闇に問いかける男
- タイムリミット (42)
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登場人物が抱える暗い過去と幼女殺人事件が最後にきっちり組み合わされ事件解決するのかと思っていたら、 本当にクックって性格悪いよなあ。 その方がリアルではあるのかもしれないけど万人受けはしないよなあ。 スッキリさせればもっと人気でるんじゃないのかなあ。 | ||||
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I couldn't stop reading until the end. | ||||
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裏カバーの小説紹介のところに、「ラストはあまりにも切ない」と 書かれていましたが、必要以上のあおり文句はいらないと思います。 ジャンルは違いますが「夏草の記憶」以上のものを期待してしまって 少々肩透かしでした。まあ勝手に期待した自分がいけないのですが 「そこまで切ないか、これ」と思ってしまいました。 「夜の記憶」でもネタバレ的なことを書いてあることがありましたし (知らないで読んだ方が面白いと思う)、もう少し気をつけて頂きたいと 思いました。 話自体は、いつものように重荷を抱えた登場人物たちが苦悩しつつも 自分の人生を歩んでいく話です。もちろん悲劇があります。 そして最後はすっきりとどんでん返しがあります。 今回は登場人物が少し多い感じがしました。そのうち数人は描ききれて いない人もいました。クックにはたまにこういうことがありますが、 これもクックの特徴の一つなのかもしれません。 | ||||
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1952年、秋。8歳の少女が公園で殺された。容疑者はその公園を根城にしている浮浪者の一人だった。だが、自白も物的証拠も無いので釈放せざるを得なかった。 翌朝の6時に釈放となる前日夕刻6時に、エース級の二人の刑事が最後の取り調べを行う。果たして自供は得られるのか――。 タイムリミット・サスペンスであるが、曲者のクックのこと、一筋縄ではいかない。 容疑者も刑事も、いや、登場人物すべてが心に暗い十字架を背負って生きている。文章は相変わらず老練で巧い。 そして最後のドンデン返し。心憎いの一言。 | ||||
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『緋色の記憶』で、’97年度のアメリカにおけるミステリーの最高峰、エドガー賞を受賞したトマス・H・クックが’02年に発表した、一連の<記憶>シリーズとは少し趣の異なる作品。 しかし、さすがはクック、日本では’03年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第8位、「このミステリーがすごい!」海外編第11位に、それぞれランクインしている。 時は1952年秋、ニューヨークの公園でひとりの少女が殺害される。警察は、ただちに公園に寝泊りしていた不審な若者を逮捕したが、男は10日間犯行を否認し続けた。状況証拠は限りなく‘クロ’だったが、物的証拠は無かった。残された勾留期間は翌朝6時までのあと11時間。男から自白を引き出すべく、ふたりのベテラン刑事による最後の尋問が始まる。果たして限られた時間内に‘落とす’ことができるのか。 かくして、各章の冒頭に時計のイラストを配し、ゼロアワーの雰囲気を盛り上げながら、一晩に渡る取調べや周辺のエピソードの数々を時刻を追ってたどってゆくかたちで物語は展開してゆく。最後の最後にミステリーらしい“どんでん返し”も用意されている。 しかしそこはクックの作品らしく、ただのスリリングなタイムリミット・サスペンスではない。 容疑者、取り調べる刑事たち、その上司など、登場人物たちのほとんど誰もが人生につまずき、この世界の理不尽さに傷つけられ、深い悲しみを抱いて生きているのだ。それらの“背景”というか、“闇”が次第に明らかになってくる後半は、クックらしい「切ない」人間ドラマがくっきりと浮き上がってくる。 本書は、サスペンスの形を借りた、人間そのものや世界の不条理を、静かに描いた物語である。 | ||||
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