時は殺人者



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    初公開日(参考)2021年10月
    分類

    長編小説

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    時は殺人者 上 (集英社文庫)

    2021年10月20日 時は殺人者 上 (集英社文庫)

    バカンスで、コルシカ島の父親の実家を家族4人で訪れたクロチルド。だが、一家の乗った車が崖から転落し、運転していた父と、母、兄が亡くなった。ひとり助かったクロチルドは、この悲劇から27年後、事故以来初めて、夫、娘とコルシカ島を訪れる。そこに届いた一通の手紙。それは母の筆跡で、母と自分以外知るはずのない事柄が書かれていた。母は生きているのか!?強烈な謎で幕を開ける物語!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

    時は殺人者の総合評価:6.90/10点レビュー 10件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    多少の物足りなさはあるものの

    これがビュッシ氏の描き方なのかもしれません。
    「彼女のいない飛行機」や「黒い水連」に似た感じもありますが(題名から期待して読むと、最後はちょっとガッカリもの?)
    結末を追うというよりも内容をジックリと読ませたい作家さんなのかもしれませんね、そういう点では成功していると思います。

    三冊ともタイトルがいいですから、やっぱり手に取ってしまいますよね、表紙もなかなかいい味してますし。

    さて四冊目はどうでしょう。やっぱり読んじゃうかも!?


    ももか
    3UKDKR1P
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (6pt)

    華やかな恋愛、意表を突く犯人。でも冗長だ

    「彼女のいない飛行機」、「黒い睡蓮」に続くフレンチ本格謎解きミステリーである。
    27年前に父親の故郷・コルシカ島でのバカンス中に交通事故で父、母、兄を亡くし一人残されたクロチルドは、自分の娘に祖父母の悲劇を伝えるために夫、娘を連れてコルシカ島を訪れた。すると、滞在先のバンガローに一通の手紙が届き、そこにはまぎれもなく母の筆跡で「あなたの姿を見たい」と書かれており、母とクロチルドしか知らないはずの事柄が書かれていた。事故で死んだはずの母は生きているのか? 亡くなったのなら、この手紙は誰が、どんな意図で寄こしたのか? 謎にとりつかれたクロチルドは当時の事情を知る人々を訪ね、調べ始めたのだが、身辺にはさらに不可解なことが頻発し、謎は深まるばかりだった…。
    27年前の事故の真相、現在の母の生死という大きな二つの謎が密接に絡み合う複雑怪奇なストーリーが、27年前はクロチルドの秘密日記、現在はクロチルドの語りで展開される。その中に、コルシカ島独自の文化の明と暗、若者たちの恋愛、大人の恋と不倫などがちりばめられている。よく言えば単純な謎解きだけではないきらびやかな物語だが、意表を突く謎解きの部分も含めて緊迫感に欠けるものとなっているのが残念。
    第一作「彼女のいない飛行機」が傑作だっただけに、作品ごとにガッカリ度合いが高まっているのが惜しい。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (3pt)

    ネタ切れ?

    けっこう楽しめるが、前2作に比べるとなんか平凡でインパクトに欠ける。ネタ切れで普通のミステリーを書いてみました!的な感じがする。
    時は殺人者 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:時は殺人者 上 (集英社文庫)より
    4087607747
    No.7:
    (2pt)

    くどい

    過去と現在を行き来する構成は良くあるが、行き来しても何も進ま無い時間が長くてダラダラしてしまう。疲れる。また本格的ミステリーという割には、推測できない事実の後付けが多すぎる。最後のシーンの後に、またダラダラと物語が続き、何も想像させてくれない。
    時は殺人者 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:時は殺人者 上 (集英社文庫)より
    4087607747
    No.6:
    (2pt)

    くどい

    過去と現在を行き来する構成は良くあるが、行き来しても何も進ま無い時間が長くてダラダラしてしまう。疲れる。また本格的ミステリーという割には、推測できない事実の後付けが多すぎる。最後のシーンの後に、またダラダラと物語が続き、何も想像させてくれない。
    時は殺人者 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:時は殺人者 下 (集英社文庫)より
    4087607755
    No.5:
    (4pt)

    カスタマー

    たいへん面白く読みました。推理もわかりやすく、すぐれていました。
    少し長すぎるように感じました。特に会話の部分が。
    時は殺人者 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:時は殺人者 上 (集英社文庫)より
    4087607747
    No.4:
    (4pt)

    地中海の孤島における27年前のミステリ

    フランス人の女性クロチルドが、15歳の時に一家で父の故郷であるコルシカ島を訪れたが、カーブを曲がり切れず車ごと崖から転落し、両親と兄を失う場面から幕が開ける。
    27年後、42歳になったクロチルドは事故以来初めて、命日に合わせて夫と娘(15歳)とともに再訪。
    ひとり思い出と感慨深さに耽るが、間もなく、母の文字で書かれた謎の手紙が彼女の元に届けられる。
    母は生きているのか…?

    1989年と2016年が交互に語られながら、物語は進む。
    島で知人や関係者を訪ねて歩くうちに、次第に明かされていく思いがけない真相。
    クロチルドや兄二コラを含む当時島に滞在していた十代の男女の交友関係、大人たちの不倫関係、愛憎、孤島における旧態依然の掟やしきたり…。
    終盤、謎が解明していくところは怒涛の展開だ。犯人は私にはさっぱりわからず、明らかになったときは「え?そんなはずはない」と上巻に戻って何箇所も読み直した(きっとあなたも!)。
    登場人物が多い上、巧みに隠されている。……しかし伏線は確かにあった。見事な手法だ。
    地中海に浮かぶコルシカ島の風景にも魅せられる(コルシカ島といえばかのナポレオンの出生地ということしか私には知識がなかったが)。
    男女関係のくっついたり離れたりのドライな感性も、フランス風だ。

    残念なところは、1989年に関しては当時クロチルドが書いた詳細な物語風日記の内容で語られていくのだが、若者目線の不必要な記述が非常に多いこと。本来ミステリなのでじっくり読みたいのだが、冗長でどうでもいい箇所が多いことから、途中まではたいへん読みづらかった。
    また、15歳のクロチルドが日記の中で納得時「オーケー」と何度も語るのだが、原文はフランス語であるはずなので、読んでいて違和感があった。訳者によるものと思われるが。

    しかし終盤の展開はすごく、ノンストップで魅せられた。
    読後感もよく、前述のウザいところが少なければミステリとして満点。
    時は殺人者 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:時は殺人者 上 (集英社文庫)より
    4087607747



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