン州の小さな港町。性格こそ対照的だが、穏やかな中流家庭に育った仲のいい兄弟がいた。ある日、どこから来たとも知れぬドーラと名乗る若い女性がこの町に住みつく。やがて彼女をめぐり、ふたりの兄弟の運命は大きく揺れ動き、弟は血とバラの花の海の中で絶命し、兄はその死と、そして同時に失踪したドーラの謎に取り憑かれる。 物語はこの兄‘ぼく’がそれらの謎を解くため、ドーラの足跡を追うというかたちで語られる。この探索は、ドーラの過去へと伸び、ついにニューヨークからカリフォルニアへ、彼女の出生地までさかのぼる。そこでかつて起こった悲惨な事件が明らかになる。そして物語の真相(ドーラの素性と弟の死の謎)は予想もつかない、本格謎解きミステリー並みの意外なものだった・・・。 <現在>の‘ぼく’のドーラ探索行の合間、知らないうちに、この1年、ドーラが現れてから失踪するまでに‘ぼく’の周りで起こった<過去>の事件やエピソード、それらについてドーラと交わした会話などが交錯する。このあたりの表現手法は『記憶』シリーズでみせたクック独特の情緒が漂う、ミステリアスな作品世界である。それゆえ、事件の薄皮が1枚めくれるたびに、ドーラや弟や‘ぼく’の人生の薄皮もめくられていくような不思議な感じがするのである。 またエンディングは『記憶』シリーズとは異なり、温かい余韻をはらんでいるのが特長的である。 本書は『記憶』シリーズを超えたクックの名作である。 | ||||
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最愛の弟が殺されて、彼が愛した女性が姿を消した。必死に彼女の行方を追う兄の脳裏には、彼女がふらりと町に現れてからの日々が走馬燈のようにめぐり…。 T.H.Cook お得意の、謎が多く強く惹きつけられる「運命の女性」登場です。例によって過去と現在を行き来しながら、思わせぶりともいえる主人公の一人称で、 少しずつ真実が明らかにされていきます。またかーと思いつつ、その卓越したストーリーテリングの罠にかかると、読み始めると止まりません。 ミステリーとしても逸品で、油断していると、最後にはやられたーと思い知らされてしまいます。夢中になって読む楽しさを味わうには格好の一冊といえるのではないでしょうか。 それにしてもwowowドラマ(見てないのですが)のキャストはまたしても鈴木京香でした。うーん、確かに謎の女っぽいけれど。薄幸そうな小雪あたりでは、どうでしょうか? | ||||
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とある田舎町の兄弟、そしてそこに現れた女性の物語。 謎の多い女性。彼女はどこからきた、何者なのか。そんなことを気にせずに、彼女への愛を貫く情熱的な弟と、他人への不信感のかたまりのような兄。ところどころちりばめられる、終局への予感。兄弟それぞれの愛情、ねたみが交錯しながら、兄による一人称の文章は進んでいきます。このあたりは、クックの他作品にも見られる独特の「暗さ」がありました。で、またこのパターンか、と思ったら大間違い。 四部構成の物語、三部を過ぎてから、物語は急速に濃密さを増し、すべての要素が凝縮していきます。すべての謎が解けるその瞬間まで、真実を知るものは誰もいません。 物語の先が読めない心地よさ。ストーリーに裏切られる爽快さ。どきどきどきどきして、一気に最後まで読んで、眼はうるうるで、本を読むことがこんなにも幸せなんだと感じるのです。ああ、読んでよかった。 | ||||
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