東の果て、夜へ



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初公開日(参考)2017年09月
分類

長編小説

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東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2017年09月07日 東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で、犯罪組織に所属する十五歳の少年イースト。麻薬売買の斡旋所の見張りを担当していた彼であったが、警察の強制捜査によって施設を押さえられてしまう。当局による締め付けが強化されているいま、斡旋所の喪失は大きな痛手だった。責を問われたイーストに、ボスが命令が下す。「ある男を殺せ」ーー 標的である裏切り者の判事は遠く離れたウィスコンシンに旅行中で、組織幹部の裁判に証言者として立つため、来週LAに戻ってくる。その前に始末する。イーストに同行するのは、十三歳にして殺し屋である不仲の弟をはじめとした少年たち。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、二〇〇〇マイルに及ぶ旅が始まるが……。 罪の意識。暴走する同行者たち。そして初めて見るLAの「外」の光景が、イーストの心をかき乱していく――。孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びたロード・ノヴェルにしてクライム・ノヴェルの傑作(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

東の果て、夜への総合評価:7.27/10点レビュー 22件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

あまり面白くなかった

途中で飽きた。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(8pt)

家から離れるほど、少年は成長する

2016年度英国推理作家協会の新人賞と最優秀長編賞をダブルで受賞した、アメリカの作家のデビュー作。クライムノベルであり、ロードノベルであり、成長物語であるという解説文の通りの力強いエンターテイメント作品である。
ロサンゼルスのギャングの末端で働いていた15歳のイーストは、組織のボスである叔父から、組織に不利な証言をする予定の証人を殺害するように命じられた。証人がいるのはLAから2000マイル離れたウィスコンシン州で、そこまで車で行けという。組織が同行メンバーに選んだのは、20歳、17歳の少年とイーストの弟で13歳のタイだった。組織と叔父に忠実なイーストは、バラバラな仲間たちに手を焼きながら必死で任務を果たそうとするのだが、思いがけない事態の連続で、心身ともに疲れ果ててしまう。苦労に苦労を重ねた末に任務を果たしたイーストたちだったが、帰り道はさらに過酷な物だった・・・。
ギャングが証人を消すというクライムの部分、2000マイルをドライブするロードの部分、そして15歳のイーストが世の中を知って行く成長物語の部分が様々に重なり、入れ替わり、入り交じり、実に多彩な顔を見せる作品である。最後も「少年は立派に成長しました」という単純なハッピーエンドではなく、作品の深さをあとからじわじわと感じることになる。
三つの側面を持つ作品だが、クライムノベルというより、ロードノベル、成長物語と思って読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.20:
(5pt)

近年の海外犯罪小説でも出色の出来。ラストが沁みる

英国推理作家協会賞のゴールドダガーと新人賞をダブル受賞し、日本でも刊行当時「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」といったミステリランキングの上位を席巻した大傑作。最近の海外大作ミステリと違って分量はさほど厚くはないが、描かれるスケールと作品世界の濃密さはトップレベルだと言い切れる。
犯罪組織の構成員の黒人の少年たち4人がアメリカ西海岸から東に向かって約3000キロ、人殺しをするために旅をするというロードノベルだ。少年たち同士は全然仲が良くなく、なんならむしろ険悪で、最初から破綻の雰囲気に満ち満ちた状態で物語はスタートする。ひたすらヒリつく長旅の描写だけでも面白いのだが、その移動の過程に伴って、ロスの殺伐とした環境しか知らなかった主人公の少年イーストの心情が次第に変化していく描写がとても丁寧で実に見事だ。
イーストは組織の命令に忠実であるがゆえに孤独で、他の少年たちと軋轢を抱えることになるが、中でも際立ってぶつかることになるキャラクターが弟のタイである。一行で最年少のタイはずっと携帯ゲームで遊んでばかりという年相応さもあるものの、すでに組織内での立ち位置は「殺し屋」であり、暴力に躊躇いがない。彼とイーストの兄弟同士の対立は本作の読みどころであり、ショッキングな展開は強いインパクトを残す。
ガラの悪すぎる皮肉と興趣に満ちた会話の数々や、黒人少年たちを取り巻く米国における人種差別問題のディテールも、さらりと描かれながらもどれも印象的だ。暗殺指令というこの世の終わりのような状況を経て、孤独で空虚だったイーストが変わっていく物語(とくに後半の第三部でイーストがある場所に流れ着くエピソードは情景・心理描写含め傑出している)は、この作品がただならぬ犯罪文学であることを示している。デニス・ルヘインなどのクライム小説を好む読者にとっては是非お勧めしたい。暗闇の中で少年が最後に選んだ選択が心に沁みるラストまで、一気に読める作品だ。
デビュー作でいきなりこんな名作を打ち立てた著者のビル・ビバリーは残念ながら2023年現在短編を数本を書いたのみで、新たな長篇小説は発表していないようだ。いま新作が最も待たれるミステリ作家である。
東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.19:
(4pt)

15歳の視点。

旅行中の証人を消す組織の命で、陸路大陸を北東へ横断するチンピラ黒人少年四人。ヤマの区切り以降、突き上げる感傷で泣きそうになる。
東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.18:
(5pt)

心が泣きます!

主人公は15歳の黒人の少年。LAから一度も出た事のない彼が、組織のボスの指令でウィスコンシンまで弟を含む4人のチームでバンに乗って走り出す。指令は証言者の判事を殺すと言う事。20歳以下の4人の黒人少年達が西から東へ、車の中で眠り、食べ、ガソリンスタンドのトイレで身体を洗う。人目につかぬように、目立たぬように。ロードノベルは好きなジャンルで、よく読みますが、シンプルなストーリーなのに、車の窓から過ぎ去る景色、チームの軋み、不安がこちらにも伝わって、ざわざわします。人の死を重く受け止めている主人公イーストがまさかの殺人指令を受け、アメリカを縦断の旅をしているのだから。生まれながらの血なのか、責任感なのか、親に甘えることも無く、泣きもせず、これまでいきてきたイーストが切ない。ラストまで夢中で読みました。
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No.17:
(1pt)

無駄な時間

読んだ時間が無駄に思える本でした。
東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.16:
(1pt)

何が言いたいのか、さっぱり…

成長物になってないし、ロード・ムービーとしては弱いし、クライム小説じゃないし、アメリカの街の描写でもないし…
読み終わった瞬間に「えっ?これで終わり?」と呆然
作者は何が書きたかったのか…
東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:東の果て、夜へ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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