彼女のいない飛行機



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初公開日(参考)2015年08月
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長編小説

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彼女のいない飛行機 (集英社文庫)

2015年08月20日 彼女のいない飛行機 (集英社文庫)

1980年12月、イスタンブール発パリ行きのエアバスが墜落。ただ一人、生後間もない女の子が生存していた。同機には身体的特徴が著しく似た二人の赤ん坊が乗っており、どちらの両親も事故死していた。DNA鑑定のない時代、二組の家族が女の子は自分たちのものだと主張する。そして謎を追うべく雇われた私立探偵が、18年の時を経て最後に見つけた手がかりとは―?仏ミステリ界の金字塔!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

彼女のいない飛行機の総合評価:7.60/10点レビュー 10件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

最近のフランス物は面白い

少々長いですが構成が良いので最後までワクワクしながら読めました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

意表をつく「仕掛け」が抜群!

フランスで人気の新進作家の実力のほどが伺える、傑作ミステリーである。
1980年のクリスマス直前、トルコからパリに向かっていた飛行機が墜落し、墜落の衝撃と火災によって乗客乗員全員が死亡した、ただひとり、生後三ヶ月の女の赤ちゃんを除いて・・・。赤ちゃんは「奇跡の子」としてフランス中の注目を集めたのだが、実は同機には髪の毛の色も瞳の色も同じで誕生日もほとんど一緒の二人の女の子が乗っており、どちらも両親は死亡しているため、それぞれの祖父母が「自分たちの孫である」と主張して、裁判沙汰になった。片やパリに住む富豪の一族、片や田舎町の貧しい一家で、最終的には貧しい一家の孫娘エミリーと認定された。諦めきれない富豪一族は私立探偵を雇い、自分たちの孫娘リズ=ローズである証拠を探させようとする。
そして18年後の1998年、雇用契約が終わりを迎える前日に、私立探偵は18年間の謎を解明できそうな、ある驚愕の事実を発見した。
最初から最後まで「奇跡の子はだれなのか?」というテーマで展開される物語なのだが、多種多様な仕掛けで文庫で650ページという長さを感じさせないところは、お見事。現在であればDNA鑑定で決着がつき、何のドラマもなさそうな出来事だと思ってしまうが、物語の後半ではちゃんとDNA鑑定が登場し、さらにドラマを盛り上げる。そして、謎を解くのが、18年間、誰でも見ることが出来た、事故を報じる新聞の一面だったという「仕掛け」の上手さに脱帽。
スリルやサスペンス、アクション、ホラーではなく、ただただ面白いミステリーを読みたいという読者にオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(3pt)

日記には注意!!

ビュッシは2作目ですが、「悪の猿シリーズ」でさんざん嫌気がさした日記手法が登場し、現在・過去を行ったり来たりさせるので、物語が複雑になるだけで「黒の睡蓮」の様に切れ味がなく、残念でした。
彼女のいない飛行機 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:彼女のいない飛行機 (集英社文庫)より
4087607100
No.7:
(5pt)

謎は単純だが長い話には意味がある。

飛行機事故でたった一人生き残った赤ん坊が、どちらの家族の孫なのか?
という単純な謎解き物語かと思いきや
とんでもなく複雑な展開になっていく。

653ページもかけて何が書かれているのか。
二組の家族の奪い合いが、
探偵のノートに書かれた調査内容に焦らされながらも止められない。
登場人物も少なく、エログロ、虐待も無いので読みやすいが
、読むほどに謎の深みにはまっていく。
過去と現在が繋がる時物語は疾走する。
このてのフランスミステリーは大好きだ。
彼女のいない飛行機 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:彼女のいない飛行機 (集英社文庫)より
4087607100
No.6:
(3pt)

☆4にちかい☆3

飛行機事故で生き残った赤ん坊は二人のうちのどちらなのか?
話運びは巧みでストリー展開はひきつけられるものがあった。
それだけに、結末が少し肩透かしを食らった感じ。
それにしてもこんなに人が死ぬ必要があったのだろうか?
生き残った赤ん坊の正体が今一つなため無駄に死人を出して話を盛り上げた感じ。
それに登場人物ももう少し魅力的になってればなあ。
期待しすぎかなあ。☆4にちかい3
彼女のいない飛行機 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:彼女のいない飛行機 (集英社文庫)より
4087607100
No.5:
(2pt)

残念!

表紙やら高い評価やら、ちょっと気になってつい買ってしまったのが間違いでした。
思わせぶりたっぷり。技巧を凝らしてるでしょって作者のにんまり顔が浮かんできそう。
でも人物は薄っぺらく、説得力も魅力もなく、イマ風の軽い描写も共感できず、まるで気持ちに入ってこない。
これが フレンチ・ミステリーです、なんちゃってほんとにいいのですかね?
彼女のいない飛行機 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:彼女のいない飛行機 (集英社文庫)より
4087607100
No.4:
(3pt)

著者の他の作品も読んでみたい、とは思わず

面白いか面白くないかで言えば、面白い。でも好きかどうかで言えば、好きじゃない。

だって焦らし過ぎなんだもん。作家が三人称で語る地の文はもちろん、挿入される探偵の日誌で焦らされ、その日誌に登場する情報提供者の語りに焦らされと、まるで焦らしのマトリョーシカ人形。探偵が「わたしのくどくどしい思い出話に、みなさんはうんざりしていることだろう・・・」と独白しているシーンからもわかるように、作者は意図的に焦らしのテクニックを多用している。

もちろんそれが功を奏して作品のリーダビリティは高い。でもあまりに焦らしが繰り返されるせいで、焦らしが出てくると『どーです焦れてますか?まんまと私の術中にはまってますね』とほくそ笑む作者のにやけ顔が浮かんでくる始末。すると必然的に、気持ちは没入していた作品世界から引きはがされスーッと醒めてしまう。

せめて探偵の日誌だけは、それらしく簡潔明瞭に淡々と事実を記していれば素晴らしく楽しめる作品になったのに。
彼女のいない飛行機 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:彼女のいない飛行機 (集英社文庫)より
4087607100



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