東の果て、夜へ
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途中で飽きた。 | ||||
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2016年度英国推理作家協会の新人賞と最優秀長編賞をダブルで受賞した、アメリカの作家のデビュー作。クライムノベルであり、ロードノベルであり、成長物語であるという解説文の通りの力強いエンターテイメント作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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英国推理作家協会賞のゴールドダガーと新人賞をダブル受賞し、日本でも刊行当時「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」といったミステリランキングの上位を席巻した大傑作。最近の海外大作ミステリと違って分量はさほど厚くはないが、描かれるスケールと作品世界の濃密さはトップレベルだと言い切れる。 犯罪組織の構成員の黒人の少年たち4人がアメリカ西海岸から東に向かって約3000キロ、人殺しをするために旅をするというロードノベルだ。少年たち同士は全然仲が良くなく、なんならむしろ険悪で、最初から破綻の雰囲気に満ち満ちた状態で物語はスタートする。ひたすらヒリつく長旅の描写だけでも面白いのだが、その移動の過程に伴って、ロスの殺伐とした環境しか知らなかった主人公の少年イーストの心情が次第に変化していく描写がとても丁寧で実に見事だ。 イーストは組織の命令に忠実であるがゆえに孤独で、他の少年たちと軋轢を抱えることになるが、中でも際立ってぶつかることになるキャラクターが弟のタイである。一行で最年少のタイはずっと携帯ゲームで遊んでばかりという年相応さもあるものの、すでに組織内での立ち位置は「殺し屋」であり、暴力に躊躇いがない。彼とイーストの兄弟同士の対立は本作の読みどころであり、ショッキングな展開は強いインパクトを残す。 ガラの悪すぎる皮肉と興趣に満ちた会話の数々や、黒人少年たちを取り巻く米国における人種差別問題のディテールも、さらりと描かれながらもどれも印象的だ。暗殺指令というこの世の終わりのような状況を経て、孤独で空虚だったイーストが変わっていく物語(とくに後半の第三部でイーストがある場所に流れ着くエピソードは情景・心理描写含め傑出している)は、この作品がただならぬ犯罪文学であることを示している。デニス・ルヘインなどのクライム小説を好む読者にとっては是非お勧めしたい。暗闇の中で少年が最後に選んだ選択が心に沁みるラストまで、一気に読める作品だ。 デビュー作でいきなりこんな名作を打ち立てた著者のビル・ビバリーは残念ながら2023年現在短編を数本を書いたのみで、新たな長篇小説は発表していないようだ。いま新作が最も待たれるミステリ作家である。 | ||||
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旅行中の証人を消す組織の命で、陸路大陸を北東へ横断するチンピラ黒人少年四人。ヤマの区切り以降、突き上げる感傷で泣きそうになる。 | ||||
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主人公は15歳の黒人の少年。LAから一度も出た事のない彼が、組織のボスの指令でウィスコンシンまで弟を含む4人のチームでバンに乗って走り出す。指令は証言者の判事を殺すと言う事。20歳以下の4人の黒人少年達が西から東へ、車の中で眠り、食べ、ガソリンスタンドのトイレで身体を洗う。人目につかぬように、目立たぬように。ロードノベルは好きなジャンルで、よく読みますが、シンプルなストーリーなのに、車の窓から過ぎ去る景色、チームの軋み、不安がこちらにも伝わって、ざわざわします。人の死を重く受け止めている主人公イーストがまさかの殺人指令を受け、アメリカを縦断の旅をしているのだから。生まれながらの血なのか、責任感なのか、親に甘えることも無く、泣きもせず、これまでいきてきたイーストが切ない。ラストまで夢中で読みました。 | ||||
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読んだ時間が無駄に思える本でした。 | ||||
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成長物になってないし、ロード・ムービーとしては弱いし、クライム小説じゃないし、アメリカの街の描写でもないし… 読み終わった瞬間に「えっ?これで終わり?」と呆然 作者は何が書きたかったのか… | ||||
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