生か、死か



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初公開日(参考)2016年09月
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長編小説

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生か、死か (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2018年03月06日 生か、死か (ハヤカワ・ミステリ文庫)

死者四名を出した現金輸送車襲撃事件の共犯として、十年の刑に服していたオーディ・パーマー。奪われた七百万ドルの行方を知るとされる彼は、獄中でどれほど脅されても金の在処を吐くことはなかった。そして刑期満了の前夜、オーディは突如脱獄を果たす。翌日には自由と金が手に入ったはずなのに、いったいなぜ?英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞、エドガー賞最優秀長篇賞最終候補になったノンストップ群像劇。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.33pt

生か、死かの総合評価:8.64/10点レビュー 28件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(10pt)

運命の皮肉

刑期の満了する前日に脱獄する、その意味は? 惹きつけますね。
刑務所内でどれほどの命の危険に晒されたことか。しかし、オーディは10年を生き延びた。
人生は短い。愛は果てしない。あすがないつもりで生きよ。 ベリータとの約束のために生き抜いた。
刑務所でたった一人オーディを守ってくれたモス。オーディの脱獄のあと突然の移送の途中、車から降ろされ麻袋を頭に被せらたモス。拳銃を突き付けられて言われた言葉はオーディを探せ。
刑務所では、しくじれば死ぬ。人を見誤れば死ぬ。食事の時にまちがったテーブルにつけば死ぬ。廊下や運動場のまちがった場所を歩いても、
食事中うるさくしすぎても死ぬ。 過酷な十年を生き抜いて自由の身になれる前の日に脱獄したオーディ。そのオーディを追うモス。
そしてFBI捜査官のデジレーと保安官のバルデスがオーディを追う。

四人が死んだ現金輸送車襲撃事件。消えた七百万ドル。頭に銃弾を受け生命維持装置の中で奇跡的に蘇生したオーディ。
徐々に当時の事が明らかになっていく過程。 オーディの切ない運命。
小出しにされる謎もすべて明らかになっていく後半の展開が読ませます。 久しぶりに、う~んと良い意味で唸った読後感。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:
(9pt)

久々に大物を釣り上げた!

全体のバランス、ノンストップスリラー、全てにおいて上出来でした!
久々に胸がワクワクする小説を読んだなぁ~。
これだけの長編を飽きさせず、ずっとそのままのテンションで読ませるって、ホント凄いことです!

昔のことや、現在のことや、各々の視点で書かれているので、まずだらけない。
読めば読むほど面白くなる小説って、滅多にお目にかかれません。
今日の釣果はビッグクラスで、読んだ後の爽快感・達成感(まあーちょっと切ないところもありますが)
読書が趣味で良かった!

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(9pt)

物語の構成が抜群。面白い。

オーストラリアの人気ミステリー作家がアメリカを舞台にして描いた、逃走と追跡と陰謀のスーパーサスペンス作品。2015年の英国推理作家協会の最優秀長編賞を受賞したというのも納得の大傑作である。
現金輸送車を襲撃して700万ドルを奪い逃走したが、保安官に銃撃されて瀕死の重傷を負い、10年の刑に服していたオーディ・パーマーが、刑期満了の前日に脱獄した! 事件は四人組で実行され、二人は死亡、一人は逃走、パーマーは逮捕だったのだが、奪われた現金は行方不明。周りからはパーマーが隠したと疑われ、服役中も金の在処を吐くように散々脅かされ、命の危険にさらされてきたパーマーだったが、ずっと沈黙を守っていた。あと一日で、自由になり、金も手に入れられるはずだったのに、なぜ脱獄の危険を冒したのか?
10年も服役しておきながら、出所前日に脱獄するという設定が秀逸。パーマーが脱獄してまでやりたかったことは何か、というのがメインストーリーで、パーマーの刑務所仲間だったモスが秘密裏に刑務所外に出されてパーマーの行方を追跡させられるというサブストーリーと、現金強奪事件を追っていたFBI捜査官デジレーが事件の裏に陰謀があるのではと疑って再捜査に乗り出すというサブストーリーの3つの話が絡まりあって、緊張感あふれるストーリーが展開される。3つのストーリーが絡まると言っても、焦点は1つだけなので、ストーリーを追うのに苦労することはない。
主要登場人物の三人のキャラクターが鮮やかで、ところどころに出てくるハードボイルドなセリフも洒落ていて、最後までワクワクドキドキさせる上出来のエンターテイメント作品である。
サスペンス、ハードボイルド、ミステリーファンにはもちろん、男女や家族の愛の物語がお好きな方にもオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25:
(3pt)

オシッコだ・・・から急展開!!

エピローグは良かったのですが、そこに至る物語の廻し方が、如何にも練り上げましたと言う感じで、好感を持てません。「天使と嘘」でも犯人が薄々分かってしまう段階から、回りくどく仕掛けるのが気になっていました。受賞には??マーク付きです。さて次は、久しぶりのヘニング・マンケルだぁ~~!!
生か、死か 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:生か、死か 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151832521
No.24:
(3pt)

翻訳が?

物語は面白いが、訳が酷い。
なぜ、映画のシナリオのような「〜る。」を多用するのか?
生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150019118
No.23:
(5pt)

CWA賞受賞の脱獄スリラーの快作

出所直前にある受刑者が脱獄し・・・というお話。

著者に関しては全く知らなかったのですが、英語圏のミステリ界では著名な方だという事で、己の不明を恥じました。

刑の終了まであと少しで何故脱獄したのか、捕まった強奪事件に真相は、主人公の過去は、という謎が三人のキャラクターによって徐々に解き明かされて行く所は良く出来ていて、著者の非凡さに唸りました。

登場人物一人一人に血肉が通っていて、それぞれがそれぞれの人生を背負って生きている生身の人間みたいに克明に描かれているのも著者の才気を感じました。

三人称多視点で、誰の視点で話しが進んでいるのか、または過去と現在が交錯する所で現時点での時制はどこか、少し判りにくい部分がありましたが、個人的に集中力が足りないか、意識が鮮明でなかった様で、読みが浅いと怒られるかも。すいません。

いずれにしても、発表時にCWA賞を受賞したのも納得のサスペンスでした。再読三読できる作品だと思いました。

脱獄スリラーの快作。是非ご一読を。
生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150019118
No.22:
(1pt)

良く分からない人間描写とチャンバラ活劇

ネタバレあり。
主人公、何か知らんが、ものすごく人間味に溢れものすごく行動能力が高い設定で話は進む。そのお友達も、ほとんど動物に毛が生えた(否、動物から毛をむしった)程度にしか自分には思われないが、これもまた素晴らしい人間味に溢れた好漢なのである。そして話は進み最後の主人公たちと敵方との銃撃戦、これは一体、何だ。「その瞬間、パルデスが短機関銃に手を伸ばし、仰向けに転がって引き金に指をかける。だが、・・・」 このあたり、どうしようもないチャンバラ活劇以外の何ものでもなく、呆れるしかない。
この作品、英国ゴールド・ダガー賞だとさ。欧州人が立派だなどとは元から露ほども思ってはいないが、これほどとはな。
生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150019118
No.21:
(5pt)

一気読み必至。

右中間まっぷたつ! これぞページターナー! 久々の一気読みでした。ストーリーよし、人物描写よし、進行形の短い文体のリズムよし、である。ハヤカワさん、この本もっともっと宣伝すべきですよ。
生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150019118



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